1983年7月に発売され、日本で社会現象を巻き起こした

家庭用ゲームハードであるファミリーコンピューター


最初の2年ほどは任天堂のファーストと、一部サードの限られたタイトルの発売であったが

発売から3年目に発売された、スーパーマリオブラザーズからそのブームに火が付き

それ以降ドラゴンクエストなどの社会現象を生み出した一大ムーブメントが発生した。

スーパーマリオブラザーズの大ヒット以降、ファミコンには多くの会社がその夢のある

市場に参戦しており、中には普段ゲームとは無縁のような会社(実はエニックスも不動産情報提供会社が元だが)が

次々とファミコンの開発、或いはパブリッシング事業に参入して、市場はさながら

玉石混交のカオスな市場へと突入していった。今のスイッチブームもそれに近いものがあるが。


玉石混交と書いたとおり、ファミコンブームは当時の熱狂を知るものからすれば

まさにバブルのような状況であった。その結果、ドラゴンクエストのような大ヒット作品が多く

発売された影で、正直このブームに乗っかりたかっただけだろう…とも思わせるような

俗に言うクソゲーも多く量産されることになってしまった。


今でこそ、笑い話になるようなクソゲーも、当時はなけなしのお金をはたいたり

親にねだって買ってもらったソフトがクソゲーだと、それはもう落胆が激しかったものである。

しかし、他に比べるゲームも基本的にはほとんどなかったのでそのクソゲーをしゃぶりつくしたりもしたがw


と、そんなファミコンバブルに沸いていた1987年にホット・ビィ(HOT・B)という

今は既に無くなっている会社から、とある問題作品が出ていた。それが星をみるひとというゲームである。

発売当初はおそらく購入した人が少なかったであろうことと、クソゲーという認知自体がほとんどされていなかったという

時代背景もあって注目はされていなかったものの、後にそのクソさぶりが一部のゲーマーに知れ渡ることになった。

様々な問題点があり、どれもがゲームバランスを著しく損なう致命的なバランス崩壊ゲーで、ひどい内容の代表格としては

スタート地点の一歩左に街があるのにその街のグラフィックが無いという

ドラクエ2が出た年と同じ年に発売したとは思えない、とてもユーザーに対して苦行をしいてくるRPGとなっている。

有名なクソさぶりの内容については、ゲームカタログの記事に詳しい。

元のゲームシステムはクソだが、その世界観とストーリーは一定の評価がされており

ネット時代の現代に有志が完全に趣味の形でSTAR GAZERというタイトルでリメイクされたものが

非公式で配信されており、クソゲーとして一定のコアなファンがついているタイトルとなっている。


そんな今ではファミコンの伝説のクソゲーの一作として認知されている星をみるひとが

まさかのスイッチに移植…という、本当に今は2020年か!?と疑うようなニュースが飛び込んできている!


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伝説のクソゲー『星をみるひと』が2020年夏スイッチに配信決定!

ファミコンのRPGには恐ろしい難易度を誇るゲームが幾つかあるが

その中でも最上位の難易度を誇るであろう『星をみるひと』

明らかに調整不足と思われる内容で出されたこのタイトルが、まさかのスイッチに配信が決定したことが

その発売元であるシティコネクションのリリースにて正式発表となっている!

 シティコネクションは、Nintendo Switch用RPG「星をみるひと」を2020年夏に発売する。価格は990円(税込)。

 「星をみるひと」は、1987年にホット・ビィよりファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたRPG作品。主人公は超能力を持った記憶喪失の少年「みなみ」。荒廃した未来の巨大都市を舞台に、世界の謎を解き明かすべく、仲間とともに旅をする。管理コンピュータやマインドコントロール、襲い来るロボットや改造生物といった数々のSFの要素が登場し、当時の家庭用ゲームではあまり見られなかった世界観を描いていた。短編ながらも衝撃的な展開が待ち受けるストーリーや、プレーヤーの選択に委ねるマルチエンディングシステム。そして非常に高い難易度を誇る本作は、今でもファンの間で語り草になっている。

 Switch版では当時の雰囲気はそのままに、冒険をサポートする機能やオプションが追加される予定となっている。過去に本作をプレイした経験がある人もない人も楽しめるよう制作が行なわれている。


エイプリルフールは一ヶ月前のはずだが?

シティコネクションによると、オリジナルそのままで遊びやすい機能を追加している…とのことだが…

もし基本当時のままの移植であれば、流石に990円という値段は

チャレンジャーすぎはしないだろうか…(笑)ああそうか。この値段でこのゲームを

全く知らない人が購入してクソゲーと怒りを買うことを防ぐための価格設定か(穿ち過ぎ)


このゲームはとにかくUIが非常に悪く、歩くときの動きの遅さや

戦闘時にパーティーのヒットポイントの一部が表示されないとか

不親切極まりないUIなのだが…その点も全て丸々移植するのだろうか?

そこまでやれば、こだわりは買いたいと思うが、しかし990円はネタでも高すぎると思われる。

これをリリースする企画を練った馬鹿野郎の顔を拝みたいものだ(褒め言葉)


ちなみにシティコネクションはかつて、この星をみるひとを作ったホット・ビィの

ゲームの曲を集めたサントラを発売していたりする。ジャケットは星をみるひとだったりw



こちらは現在プレミアサントラになっていたり。この辺りの絡みでの今回の復刻ということだろうか。

ちなみに管理人はこのCDを持っていたが、現在は売却済みである。誰も興味ないと思うが←


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