今年の3月で発売から4年が丸々経過し、今は5年目を迎えているニンテンドースイッチ。
発売から4年強となった今年の3月末…すなわち2020年度末の時点での
全世界の普及台数は既に8400万台を越えており、順調に行けば
今年中に全世界1億台に到達するのも確実という売れ行きを見せている。
昨年は一年間で2800万台以上を全世界で売り上げるなど、まさに絶好調の売れ行きを継続している。
昨年の販売台数は正確に言えば2883万台。2月・3月のスイッチ生産が厳しかった
状況がなければ年間3000万台も夢ではなかったほどの売れ行きを見せていたニンテンドースイッチ。
当然ながら新規ユーザーも多かったのは間違いないだろうが、任天堂の調査によれば
このうちの約20%分ほどが2台目以降の需要だった…そんな結果が確認されている。
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2020年度のニンテンドースイッチ販売台数のうち約20%は2台目以降の需要であったことが判明!
いつでもどこでも誰とでも…を、キャッチコピーとしているニンテンドースイッチ。
基本は据え置き機に分類されるが、携帯機にもなれるハイブリッドハードということで
そのお手軽さは、他の据置ハードにはない独自の強みとなっている。
その携帯性を推すために、携帯特化型の廉価モデルとなっているLiteも発売されているわけで
任天堂としてはGBやDSで培ってきた、携帯機のノウハウも惜しみなく投入していると思われる。
マリオカートやマリオパーティのようなパーティゲームが強いのは任天堂さながらであるが
更にはポケモンシリーズやあつ森など、一人でコツコツとやって積み重ねていくような
タイトルもスイッチは充実している。まさに任天堂の強力なソフト資産が一つに
まとめられたからこその多様性と言えるが、こういったタイトルは家でじっくりやるよりは
持ち出して空いた時間にちまちまと進められる携帯機の特性と相性が良いのも間違いない話である。
他のハードと較べると値段も抑えめなスイッチ。更に廉価版のLiteは2万少し出せば買えるとあって
このハードは複数台購入がかなりしやすいハードとなっている。実際のコアなユーザーでは
家に繋いで置いておく本体と、持ち運ぶ用本体を購入して使い分けているという意見も
結構見ることが多く、一家に一台ではなく一人一台という購入を行っている人もいるようである。
管理人も発売日に買ったスイッチともう一台、スイッチを追加しようかと常に悩んでいる状況ではあるが
新型スイッチの影も見え始めている今の現状、未だ踏ん切りがつかない状況であったりする(笑)
こんな優柔不断な管理人は別として、スイッチの2台目以降需要というのは相当強いようで
古川社長によれば、2020年度売り上げた全体の台数に対し、約20%ほど…大体数字にすると
580万台ほどが2台目以降需要だったということが明かされたとのこと。
2020年は新型コロナウイルスのパンデミックのため世界中の人々が自宅で過ごす時間を楽しむため、ゲーム機の需要が非常に高くなりました。Nintendo Switchも2021年3月期に前年同期比で44%増と好調を維持しています。そしてゲーム情報サイトのGamasutraは、任天堂の古川社長が、投資家向けの質疑で2021年3月31日までの1年間に販売されたNintendo Switchのうち、約20%はすでにSwitchを持っている世帯だったと述べたことを報じています。
昨年のSwitch販売台数の約20%というとだいたい580万台に相当し、Switch本体の購入用途は家族のために購入されたとのこと。またSwitch Liteはほぼ2台目以降の需要を満たすためのものでした。
ただ、古川社長は2台目需要はまだまだあると見ており「ハードの販売台数が伸びても、1世帯あたり複数台の需要が増えると予想している」、特に「アジアでは大幅な販売増が続いているほか、欧米も人口を考えればまだまだ十分な需要の余地があると考えている」としました。
任天堂がどのような形でこの統計を出したのかは、記事を見る限りでは読み取れないが
任天堂の好調さを表す本体の売れ行きのうち、2割ほどが2台目需要というのは凄まじい話である。
特にLiteがほとんど2台目需要となっているという話は興味深い話で、携帯型にあえて特化させた
Liteが2台目以降のサブ機としてその地位を得ているということがわかる。
携帯型に特化させたからといって、通常のスイッチでしか動かないタイトルがあるというわけでもなく
コストダウンさせたことによって買い求めやすくなるということからも、このLiteも
間違いなく好循環を生み出す要因の一つとなっているのは間違いないことであろう。
本体が売れれば、人によっては家用と外用で同じソフトを2本買うということも考えられ
実にうまくできた戦略だなと、改めて任天堂の強かさにただただ感心するばかりである。
記事内でも触れられている古川社長のコメントの通り、2台目需要はまだまだあると考えられ
更に新規層も増えていくことを考えると、スイッチは本当にハード寿命にもよるが
1億台などは通過点で、最終的に2億台まで行くことも十分可能なポテンシャルを秘めていると個人的には捉えている。
任天堂の今までのノウハウが蓄積された最強ハードとなりつつあるスイッチ。
一体この快進撃はどこまで進むのか。今後の任天堂の発表も当然ながら楽しみにしたいと思う。