バンナムのテイルズに関わったスタッフが制作にあたったとされ

6月にPS4とPS5の縦マルチで発売された新規IPタイトルである

SCARLET NEXUS(スカーレットネクサス)



ジャンルはアクションRPGで、制作には前述のテイルズに関わった人物が携わっている他

メディアミックスで展開もされているため、サンライズなども制作に関わっている。

なかなかにお金がかかっていそうなタイトルである。


しかし、その売上はというと、かなり惨憺たるもので

初週こそ、PS4とPS5版両方がランクインしたものの

マルチ合算で売上は3.1万本という結果が出ている。

最初の数週はランクインはしていたが、ゲームが瞬間最大風速的にしか

売れないPS市場では、既に現時点でどちらもランク圏外に追いやられている。

新規IPでありながら、メディアミックスもやっていてかなり力を入れた

タイトルであるのは間違いないが、ゲームの方の売上も微妙で

更にアニメの方も現時点では空気のような感じであるようだ。

プレイした人からの評判はそこまで悪くないように見えるのは救いではあるが

売上的にはやはり、厳しい状況であることが少なくとも日本の週販を見る限りでは

そのように捉えざるを得ない結果となっている。


発売してからまだ1ヶ月半ほどのSCARLET NEXUSであるが

バンナムが先日発表した2021年度第1四半期の決算報告書によれば

このタイトルは、なんだかあやふやな売上目標を掲げていることが確認されている。


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『SCARLET NEXUS』”今年度内”に100万本売る”見込み”

このところ、2021年度第1四半期の決算が大手企業から続々と発表されているが

そのうちの一つ、バンナムの決算報告書に、今の時点ではかなり商業的に

厳しいと思われるSCARLET NEXUSについて言及していることが確認されている。

発表によるとSCARLET NEXUSは今年度内に100万本販売を見込んでいるとのこと?

デジタル事業の家庭用ゲームでは、前中期計画のIP戦略投資から生まれた『SCARLET NEXU』が今年度内100万本を販売する見込みです。今後は、ゲームとサンライズ製作のアニメの連動により、新規IPとして育成していきます。

公式のPDFでタイトル名を間違えてしまっているのはどうなんだ…

という、どうでもいいツッコミはさておき、今年度内…つまり2021年3月末を持って

100万本販売を見込んでいる…という見通しになっているようだ。ツッコミどころしか無い…。

引用していないが、前段ではSCARLET NEXUSが好調というような話をしているが

それが後8ヶ月ほど使ってその好調な分の売上と合わせて、全世界で100万本というのは

志が高いのか低いのかよくわからない。まぁ100万本を狙うぐらいには力を入れたタイトルということなのだろう。

それにしても、この手のソフトが一番支持されるであろう日本での売上は

既に追えないものになっているし、DL版含めてもおそらく5~6万本程度しか現在日本では

売り上げていないと推測されるが、ここからどうやって100万本まで持っていくのだろうか…。


可能性としてありそうなのは、同じバンナムで海外でめちゃくちゃ売れたことから

700万本以上売れたと公称されているものの、その実態は海外で投げ売りされまくっていて

セール常連のタイトルになっている鉄拳7みたいな

感じで投げ売りしまくるのでは…という予想をどうしてもしてしまう。

一体、バンナムはどういう公算があってこの今年度内100万本見込みということを公表したのか。

そして実際今年度の4Q決算でこの見込みは達成されるのか。注目してみたいと思う。


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