コナミが1985年に、ACで発売し、その後横スクロールSTGの

一時的なブームを生み出すきっかけになったグラディウス


アーケードで熱狂的な人気を得た、グラディウスに続けとばかり

当時でも、グラディウスフォロワー…すなわち、横STGの様々な作品が

各メーカーから発売され、その頃の作品は今もなお輝きつづける金字塔的な作品がいくつか登場した。


例えば、海洋生物をモチーフにした敵が斬新だったダライアスなどが

その筆頭に挙げられるが、当時もう一作、横STGというジャンルの中で

独自の輝きを放ち、ユーザーから支持された作品が存在した。

それがアイレムが制作・発売していたR-TYPEシリーズである。


グラディウスやダライアスの敵の機体には、メカっぽさがもちろんあったが

このR-TYPEの敵は、得体の知れない生物…と言った様相の敵が多く

どこか不気味な世界観を持っており、当時の既存の横STGとは一線を画していた。

また全ての敵が、その生物のような敵というわけではなく、一つのステージを

まるまる使って巨大戦艦と対決するステージもある。

その他、後のゲームで当たり前のように採用されるようになる溜め撃ちといった要素や

攻防一体で着脱も自由自在のフォースと言った要素は、今もなお語り継がれる要素であり

まさに日本のゲーム史において、2D横STGといったら、欠かせないタイトルであるのは間違いない。


R-TYPEシリーズは、PSPの頃まで時折作品が主に家庭用でリリースされ続けており

STGというジャンルの性質上、マイナーではあるものの、概ね大体の作品は高い評価を得ている。

今でも根強いファンがいるシリーズではあるが、最近は新作が出ていないため、コアなファンとしては

おそらく物足りない状況になっていると思われる。


R-TYPEは特に1作目と2作目の評価が高く、これらはCSハード向けにも

かなりの数移植されている。特にPCエンジン版などは良移植ということでも知られている。

そのR-TYPE1と2は以前、Xbox360とPS3にそれぞれリメイクされて移植されたものがある。

それがR-TYPE Dimensionsである。

2009年にXbox360に、2013年にPS3に発売しているこの作品が

ついにスイッチとSteamでこの冬配信されることが決定となった!


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STGが集まるスイッチ。R-TYPE Dimensionsが2018冬に発売決定!

東京ゲームショウが近づいていることもあってか、ここのところ国内のメーカーの

動きが活発化しているようだ。その活発化の一つのニュースとして、今回の

R-TYPE Dimensionsのスイッチ版発売決定である。Steamにも出るとのこと。

ゲーム史に燦然と輝くシューティングゲームの金字塔
「R-Type」と「R-Type II」が3Dグラフィックに進化して
Nintendo Switch、Steamに登場


ゲームとしては、昔の作品からそこまで大きく変えているはずはないが

スイッチではいうまでもなく、手軽にゲームが楽しめるというアドバンテージと

オフラインローカルで2人プレイが簡単にできるというところが大きな利点となる。

過去の配信では、大体1000円ほどの値段がつけられているので、こちらも

そこまで高い値段での配信とはならないと思われる。少なくとも往年のファンであれば

たとえ360やPS3版を持っていても、上記の利点だけで購入を検討する価値があると考える人も多いのではないだろうか。


それにしても、往年の名作も含めて、STGが任天堂にどんどん集まっている。

過去のソフトの移植だけではなく、挟撃カルテットやRXN-雷神-といった

オリジナルのSTG(後者の評判は最悪だが)も出ている。

今後もSTGソフトのリリースは結構予定されており、Xbox360以来の

シューターにはたまらないハードに、スイッチはなりつつある。


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