2月18日午前7時より、放送時間約50分という

かつてない規模で配信された最新のニンテンドーダイレクト

短い時間でありながらも、ゲームの要点を抑えたコンパクトな紹介をすることにより

非常に濃密な紹介がされ、いつも終わるとその情報量を整理しなければならないほどの

情報が配信されるニンテンドーダイレクトは、今回もいつもの例に漏れず

非常に多くの新作ソフトの発売が発表されていた。


このブログでも何度かその噂を記事にしたいゼルダの伝説のスカイウォードソードHDの話題や

何より、来年に発売が決定したスプラトゥーン3などが大きな話題となり

特にこの手の長く遊べるタイトルは、基本的に一つのハードに一本というようなスタンスで

ゲームをリリースしてきた任天堂が、まさかのスプラについては3を同じスイッチで出すということを行った。

これは、スプラ自体が大きなIPであるとともに、スイッチが任天堂がかねてより公言していた

スイッチというハードを長期ハードにすることの裏付けになるであろうと個人的には捉えており

スイッチはまだまだ現役ハードとして市場に君臨し続けるであろうことを確信したダイレクトでもあった。


昨日の記事にも書いたとおり、配信後はツイッターのトレンドが全て

ニンダイに関しての語句で埋まったり、海外でもほぼその状態になるなど

大反響であったことは間違いなく、流石1年半もの間、本ダイレクトが

配信できなかったことに対しての、任天堂なりの大盤振る舞いにも見えた。


数々の注目新発表タイトルが今回も続々であったニンテンドーダイレクトであるが

その中で、意外な伏兵的タイトルが相当注目を集めていることが確認されている!

かつてPSで発売されたタイトルを彷彿とさせ、今もなおコアなファンがついている

タイトルを思い出させるキャラゲーが発表されている。


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クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』〜おわらない七日間の旅〜が2021年夏に発売決定!

今回のニンテンドーダイレクトで、スプラ3やスカイウォードソード、そしてスマブラの

新ファイターであるゼノブレイド2のホムラ&ヒカリの参戦などが大きな話題となっている。

またオクトパストラベラーに続くHD-2Dシリーズの第二弾として、こちらも新規IPとして

突如発表されたタクティクスオウガ臭が溢れるトライアングルストラテジーと言ったタイトルが発表された。

もはやこれだけで、相当濃密なダイレクトなのだが、ユーザーにとって意外なタイトルが

実はかなり注目を集めていることが確認されている。その意外なタイトルというのが

アニメ・クレヨンしんちゃんを元にしたゲームで、今年の夏に発売が決定した

クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』〜おわらない七日間の旅〜である。



普通であれば、この手のキャラゲーはニンテンドースイッチの厚いラインナップでは

軽く捉えられがちなのだが、このタイトルはなんとこの動画を張り付けた時点で

144万回以上再生されているのが確認されている。

スプラ3が圧倒的な再生回数を記録しているが、この再生回数は今回のニンダイ関連の

個別タイトルの動画では、2番めに大きい数字となっている。

クレヨンしんちゃんというキャラを使ったゲームでありながら、この注目度は一体何なのか?

それは、かつてPS独占のファーストタイトルとして発売されたタイトルで

今もなおそのゲーム性に対しての多くのファンがいるタイトルである

ぼくのなつやすみシリーズに雰囲気が非常に似ているからであった。



ぼくのなつやすみシリーズは、日本の田舎を舞台としたノスタルジックに浸れる一作。

大体の子供が経験したであろう、田舎のなつやすみという舞台装置はプレイした人の

多くの琴線に触れるタイトルとなっており、売上的には決して派手ではなかったものの

多種多様なソフトがあった初代PS時代の代表的なゲームとして、ユーザーからは好評を得ていたタイトルである。

しかし、シリーズ自体は2010年にPSPで発売されたタイトルを最後に、IPは完全に途絶えており

また今のPS自体が、ゲームカラー的にこの手のゲームとの親和性が絶望的なこともあって

続編は夢のまた夢とされてきたが、そこにこのクレヨンしんちゃんのタイトルが発表されたということである。

しかも、メインの製作者として携わっているのは、そのぼくなつシリーズを作った

綾部和氏であるというのだから、非常に驚きである。

 JNSホールディングスの子会社であるネオス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:池田 昌史、以下、ネオス)は、Nintendo Switch向けソフト第3弾となる【クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』〜おわらない七日間の旅〜】を本年夏(予定)に発売いたします。

 本作は、日常と非日常が織り交ざるノスタルジーな日本の町を舞台に、国民的キャラクター「クレヨンしんちゃん」のひと夏の物語を描いたアドベンチャーゲームです。シリーズ累計で約180万本を販売した「ぼくのなつやすみ」シリーズを手掛けるゲームクリエイター・綾部和が、新たに「クレヨンしんちゃん」の世界を描きます。

 自然に溢れ、どこか懐かしさのある風景の中で様々な登場人物と出会いながら展開されるストーリーやゲーム体験は、「クレヨンしんちゃん」ファンの子どもたちから「ぼくのなつやすみ」シリーズを楽しんだ大人まで、年齢性別問わず幅広く楽しめる内容となっています。

 発売に先駆けて、本日よりティザーサイトおよび公式Twitterアカウントを開設しております。

・公式サイト: https://game.neoscorp.jp/shinchan/

・ゲーム公式Twitter:https://twitter.com/crayon_natsu

<綾部和 プロフィール>

 ゲームデザイナー、シナリオライター、カレー店オーナー。

 1965年北海道生まれ。

 『ぼくのなつやすみ』シリーズゲームデザイナー 

 『火星カレー』プロデューサー

受賞歴:

 代表作『ぼくのなつやすみ』(ソニーコンピュータエンタテインメント)で日本ゲーム大賞ニューウェーブ賞受賞。

 『ぼくのなつやすみ2』『ぼくらのかぞく』が文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に、『怪獣が出る金曜日』(レベルファイブ)が北米ゲームデベロッパーズチョイスアワード・ベストナラティブ特別賞に選ばれている。

ネオスはニンテンドースイッチにて、ぷるきゃらフレンズ、そしてコウペンちゃんに次ぐ

第三弾のソフトとして今回のクレしんのこのゲームを発売とのこと。

制作の綾部氏によれば、このゲームはぼくなつシリーズには当てはまらないということだが

絵面的にはもうどこからどうみてもぼくなつ臭が隠せない状況になっており

既にユーザーからはオラ夏の愛称が定着しつつある。



綾部氏的にはそうでないかもしれないが、周りから見ればどう見てもぼくなつの精神的続編であり

今回のこのタイトルには、かつてぼくなつにハマった人を惹きつけたのは間違いないようだ。

更にタイトルの副題にあるおわらない七日間の旅という文言は、かつてぼくなつの初代にあった

バグで行ける現実にはありえない日付、8月32日バグという有名なバグがあり

今回のこの副題は、このバグを意識したのでは?という推測が早速なされていたりもするようだ。


クレヨンしんちゃんと田舎のなつやすみという世界観が非常にマッチしており

また実際にゲームの監督をしているのが、ぼくなつの綾部氏であるとなれば

もはや新たなぼくなつとして期待する人が多いであろうことは容易に想像がつき

その結果が、今回の圧倒的な再生回数につながっていると考えるのが妥当であろう。

題材的に爆売れするようなタイトルではないだろうが、かつてぼくなつを遊んだユーザーが

このタイトルを買うことは容易に想像がつき、ひょっとすると今年の夏のタイトルで

このタイトルはダークホース的な売上を見せるタイトルになるかもしれない。

つくづく思うのは、かつてのPSはぼくなつのような、ゲーマーとはまた別の層に

訴求できるようなタイトルをファーストで出していたということ。

今のPSに完全に足りない成分を持つタイトルで、それがスイッチで精神的続編となる

オラ夏が発表され、これだけの注目度を浴びているのを見るに、本当に数々のIPを

捨ててきた、今までPSがやってきたことは愚かだったとしか言いようがないと改めて感じるのであった。


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