2017年1月のニンテンドースイッチのプレゼンテーションで紹介されたタイトルで

今月の13日に、発表から1年半という時を経て、満を持して発売された

スクエニのスイッチ独占、完全新規IPのRPGであるオクトパストラベラー



HD-2Dという新しくも懐かしい手法で再現された世界は、最新の技術でありながらも

特に往年のSFC時代の数多出ていたRPGを楽しんでいた世代に、かなり刺さるものがあったようで

このグラフィックと、シナリオやキャラや音楽など、おおよそRPGで重視される要素が

全体的に高レベルでまとまっており、プレイした人からは概ね好評になっている。

日本では、やや辛口な評価が多いが、海外ではかなり絶賛なようで、少なくとも

戦闘がコマンドタイプのRPGとしては、非常に良い出来という評価をされている。

アメリカのアマゾンでは、現在レビューが150あるのだが、そのうち145レビューが

★5レビューとなっており、97%の★5率という驚異の評価を得ている。


出典:アメリカAmazonのオクトパストラベラーレビューより


実は海外でも、日本製のRPG…すなわちJRPGのファンというのは意外に多い。

彼らが求めているのはどちらかと言えば、SFC時代にあったようなRPGということで

最近のJRPGはあまり評価が高くないのが多いのだが、このオクトパストラベラーについては

海外では、日本以上に人気が高いと言えるかも知れない。


すでに日本でも初週に11万以上売上げ、今もなお品薄が継続しているが

海外でもその人気は相当なものになっているようだ!


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欧州地域の売上が、FIFA18に迫る勢いに!更にアメリカAmazonではすでに年間ランキングの34位に食い込む検討ぶりも!

オクトパストラベラー、日本でも30万は行きそうな勢いを見せているが

海外では、更に大きな売上を上げているようだ。AUTOMATONが報じた

海外での売上について言及した記事を引用する。

Nintendo Switch向け『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』のセールスが欧州全域で好調であることをGamesindustry.bizが報じている。7月15日付の欧州チャートでは、2位にランクイン。1位の『FIFA18』の売上がパッケージ版とデジタル版両方を含んでいることに対し、『OCTOPATH TRAVELER』の売上はパッケージ版のみの数字であるとのこと。パッケージ版のみで計算すれば、同作が首位になるという。

単一ハードウェアとして比較すれば、『OCTOPATH TRAVELER』(ダウンロード版を含まない)がPS4版『FIFA 18』(ダウンロード版を含む)を上回るようだ。すなわち、チャートの1位はワールドカップの後押しを受けた『FIFA 18』に譲っているものの、実質的には首位に近く、欧州全域での売上が快調であることがわかる。

ちなみにこの欧州チャートというのは、ISFE(欧州インタラクティブ・ソフトウェア連盟)が中心となり収集しているセールスデータに基づいたものだ。各ゲーム企業から地域の売上情報の提供を受けた団体が、諸国のパッケージ・ダウンロード版のセールスデータを定期的に開示している。対象地域はEMEA(Europe, the Middle East and Africa)であり、中東アジアやアフリカを含んでいるので、欧州には限定されていない。ただし、パッケージ版のデータの収集は欧州地域に限定されている。そして前述したように、Nintendo Switchのデジタル版の数字は不明(パッケージ版のデータのみ収集可能)。それゆえに『OCTOPATH TRAVELER』が、欧州全域にて好調という表現になるわけだ。

『OCTOPATH TRAVELER』の売れ行きに関しては、先日イギリスの週販チャートで僅差の3位を獲得したこと、そして日本とアメリカ、フランスのAmazonにて品切れ状態であることを報じた(関連記事)。今回のチャートでは、欧州全域でもセールスに勢いがあることを見て取れる。

さらには、『OCTOPATH TRAVELER』がAmazon.comのビデオゲームの2018年の年間チャートにすでにランクインしていることをGearnukeが指摘している。同作は2018年のヒットタイトル『ファークライ5』のPS4版に次ぐ34位に位置づけている。100位までにランクインしているタイトルのほとんどが人気シリーズの続編もしくは関連作である中、新規タイトルとして発売10日にして年間チャートに姿を見せ異彩を放っている。発売を4か月以上先に控えながらすでに18位にランクインしている『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を追い抜くのは難しいかもしれないが、今後さらなる伸びが期待できるだろう。

というわけで、日本のみならず欧州・北米といった主要CSゲーム販売地域でも

オクトパストラベラーは、非常に好調な売上を上げているということ。

何度かこのブログで言及しているが、欧州地域はフランスを除いて、大体PSが

非常に強い地域となっているので、W杯で売上の後押しを受けたFIFA18(しかもこの手のゲームは大体大きなセールを何度かする)に

肉薄…いや、FIFA18はDL版とパケ版合算なのに対して、オクトパストラベラーはパッケージ版だけの

集計とあることからも、相当な勢いで売れているのは間違いないだろう。

北米でも、アマゾンランキングでの年間ランキングに発売後わずか10日ほどでランクインしているわけで

これは大成功…海外含めての出荷は100万を軽く超えるのではないだろうか。

上手く行けば、全世界で200万本なども十分射程圏内だと思われる。


本来日本が得意としていたものの、ここ数年は永らく失われていた

ドットを主体とした、コマンド式バトルを採用したJRPGであるオクトパストラベラー。

開発者が日本向けに作ったと言及している通り、やはり日本は日本人向けに作ったほうが

結果的に海外でも受けるということを、改めて証明する好例となったのは間違いないだろう。

今回の成功を糧にして、スクエニの浅野P率いる開発チームの躍進に期待したい。

これからも、スイッチ向けのゲームをリリースしていくとの発言も飛び出しているので

3DSで中途半端にIPが終わってしまった、ブレイブリーデフォルトの復活などの

サプライズも密かに期待したいと思う。


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