毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
昨日の速報では、ロックマンエグゼ アドバンスドコレクションのスイッチ版が5.2万本売り上げてトップとなった。
一方でマルチでPS4でも発売されていたロックマンエグゼ アドバンスドコレクションであるが
その売上は7分の1近い程度の売上しかなく、正直PS4版を出す必要があったか…というレベルであった。
他には、本当に久々のシリーズ新作であったドカポンキングダム ネクストも他のソフトの本数が
少なかったというのもあったとは言え、10位にランクインしているという状況であった。
2023年度も始まり、これからGW商戦に向けてスイッチの需要も高まることが確定となる。
これからの週販が楽しみだが、まずは先週の売り上げについて
恒例の消化率なども確認しながらTOP30を見ていこうと思う。
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【ファミ通】2023年4月10日~2023年4月16日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2023年4月10日~2023年4月16日
まずは恒例の消化率。市場でプレミア化しているロックマンエグゼ アドバンスドコレクションの
スイッチ版は当たり前のように赤消化率。多分90%を超えているレベルだろう。
また、17位と20位に同じくスイッチ版のロックマンエグゼ アドバンスドコレクションの
DLカード版がランクインしており、その数字も含めると、確認できる数字的には
PS4版より7倍以上、ロックマンエグゼ アドバンスドコレクションはスイッチ版が売れているということになる。
DLカード版も消化率は最大になっており、品薄になっていたのは間違いないことが客観的にわかる結果である。
一方のPS4版は、消化率で見ると60~80%ということで、消化率的にはまずまずであるが
これはスイッチ版よりも出荷数が非常に絞られていたということも判明する事実であり
これだったらマルチにせず、スイッチ一本槍でやればよかったのではないかとますます感じる結果である。
10位に入ったドカポンはやはり余り気味。若干投げ売られる可能性はありそう。
ただ、本当に久々のシリーズ新作でこれは健闘したと言ってもいいのかもしれない。
TOP11以降の新作ソフトは、まずAtomic Heartが11位にランクイン。
消化率は緑で、これもちょっと余っているなという印象。
出荷本数は1万本程度と予測できるが、来週にはTOP30圏外になっている可能性も高いので
これも小売のほうが損切りする方向に向かう可能性はありそうだ。
25位には、かつてアーケード及びPS2やDC、GC、Xboxにも移植されていた
アルファシステム制作のSTGの復刻タイトルである式神の城2がランクインしている。
こちらも本数は少ないが、消化率としては良好かと。
ニンテンドースイッチでSTG市場は一定の規模のものが出来上がったように思える。
これからBATSUGUNなどのタイトルも出る予定があるので、一部のファンに刺さる
STGは今後もスイッチで定期的にリリースされていくのではないだろうか。
29位にはアイディアファクトリーの乙女ゲー、戦場の円舞曲 for Nintendo Switchがランクイン
アイディアファクトリーの乙女ゲーは出荷コントロールが巧みな印象があるがこちらはあまり気味の状況。
もっとも一気に売るようなタイトルではなく、少しでも売れていけばグッズ展開などで
ある程度の利益が見込めるジャンルなだけに、アイディアファクトリーは今後も
スイッチで多数の乙女ゲーを発表していくのだろうと思う。
先週の数字は全体的におとなしめ。これからのGW商戦でどれだけソフトが売れるか注目したいと思う。