毎週恒例水曜日の週販記事。今はコロナの影響で木曜日更新。

ニンテンドースイッチが発売されてから、262週目となる2022年3月第1週の週販ランキングが

先程ファミ通で更新された!


今年もあっという間に2ヶ月が経ち、季節はこれから春を迎える。

小売の動向においては、これから日本では卒業・入学・新社会人シーズンが

始まるわけで、ゲーム業界もこういった区切りでお祝いだったり

新生活で購入といった需要が増えるため、小売閑散期の2月に比べると

売上は伸びる傾向にあるというのが一般的な話である。


ただ今年は2月という小売閑散期においてさえ、ポケモンアルセウスという

有力ソフトが1月終わりに発売されたために、スイッチファミリーは

10万台ほど売り上げる週もあるという、凄まじい勢いを見せていた。

また2月のニンテンドーダイレクトで今年の有力ソフトがまたいくつか追加されたことにより

需要は発売から丸5年経った今でも、勢いが衰えそうにないという恐ろしい状況になっている。

半導体不足は、当然ながらスイッチにも影響を及ぼすわけで、今年のソフトラッシュで入手困難になる前に

スイッチを手に入れようという動きが加速する可能性もあり、まだまだ数値としては

強い数字が出るのではないかと個人的に予想している。


ソフトの方だが、先週はスイッチ・PSともに有力ソフトが出ている。

まずはPS側としては、PS初代から続き、今ではほとんどないSIEの

ファーストIPの生き残りであるレースゲームの最新作、GT7

PS4とPS5との縦マルチで発売されている。



元々はPS5独占だったものが、途中でPS4との縦マルチになった。

発売はもっとグダグダになるかと思っていたが、なんとか無事発売された。

ただゲーム的にはあまり進化が見られないというような厳しい評もあるようだ。

むしろ前作のGTSより劣化しているなどという声もあるようだが

腐ってもGRAN TURISMOなので、マルチ合算なら軽々6桁を超えてくるだろう。


スイッチ側の注目タイトルは、スクエニの最後の良心である

浅野チームがオクトパストラベラーに続く、HD-2Dシリーズの第二弾として

発売したSRPGであるトライアングルストラテジーが発売となっている。



かなり硬派なSRPGのようで、FFタクティクスなどを彷彿とさせる部分もあるようだ。

概ね新規IPとしては、プレイした人からの評判は上々のようで、またしても

浅野チームに一つ実績が加わったといったところである。


もう一つPS5独占という、非常に珍しいソフトで

スクエニとプラチナが組んで、一時期は話題になった

BABYLON’S FALLも発売しているのだが、評価が散々であることと

PS5独占、更にはオンラインゲーという売れない要素が固まっているので

こちらは特段取り上げることはしないでおこうと思う。

(2022年3月11日追記 バビロンズフォールはPS4とPS5のCSではPS独占縦マルチでした。ご指摘ありがとうございました。)

順当に行けばGT7が一位を取るはずで、トライアングルストラテジーが

どこまで売れるかというところが今回の見所と言える。

また、発売から3週目のホライゾン、2週目のエルデンリングもどうなるか。

気になる結果は見出しのあとで!


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ニンテンドースイッチ262週目は合算で9.6万台を売り上げる!GT7がマルチ合算で13.7万本売り上げる!

先程、ファミ通で更新された速報ランキングの記事は↓である。


【ソフト&ハード週間販売数】『トライアングルストラテジー』、『GT7』が好セールスを記録! Switchは累計販売2400万台を突破【2/28~3/6】


ハード販売台数・TOP10ランキングの引用を貼る。

 ファミ通発表の売上ランキング。今回は2022年2月28日~3月6日のゲームソフト&ハード週間推定販売数まとめをお届け。

 初登場の完全新作タクティカルRPG『TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー)』が首位を獲得。

 硬派で戦略性の高いバトルが楽しめる戦闘パートと、個性的なキャラクターたちが多数登場する重厚なストーリーが話題になり、86298本という好セールスを記録している。

 続いて2位と3位には、『グランツーリスモ7』のプレイステーション5版とプレイステーション4版がランクイン。

 本作は、本格的な物理演算システムでクルマの挙動をリアルに再現。実在する多数の車種が登場する点でも多くのファンから支持されているレーシングシミュレーターのシリーズ最新作。

 販売本数も両バージョンを合わせて13万7964本と、好調な滑り出しを見せている。

 先週1位、2位を獲得した『ELDEN RING』は、プレイステーション4版が55310本、プレイステーション5版が14746本を売り上げ、それぞれ4位と6位にランクインした。

 一方、ハードに目を向けると、発売69週目のPS5はスタンダードモデルとデジタル・エディションを合算して25679台、Xbox Series X|Sは合算で1321台を販売。Nintendo Switchの累計販売台数は、全モデルの合算で2400万台を突破した。

ソフト推定販売本数TOP10
1位(初登場) Switch TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー)
86298本(累計86298本)/スクウェア・エニックス/2022年3月4日

2位(初登場) PS5 グランツーリスモ7
73399本(累計73399本)/ソニー・インタラクティブエンタテインメント/2022年3月4日

3位(初登場) PS4 グランツーリスモ7
64565本(累計64565本)/ソニー・インタラクティブエンタテインメント/2022年3月4日

4位(前回1位) PS4 ELDEN RING
55310本(累計24万3800本)/フロム・ソフトウェア/2022年2月25日

5位(前回3位) Switch Pokemon LEGENDS アルセウス
50481本(累計212万30本)/ポケモン/2022年1月28日

6位(前回2位) PS5 ELDEN RING
14746本(累計10万4763本)/フロム・ソフトウェア/2022年2月25日

7位(前回6位) Switch マリオカート8 デラックス
14339本(累計447万426本)/任天堂/2017年4月28日

8位(前回10位) Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
11399本(累計479万4715本)/任天堂/2018年12月7日

9位(前回8位) Switch マリオパーティ スーパースターズ
9957本(累計89万5966本)/任天堂/2021年10月29日

10位(前回11位) Switch Minecraft
9474本(累計254万2200本)/日本マイクロソフト/2018年6月21日

中略

※本ランキングの推定販売本数は、パッケージソフトおよびダウンロードカード、本体プリインストール版を合算したものです。

ハード推定販売台数
Switch/26126台(累計1806万7043台)
Switch Lite/15441台(累計460万8818台)
Nintendo Switch(有機ELモデル)/55385台(累計133万3707台)
PS5/22550台(累計121万651台)
PS5 デジタル・エディション/3129台(累計21万8138台)
Xbox Series X/748台(累計85675台)
Xbox Series S/573台(累計72709台)
PS4/11台(累計781万9353台)
Newニンテンドー2DS LL/511台(累計118万3316台)

というわけで、ニンテンドースイッチの262週目はノーマルスイッチが26,126台

Liteが15,441台、そして有機ELモデルが55,385台を売り上げ

前週からの累計売上台数は合算で24,009,568台となった。

スイッチは相変わらず好調で、またしても10万台近い数字を売り上げることに。

ファミ通が珍しくスイッチの2400万台という売上に言及。

次の国内ゲームハードの売上のマイルストーンは、3DSの2526万台であるが

その数字にあと125万台ほどと迫っている状況に。

今のスイッチの売上であれば、ここから100万台積み上げるのは容易なはずであるので

今年中に3DSの売上はいよいよ超えることが間違いないだろうと思われる。

PS5は3週続けて有力ソフトが出たが、それでも本体の上限が今週ぐらいの数字となっているようだ。

結局の所出荷が出来ていないだけなのだろうが、それでも有力ソフトが出たとしても

本体が牽引される気配が見えないのは、寂しい限りである。

また気づけば、PS5の台数とスイッチの有機ELのみの台数が

いよいよ10万台を割ってきている状況で、年度内にひょっとすると

有機ELだけの台数で、PS5の売上を抜き去ってしまう可能性が高くなってきた状況でもある。


ソフトはグランツーリスモ7が合算なら当然の1位であったが

それぞれ個別の売上では、トライアングルストラテジーより

売れていない状況であることが確定となった。

初代PSではミリオンヒットを記録した、国産リアルレースゲームの雄も

落ちるところまで落ちたと言ったところか。

前作にあたるナンバリングでない、GTSportの初週売上が15万本だったので

それにすら及ばなかったことになる。しかもGTSportはPS4のみの発売である。

GTSの最終売上は21万本となっているが、このGT7もそれぐらいの数字で落ち着いてしまいそうだ。

唯一、PS5版のほうが売れたということは明るい材料かもしれないが

やはりマルチで出したことによって、PS5を大きく牽引できるようなソフトではなくなってしまった。


3週目のホライゾンは完全にランキング圏外に、エルデンリングは両方ともに

まだTOP10圏内となっているが、いつものPSソフトらしい売れ方になっている。

年度末までには、少なくともPS5版はランキング圏外にいっていそうだ。

PS5のソフトとしては国内初となる10万本超えのタイトルとなったが

PS5が発売してすでに1年半近くが経過しているわけで、それでようやく

6桁台の販売ソフトが出てきたというのは、あまりにもソフトの売れ行きがまずすぎる事態である。


トライアングルストラテジーはまさかの単独TOPを記録。

6桁にはわずかに及ばなかったが、今後の売上で確実に6桁販売には到達するだろう。

今のスクエニでFFとドラクエ以外でこれだけの売上を出せるタイトルは

ほぼ無いだけに、ますます浅野チームの存在感が強くなっている状況である。

マリオカート8DXが先月のニンテンドーダイレクトで追加コースDLCを

配信することを決定してから、売上が非常に安定している。

こちらもどれだけ売れるか、今後の伸びに要注目だろう。

そしてBABYLON’S FALL…やっぱりだめだったようだ…。

開発に5年ほどかけているタイトルで、しかもこれからオンラインサービスの

維持もしていかなければならない。スクエニにとっては貧乏神のようなソフトになりそうだ。


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