毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため

新たにファミ通のデータを使っての更新となる。

ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として

発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。

今はコロナの影響で金曜日の更新となっている。


スイッチの新型有機ELモデルと、2Dメトロイドの久々の完全新作

メトロイド ドレッドが発売された241週目の結果は、やはりスイッチ本体の好調と

メトロイド ドレッドの売上が歴代でも上位に入るレベルの売れ方になっていたのが確認された。

スイッチはこれから年末商戦に向けて、需要が更に高まる時期に突入していく。

11月にはポケモンダイパリメイク、そして1月にはポケモン新作のアルセウスがあったり

サードのソフトでもメガテン5などの注目タイトルも控えているので

再加速したスイッチの勢いはまだまだ止まることはないだろう。


ちなみに、メトロイド ドレッドについては、それより前の直近で

3DSで発売された、サムスリターンズぶりの2Dメトロイドの新作となったが

元々リメイクタイトルとはいえ、3DSで2017年に発売したサムスリターンズの

初週どころか、累計販売本数すら大きく上回る結果が初週で出ている状況となっている。

更にニンテンドースイッチオンラインのカタログチケットなどで安く手に入れられることも

考えると、メトロイド ドレッドは間違いなくパッケージとDL版で10万本を

初週で越えたのは確定と言っていいだろう。

広いものにはなるが、日本でのメトロイドシリーズの初週売上を売上が低い順から

まとめている情報があったので、以下にそのシリーズごとの数値を書いていく。


*1,700 Wiiで遊ぶ メトロイドプライム 2
*4,286 メトロイドプライム フェデレーションフォース
*5,200  Wiiで遊ぶ メトロイドプライム
14,900 ファミコンミニ メトロイド
17,680 メトロイドプライム 2
30,855 メトロイド サムスリターンズ
32,613 メトロイドプライム ハンターズ
34,151 メトロイドプライム 3
39,112 メトロイド ゼロミッション
39,829 メトロイドプライム
44,103 メトロイド Other M
49,680 メトロイド フュージョン
86,798 メトロイドドレッド


というわけで、あまりにも古いタイトルは流石に記録が無いようだが

2000年代以降のメトロイド作品としては、FPSのプライムシリーズを加えても

最高の初動を記録していることが、見てわかる状況となっている。

ちなみに、ファミコンのディスクシステムで発売された初代メトロイドは

国内ミリオンを達成しているので、流石にここまでの復活は出来ないはずだが

それでも、直近のメトロイドシリーズでは最大の売上であり、海外での売上を見るかぎり

世界累計売上は、スイッチの勢いも借りて、もしかしたらシリーズ最高になる

可能性すらあると、個人的には予想している。2021年度3Qの決算結果が今から楽しみである。


さて、メトロイド ドレッドの売上が大きかったので、かなり導入部分が長くなったが

見出しを挟んで、TOP30の結果と消化率を見ていきたいと思う。


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【ファミ通】2021年10月4日~2021年10月10日のソフトランキングTOP30

本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。

なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。









出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2021年10月4日~2021年10月10日

まずは恒例の消化率。メトロイド ドレッドだがいつも余裕を持って出荷して

何週かかけてソフトを売り切ることがほとんどである任天堂タイトルにも関わらず

初週の消化率は80~100%レベルとなっている。小売には品切れが散見される状況で

場合によっては店舗ではなかなか手に入らないレベルの消化率となっている。

前段でメトロイドシリーズの直近の売上などの参考データを引用したが

その数字から見れば、むしろこれだけ売れるのは爆売れというレベルで

さすがの任天堂も、メトロイド ドレッドについては需要を読み違えたかという状況である。

消化率がこの状況であれば、今後追出荷をかければ、更に売れる可能性も出てくるわけで

最終的にパッケージだけでも国内20万本は狙えるのではないかと予測している。

年末商戦に買われづらいジャンルのタイトルなので、伸びは鈍化するかもしれないが

評判の良い任天堂タイトルはジワ売れする可能性も高いので、それに期待をしたい。


ファークライ6については、PS4版とPS5版の消化率に違いがある。

この感じだとPS5版はかなり出荷しているように見受けられる。

PSソフトは売上が長く続かないので、来週にはPS4版はまだしも

PS5版はガクッと売上が下がることが予測される。小売で投げ売りが行われるかもしれない。


ドキドキ文芸部プラス!はまずまずの消化率。この売上でこの消化率だと

大体出荷は1万5千程度と考えるのが妥当か。来週にはTOP30圏外にもなる可能性はあるが

スイッチ版は初回出荷分をさばくことは出来るだろうと予想する。


それにしても…ドキドキ文芸部プラス!はPS4版がスイッチ版がこれだけ売れていれば

TOP30に引っかかると思ったが、まさかの2221本未満…スイッチ版に比べて規制がかかっていることは

このゲームを買うようなユーザーであれば、おそらくチェックを入れていたのだとは思うが

それにしても、ここまで差がつくとは、正直思わなかったので個人的に驚いている。


また他の新作としては、乙女ゲーの終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-が5.6千本を売って15位にランクイン。

乙女ゲーはもはや一定の数売れるのがほぼ確定していて、消化率を見る限り

メーカー側としても狙い通りの売上が上がっていると言う状況になっていると思われる。

もはや乙女ゲー関連は今後はスイッチでしか出ないのは確定で、乙女ゲーを

嗜むプレイヤーはスイッチを買えという状況になっている。

全体のユーザーから見ると非常に少ないニッチな市場であるのは間違いないが

ソフトを買ってくれるユーザーでもあるので、こういうユーザーに訴求できるタイトルを

ピンポイントで出すことで、数字を取れるという状況が確定したのは

メーカー側としてはありがたい事実であるのは間違いないだろう。

それにしても、ファミ通はジャケットの掲載ぐらいしてやれと思うが。


昨日の記事で触れたアストリアアセンディングもスイッチ版のみランクイン。

数字自体は少ないが、消化率を見るとメーカー側もそこまで大きな売上は予測していないようだ。


昨日の記事のコメントであったが、ブレワイとスプラトゥーン2の

DLC込のセットは、指摘があったとおり、別集計になっていた。

ファミ通が別集計にする意図があるのかは不明だが、笑えるのは

両方ともランクインして、4枠分のTOP30を埋めてしまっているということ。

それだけ売れるソフトがPS側に殆どないので、必然的にスイッチタイトルが

2本ランキングに増えるという皮肉な結果に。


2週目のFIFAはスイッチ版のほうが順位が上がって、PS4版の売上が少し下になっている。

出荷分が売り切れているとも思われる状況ではあるが、それでも2週目にして

スイッチのほうが上になるのは、以前では見られなかった現象だと思う。

さり気なく、マリオパーティが次の新作発売間近で国内累計販売本数が200万本を突破している。

新作が発売されると旧作は流石に圏外に行くだろうが、圏外に行く前に

節目の数字を見ることが出来たのは純粋に良かったなと思う。


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