毎週恒例水曜日の週販記事。今はコロナの影響で木曜日更新。

ニンテンドースイッチが発売されてから、209週目となる2021年2月第4週の週販ランキングが

先程ファミ通で更新された!


昨日の3月3日で発売から丸4周年を迎えたニンテンドースイッチ。

先週は4年目の最後の週となり、スイッチの4年目の総括的な週ともなる。

発売から4年経って、勢いは衰えるどころかますます強くなっているようにも見え

国内では一強ハードとして、PS5がある程度軌道に乗るまでは

日本市場を席巻していくと考えられる売上推移となっている。

新型スイッチの噂も出始めてきている中、一体どんな5年目をスイッチが迎えるのか。

このブログでは引き続き週販を追っていくのを続けたいと思う。


先週は2月最後の週ということで、多くの新作ソフトが出ている。

特にスイッチでサードの有力タイトルが発売されている。

まずはその一つが、SFCの頃からシリーズが続く、現在のマーベラスの主力IPの一つの最新作である

牧場物語 オリーブタウンと希望の大地が発売となっている。



昨年末の大ヒットタイトルである、桃鉄を監修しているさくまあきら氏が生み出した

IPであり、SFCの頃から一定の根強い固定ファンがついているタイトルの最新作。

スイッチはこの手のタイトルはうまい展開と作り込みがされていれば、売れるのは

間違いない市場があるが、残念ながら今回の牧場物語については評判が芳しくない。

丁寧な作りをすれば、桃鉄の流れに乗って大きな売上も期待できるような

定番シリーズであったが、購入者からの評判は今の所悪く、初週は売れても

今後ジワ売れが起こらない可能性もあるような状況となってしまった。

サクナヒメで予想外のヒットを飛ばせたマーベラスだが、詰めが甘いと言わざるを得ない状況になっている。

初週こそランキングサイトで一位を取っているような状況ではあるので

売上はかなりのものだろうが、その分期待を裏切ってしまった出来だったのは残念の一言。


そしてもう一つ大きなタイトルは、スクエニから発売されている

3DSからのシリーズが、初めてスイッチに発売となった

ブレイブリーデフォルトIIがスイッチ独占で発売されている。



3DSの一作目が好評を得て、続編として出されたセカンドがコケてしまい

そのセカンドを黒歴史扱いするかのようなIIのナンバリングでの発売。

現時点でのスクエニ最後の良心とも言える、浅野Dチームがメインで制作したRPGだが

こちらは先の牧場物語とは対象的にかなりの好評を得ている。

小売では品薄または品切れと言った状況も見られており、セカンドの件もあって

様子見をしていたようなユーザーが、評判を聞いて買い始めているのでは?という

観測もなされているタイトルとなっている。ランキングサイトでの売れ行きを見る限り

牧場物語に次ぐ、二番手的な売上になっていると思われるが、評判がいいので

今後はその立場が逆転するかもしれない…そんな可能性を残しているタイトルとなっている。


また同じくスイッチ独占で出ているのが、人気女性向けゲームのシリーズの最新作となる

うたの☆プリンスさまっ♪Debut for Nintendo Switchも発売となっている。



2012年にPSPで発売されたタイトルの後発移植ということになるが

女性向けゲームとしては屈指の人気を誇る一作で、実際にスイッチに発売されることが

公式で発表されたときは、その発表に歓喜する声と、このタイトルが出るなら

スイッチを買うかというような声が挙がっていたのを覚えている。

スイッチでの乙女ゲーは徐々に存在感を増しており、このタイトルもTOP30以内に入るのは間違いないと思われる。


その他にはSTGタイトルが珍しく2作出ており、ダライアスのコレクションと

コットンのリメイク的なものが発売されているが、ジャンル的にランクインはTOP30で

ダライアスが入るかどうか?ぐらいだと思うので今回は割愛。

というわけで、有力ソフトも発売された2月最後の週の週販結果は見出しのあとで!


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先程、ファミ通で更新された速報ランキングの記事は↓である。



ハード販売台数・TOP10ランキングの引用を貼る。

 ファミ通発表の売上ランキング。今回は2021年2月22日~2月28日のゲームソフト&ハード週間推定販売数まとめをお届け。

 25年の歴史を誇る、牧場経営シミュレーションのシリーズ最新作『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』が、初登場にして1位を獲得。20万本を超える好セールスを記録し、今後の売れ行きにも期待が高まる。

 続いて2位には、こちらも初登場となる『ブレイブリーデフォルトII』がランクイン。累計販売本数が100万本を突破した人気RPGの正統続編だけに、ここからの売り上げの伸び率も気になるところだ。

 ほかにも『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』や『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』など、ロングヒットを記録しているNintendo Switchのタイトルが並ぶなか、8位には女性向け恋愛アドベンチャーの最新作『うたの☆プリンスさまっ♪ Debut』が食い込み、人気の根強さを感じさせる結果となった。

 一方、ハードに目を向けると、発売16週目のプレイステーション5はスタンダードモデルとデジタル・エディションを合算して33838台、Xbox Series X|Sは合算で1487台を販売。プレイステーション5は着実に販売台数を増やし、累計販売台数は40万台を突破している。

ソフト推定販売本数TOP10
1位(初登場) Switch 牧場物語 オリーブタウンと希望の大地
20万2396本(累計20万2396本)/マーベラス/2021年2月25日

2位(初登場) Switch ブレイブリーデフォルトII
93061本(累計93061本)/スクウェア・エニックス/2021年2月26日

3位(前回1位) Switch スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド
74811本(累計42万2784本)/任天堂/2021年2月12日

4位(前回2位) Switch 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~
40610本(累計197万4795本)/KONAMI/2020年11月19日

5位(前回3位) Switch リングフィット アドベンチャー
19032本(累計241万3077本)/任天堂/2019年10月18日

6位(前回5位) Switch マリオカート8 デラックス
13575本(累計369万9547本)/任天堂/2017年4月28日

7位(前回4位) Switch あつまれ どうぶつの森
13332本(累計666万8414本)/任天堂/2020年3月20日

8位(初登場) Switch うたの☆プリンスさまっ♪ Debut
10588本(累計10588本)/ブロッコリー/2021年2月25日

9位(前回6位) Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
9957本(累計417万5273本)/任天堂/2018年12月7日

10位(前回8位) Switch Minecraft
9386本(累計183万4873本)/日本マイクロソフト/2018年6月21日

中略

※本ランキングの推定販売本数は、パッケージソフトおよびダウンロードカード、本体プリインストール版を合算したものです。

ハード推定販売台数
Switch/50141台(累計1521万9554台)
Switch Lite/27908台(累計334万6656台)
PS5/30117台(累計35万6683台)
PS5 デジタル・エディション/3721台(累計66176台)
Xbox Series X/1429台(累計27883台)
Xbox Series S/58台(累計7634台)
PS4/3201台(累計776万4284台)
PS4 Pro/16台(累計157万5662台)
Newニンテンドー2DS LL/673台(累計115万6715台)

というわけで、ニンテンドースイッチの209週目はノーマルスイッチが50,141台

Liteが27,908台を売り上げ、前週からの累計売上台数は合算で18,566,210台となった。

スイッチは今までの売上からすると落ち着いているという数字だが、やはり小売閑散期の時期でも

安定した売上を残している状況にあり、このまま年度末、卒業や新生活スタート時期の

需要が再度これから増えることとなる。また今月末にあるモンハンRISEが当然ながら

本体の売上を大きく牽引すると見られ、年度末までにファミコン(1935万台)の記録を抜けるかが注目となりそうだ。

PS5もようやく需要に対しての供給が進んできた?のか、売上は最悪の時からは

随分回復はしているがソフトのランクインが全く無いので、その勢いは全く感じられない。

一体どれだけの人が国内でPS5ソフトを遊んでいるのだろうか…。


ソフトは予想通り、注目タイトルの牧場物語とブレイブリーデフォルトIIが

ワンツーフィニッシュを飾ることになった。またうたプリも堂々のTOP10圏内である。

牧場物語は売上だけみれば、良い結果だが、ここまで売れるとソフト自体の出来が悪いことがやはり悔やまれる。

ネットで悪評はすぐに拡散してしまう時代、来週の売上がどこまで持ちこたえられるかが焦点である。

ブレイブリーデフォルトIIは前述の通り、品薄が確認されているので、一時的に売上が

落ち込むと思われるが、その後ジワ売れでどこまで伸ばせるかが注目点と言ったところだろう。

うたプリも5桁の売上を越えて、下手な中堅タイトルよりも初動が良い結果となっている。

移植とは言え、オリジナルは既に10年近くも前のゲームと考えると、当時のファンはもとより

若干ではあるものの、新規も入ってきているのではないかと思われる。

今後はコナミのときメモガールズサイドなども出るわけで、この手のゲームはスイッチの独占市場となっていくだろう。


他の定番ソフトはいつもどおりの安定感だが、いよいよ桃鉄がパッケージだけで200万本が射程距離圏内となった。

今も強い需要があることが売上から垣間見られ、このあと早急に次のタイトルを

出すと言ったことさえしなければ、パッケージだけで累計300万本すらも夢物語ではないだろう。

ここに来て同社の最大ヒットを更新することとなったコナミの今後の展開にも注目と言える。


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