(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)

京都に本拠地を構える、日本国内でも老舗といって過言ではない玩具屋である任天堂

創業は明治の頃であり、既に設立されてから100年以上の時が経過している会社となっている。

かつてはカルタや花札、プラスチックトランプや麻雀牌など、やや大人向けの娯楽品を

制作しており、3代目の山内社長の代になって現在の主力部門であるゲーム関連の業務が展開されている。


ゲームウォッチやアーケードゲームで電子遊戯の生産に本格的に乗り出し

1983年にファミコンを発売して以降、ずーっとこの業界の一線を走り続けている。

家庭用ゲームの歴史だけ見ても、既に38年という歴史を積み重ねてきた任天堂。

これまでに出してきたソフトや商品というのも、凄まじい量になっているが

そんな豊富なIPを持つ任天堂がこの度、かつての自社生産工場であった建物を

再利用して、一般に公開するという事業計画を立てていることが発表されている。


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任天堂が『宇治小倉工場』の再利用策として任天堂資料館を2023年に開設することを発表!

任天堂は基本的にファブレス企業であり、ゲームハードの生産などは外部の工場に生産を委託している。

しかし、まるっきり工場を持っていないと言うわけではなく、現在は京都の宇治市に今でも

生産は行っている花札やトランプの製造、そしてゲームハードの修理受付拠点となる宇治工場を稼働させている。


その宇治工場が稼働する前には、同じく宇治市の小倉町に工場を持っていたが(現在は槇島町)

今は槇島町の宇治工場が、任天堂の拠点工場となっている。それに伴い小倉町工場のほうは

使われなくなり、建物がそのまま残っていたそうだが、任天堂が発表したところによると

その工場をリノベーションして任天堂資料館として2023年に

開設を予定していることが、任天堂より直々に発表されている。

 任天堂は本日(2021年6月2日),任天堂宇治小倉工場(京都府宇治市小倉町)の用地および建屋を,過去に任天堂が発売した商品を展示する「任天堂資料館(仮称)」として利用すると発表した。同館は“展示と体験を行う観光施設”としての集客を目指し,2023年度(2024年3月期)の完成予定であるという。

 任天堂宇治小倉工場では,主にトランプ・花札の製造や,サービスセンターとしてゲーム機の修理業務が行われていたが,それらの業務が2016年11月に宇治工場(京都府宇治市槇島町)へ移管されたため,任天堂はその用地と建屋の利用を検討していたという。過去に発売した商品を展示する資料館施設の設置についても以前から検討しており,近鉄小倉駅周辺の活性化を図る宇治市の意向を受け,宇治小倉工場を資料館施設としてリノベーションすることが決まったそうだ。

 トランプや花札,ゲーム&ウオッチ,ファミリーコンピュータを始めとしたゲーム機など,創業以来さまざまな商品を展開してきた任天堂。具体的な展示内容については明らかにされていないが,新たな観光施設として大いに期待しておこう。

リノベーションとは、調べてみるとリフォームよりももっと規模が大きく

こういった大きな建物などに大幅な改修を施し、本来の用途とは別の建物に

生まれ変わらせると言った手法のようだ。確かにかつて工場だった建物であれば

その敷地はかなりのものであるはずで、任天堂が今まで120年以上の歴史で

発売してきた歴史をこの資料館にまとめることができれば、それは非常に魅力的な施設となる。

記事にもあるように、地域社会の活性化にも活かしたいようで、実際もしこの施設が

つつがなく当初の予定通りのオープンとなれば、個人的にも一度足を運んでみたい施設となる。

今はコロナの影響で、USJのニンテンドーワールドなども思うような稼働ができず

思わぬ形で足踏みを食らわされている状況であれば、コロナ禍が落ち着けば

これらの施設が任天堂にもたらす利益というのも非常に大きくなるのは間違いない。


元が工場ということで、完成予想図を見る限りはなかなかストイックな

建物になりそうだが、逆にそれがいい味を出すのかもしれない。

予定通りの開館になることを祈りたいものだ。


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