現在は光栄と一緒になって、ゲームを制作している会社で
かつてはテーカンという会社であり、その後会社名が変わって
現在の名前になったゲーム開発会社であるテクモ。
テクモの歴史自体はかなり古く、テーカンという社名はもともと1964年に
設立された帝国管財株式会社が母体となっている。
建築関連の管理を行っていた帝国管財が様々な業務を経ていくにつれ
最終的にゲーム開発会社という変遷をたどっている会社となっている。
ざっくりというと建物のメンテナンスを行っていて、そのメンテナンスを行っている建物で
テナント募集などのノウハウを得た後に、自社でアミューズメントスペースなどを
運営していった結果、最終的にゲーム開発会社として業務を行うことになった…ということである。
そのテーカンが1986年にテクモ株式会社と商号を変更し、それから
家庭用ゲーム機…当時人気絶頂であったファミコン市場に
サードパーティーとして参入していくこととなる。
そして2010年に光栄と合併することになり、現在のコーエーテクモゲームスが誕生している。
現在は光栄側が主体となっていて、テクモの元々の開発部署は既に解散・消滅しているが
テクモが持ついくつかのIPであるデッド・オア・アライブや最近は新作は出ていないものの
今年が20周年で何かしらの動きがある?と期待されている和風ホラーの
零シリーズが、このテクモから発売されていたIPで現在も続いているIPとなっている。
そんなテクモがかつて、ファミコンで発売したアクションゲームIPの一つに
忍者龍剣伝シリーズがある。
スーパーマリオの大ヒットにより、ファミコンではアクションゲームが
様々な会社から雨後の筍のように発売されていた時期である1988年に
まずはアーケードでリリースされたあと、ファミコンでもリリースが行われた。
数あるアクションゲームの中でも、難易度がかなり高く骨太であることで有名で
テクモシアターという、映画のような演出をゲームで行うことにより
スーパーマリオ後にでた凡百のアクションゲームとは一線を画すタイトルとなった。
実際にかなりの支持を得られたのは間違いないようで、ファミコンでは3までシリーズが発売。
SFCでもこの3作をカップリングした忍者龍剣伝 巴というタイトルが発売されている(実はレアなソフト)
この忍者龍剣伝の主人公はリュウ・ハヤブサというキャラであり
デッド・オア・アライブシリーズにもプレイヤーキャラ、そしてかすみやあやねなどの
忍者キャラと関わるキャラとして重要な立ち位置となっている。
そのリュウ・ハヤブサが主人公のシリーズがファミコン・スーファミ以降にも発売されている。
それがXboxやその後のXbox360、PS3でシリーズが発売されたタイトルである
NINJA GAIDENシリーズである。
ニンジャガという愛称でファンから呼ばれるこのタイトルは
Team NINJAという制作チームがシリーズを一貫して制作している。
(Team NINJAは任天堂のメトプラシリーズやFE無双なども制作している)
3Dアクションゲームとしての完成度が非常に高く、初代については今でも熱烈な固定ファンがついているタイトル。
そんなNINJA GAIDENシリーズは、シリーズの中で通常のニンジャガイデンのナンバリングタイトルのリメイクである
Σがプラスされたタイトル、ニンジャガイデンΣ1と2、そしてシリーズファンから不評だったため
元のナンバリングに大幅に要素を追加したNINJA GAIDEN 3: Razor’s Edgeをコレクションしたタイトルである
NINJA GAIDEN マスターコレクションが、今年6月10日にPCも含めた
全マルチプラットフォームで発売されることが既に発表されている。
Σ自体は、元のほうをプレイしているファンからは不評なものではあるが
そもそも今回のコレクションに入っている中で一番直近で発売された
NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edgeでさえ2012年発売のタイトルとなっている(Wii Uのロンチタイトルでもある)
それからもう一つ、2014年にNINJA GAIDENの名前を冠したゾンビゲーが発売されているが
こちらはシリーズファンからの不評を買っているタイトルで、ファンの間からはコレジャナイと言われるタイプのゲームである。
と、シリーズ自体はコアなファンがいるものの、作品としてはそれほど発売されていない
忍者龍剣伝シリーズになるNINJA GAIDENシリーズ。今回のコレクションはNINJA GAIDEN 3: Razor’s Edgeからみて
実に9年ぶりのタイトルということになるわけだが、これが売れれば続編も…?
というような話を、開発者がファミ通のインタビューにて語っている。
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コエテク「『NINJA GAIDEN:マスターコレクション』が売れたら4の制作も考えたい。
前述の通り、NINJA GAIDENはゾンビものを除けば、そのシリーズは9年ほど出ていない。
今回出るコレクションも、あくまで過去タイトルの詰め合わせであり、完全新作ではない。
これだけ間が空いていると、NINJA GAIDEN自体、もはやシリーズが終焉しているのか…と思いきや
このNINJA GAIDENコレクションが売れれば、4の制作もしたい…という意欲を開発者が
ファミ通のインタビューにて語っているのが確認されている!
――今回の『マスターコレクション』の発売により、続編の可能性も出てくるのでしょうか?
安田『マスターコレクション』の反応や、結果を見て、前向きに検討したいですね。ヒットしてくれれば、つぎにつながる可能性も大きくなるでしょうし。正直、まだ企画としてあがってもいませんが、よくスタッフたちと「続編を作るとしたら?」などという話もします。『3RE』の開発を経て、やはりシリーズに必要なものはコレだろうと見つめ直した経験もありますから、『NINJA GAIDEN』がどういうゲームなのかは把握しているつもりです。
その中で、時代とともにアクションゲームの在りかたというのも変わってきていますから、しっかりと時代に合わせて進化させる必要があります。 昨今は純粋なアクションゲームもヒットを飛ばしていて、アクションゲームファンもどんどん増えていると思いますし、ぜひ“NINJA GAIDEN 4”をお届けしたいですよね。また、Team NINJAにとって、リュウ・ハヤブサという存在は、本当に大事なものです。リュウ・ハヤブサが世界最高の忍者であることを、もう一度世界の皆さんに知ってもらう機会が、本作だと思っています。
――ちなみに、某大乱闘ゲームにリュウ・ハヤブサを出してほしいと、よくファンが言ってますが……。
安田招待状お待ちしています(笑)。
引用元: 『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』インタビュー。『Σ』版の収録理由や、追加要素の有無などの仕様、今後の展望をTeam NINJAブランド長・安田文彦氏に訊く
というわけで、これから発売されるコレクションタイトルに反響があれば
完全新作となる4を作りたい…というインタビューとなる。
実現するかどうかの売上基準は明かされることは無いだろうが、ただ爆発的に
売れるようなタイトルでもないと思うので、安田氏の願望が叶う可能性は
低いのではないかと個人的には思っている。
しかし、根強いシリーズファンがいるタイトルであるのも間違いないので
売上が良ければワンチャンはあるわけで、シリーズファンとしては新作を望む人もいるのは間違いないだろう。
ただ今の時代に、かつての支持されたニンジャガのような表現などができるかといえば
かなり厳しくなるであろうことも間違いないわけで、現時点ではあくまで
こういう願望を開発者側が持っているととどめておくのが賢明であろう。
旧箱の初代&BLACK、360の2、DSのDragon Sword 、WiiUで3REと買ってはきたが、板垣抜けてからはどうもなあ……?
板垣も板垣で独立後はさっぱりだし。
独立してうまくいくパターン・そうならないパターンの中で板垣氏やTeam NINJAなどは後者だと個人的にも思います。
果たして今の安田氏はどこまで本気なのか。結果がわかるのは相当先のことでしょうね。