この節目にあたり、改めて、創業者の北角浩一より受け継いだ想いを引継ぎ、今後も社業に尽力し、付加価値額の最大化に努めてまいります。
そして、弊社が取り組むべき課題は、引き続き強力なIP(知的財産)を作り出すことだと考えております。
その為に今まで以下の課題に取り組んでまいりました。プログラムのライブラリーを自社で用意する
斬新な企画を提案できるようにする(社内企画公募制度など)
企画の重点項目を定義する
仕様書の重点項目を定義する
グラフィック技術を向上させる
バグやゲーム性に対する品質の向上に取り組む
ブランド戦略を考えるいずれも「言うは易く」の内容と思いますが、努力を積み重ね、これらの能力を向上させること、そしてこれらを循環させることが、強力なIP(知的財産)を生み出すことにつながると信じております。
これらの課題を解消し国内販売20万本を超えるIP(知的財産)を作り出すこと、そして30年という節目を迎えるにあたり、永続企業として次世代の50年、100年へとつなげていくことが私の責務と考えております。
今はスイッチにも積極的にゲームを出して、昔のPS一辺倒というイメージは
すでに払拭されている、岐阜に本社を置くゲーム開発会社・日本一ソフトウェアの
新任の社長である世古哲久氏の就任挨拶より抜粋です。
このブログを運営している間に、一時期は相当やばいところまで行った日本一ソフトウェアですが
スイッチにも形振り構わず出すようになったり、一時的にファルコムタイトルの
パブリッシングをやっていたりしたことから、なんとか今はまたある程度立て直せているようです。
今年の頭にも看板IPのディスガイアの新作を発売していたりと、まぁなんとかやってきている
日本一ソフトウェアの新社長の意気込みや良しと、この挨拶を見るだけには思いますけれども
国内20万という数字すら、かなり難しいと思わざるを得ないのが現時点で嘘偽らざる感想となります。
看板IPディスガイアの最新作7すら、初週の売り上げはマルチ合算でも1.5万本程度になっていて
主力IPですら、20万本はかなり厳しいレベルの売上になっている状況です。
日本一ソフトウェアについては、自分でゲームは買ったことがほとんどないですが(どきどきシャッターチャンスぐらい←)
新規IPを出しまくるチャレンジングな姿勢だけは、一定の評価をしてはいるので
まぁ、有言実行になるように頑張ってください…と。
もっとも、今の強気な価格で販売しているうちは無理だと個人的には思っています。
新規IPで今後主力として売っていくものを生み出すのであれば、次々と新しいものだけを作るだけでなく
ディスガイアと並び立つような看板タイトルももう1・2本はほしいと思いますし
やはり、ゲームについては採算が多少落ちても適正な価格をつけるべきだと思います。
世古新社長の思惑通りになるには、なかなか高いハードルがそびえているようにしか思えませんが
新社長に変わったことで、日本一ソフトウェアに新たな風が吹き込まれるのか。まずはお手並み拝見と行ったところでしょうか。