【速報】MSによるアクティビション・ブリザード買収についてソニーの意見文書が公開!!


ただ、ただ、みじめ。

この意見文書については、別にソニーだけではなく他の主要なゲーム関連の

大手の会社に意見を求めていて、海外の掲示板にその要約を書いているユーザーがいます。


The official opinions from Sony, Ubisoft, WB, BN, Apple, Riot, Google and more about the Activision Blizzard acquisition


上記まとめの記事ですと、以下の引用になりますね。

51: 名無しさん必死だな 2022/08/01(月) 19:42:07.02 ID:J4dqWlUJ0

The official opinions from Sony, Ubisoft, WB, BN, Apple, Riot, Google and more about the Activision Blizzard acquisition
https://www.resetera.com/threads/the-official-opinions-from-sony-ubisoft-wb-bn-apple-riot-google-and-more-about-the-activision-blizzard-acquisition.614193/

SONY:開発/出版の観点から、ゲーム開発では通常、1つまたは複数の特定のプラットフォームに適応させる前に、プラットフォームとの関係で中立的な初期段階があると言います。

彼らは、すべてのゲームはプレイヤーのエンゲージメントを獲得するために競争していると考えています。プレイヤーは、価格、技術的特徴、利用可能なゲームの種類に基づいて、ゲームプラットフォームを選択します。利用可能なコンテンツは、プレーヤーがプラットフォームを選択する主な要因である。

PC向けのゲーム開発およびパブリッシングには、参入障壁がほとんどないといいます。インディーズ」ゲームを作ってオンラインで配信できるのは一人の開発者だけだが、ハイエンドのAAAゲーム(ActivisionのCall of Dutyなど)を作るには何億ドルもの予算と何千人もの従業員が必要だということだ。

Activisionを除けば、EA(FIFA)、Take-Two/Rockstar(Grand Theft Auto)、Epic Games(Fortnite)などAAAゲームを制作できる開発者/パブリッシャーは少ないという。これらのゲームは、大きな予算、数年にわたる開発サイクル、非常に協力的な信者を持つ長期的なフランチャイズになる傾向があります。

にもかかわらず、ソニーは、これらの開発者の誰も、独自のゲームカテゴリーとして傑出しているアクティビジョンの「コール オブ デューティ」に匹敵するフランチャイズを作ることができないと信じています。だからこそ、「Call of Duty」はユーザーのゲーム機選びを左右するほど人気があると信じている。実際、忠実なユーザーとのネットワークが根付いており、仮に競合他社が同様の製品を開発する予算があったとしても、ライバルを作ることはできないだろうとのことだ。

コール オブ デューティ』に関する時間、資金、従業員数、数百万人のフォロワー、売上、その他のデータポイントについて語り、いかに『コール オブ デューティ』が代替不可能な非常にユニークなフランチャイズであるかを示しています。

サブスクリプションサービスが、1回限りの料金で購入するゲームと競合することに同意しています。しかし、ゲームへの多大な投資を初期費用で回収するパブリッシャーとの関係では、定額制サービスの初期費用が安いことが反競争的となりうると考えているようです。また、ゲームの質の低下により、消費者に害を及ぼす可能性もあると考えている。

過去5年間で、ゲームパスは世界の定額制サービス市場の約60~70%を占めるまでに成長したとのことです(ブラジルではこのシェアはさらに大きく、ゲームパスはPC定額制サービス市場の約70~80%を占めています)。

競合他社が(たとえ多額の投資を行ったとしても)Game Passに有効な対抗馬を生み出すには数年かかるとみている。

Call of DutyはPlayStationにとって重要な収益源であり(データは提供されたが編集されている)、SIEにとってサードパーティからの最大の収入源の一つである。

DeepL翻訳

公式で、PS市場はサード頼みということを明言しているPSですので

CoD(コールオブデューティ。海外市場では年間のソフト売上で、ほぼ毎年一位を獲得するソフト)を

擁するアクティビジョン・ブリザードがMSに買収されて、実質ファーストタイトルになることは

もはやSIEにとっては、急所を潰されたのと等しい状況になるわけです。

そのため、マイクロソフトのゲームパスがどれだけシェアを持っているサービスなのかとか

CoD以上のタイトルを生み出せるメーカーは他に無い(だからコールオブデューティを独占しないで!)と

もはやプライドの塊のようなソニーが形振り構わず、自社を落としてでもMSとCoDを持ち上げている姿が

この公開文書の中で明らかになっているということですね。

(もっともCoDが殆ど出ていない任天堂ハードが普通に維持して、現行世代では覇権を取っているので、全くこの言い分も苦しいものになるのですが)

自分たちが優位なときは、PSNの会員数などを大きく対外的に誇って絶好調だと天狗になっていたわけですが

そのゴテゴテに塗りたくったメッキを自分の手でボロボロと剥がす発言を行ったということです。

これをみじめと言わずして、なんと言えば良いのでしょうか。


また引用部分での個人的な笑いどころとしては

>ゲームの質の低下により、消費者に害を及ぼす可能性もあると考えている。

これをソニー、お前が言うなと、言ったところですね。


結局対外的に見栄を張っていた、各種PSサービスはゲームパスには及ばないということを自白したり

自社ソフトを次々と墓場送りにして、黙っていてもメーカーの方から参入してくるからとあぐらをかいて

任天堂のように強い自社IPを全く育てずサード任せにしてきたツケが、ここに来て一気にのしかかってきたということです。

ここまでの没落はなかなかゲーム業界に限らず、見られないものではあるかと思います。

何もかもが因果応報。他の会社はそこまで批判的なスタンスはとっていないようですし、アクティビジョン・ブリザード自体が

このMSからの買収については、経営的な意味で渡りに船な話である以上、破談する可能性は

著しく低いのが今回のアクティビジョン・ブリザード買収案件です。

先の日経の記事との合せ技で、PSはいよいよさらなる縮小を余儀なくされる蓋然性は非常に高いと思います。


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