ゲーム自体は、すでに30年ほどの歴史がある古参IPである

元はハドソン、現在はコナミがその権利を所有する桃太郎電鉄シリーズ。


元はさくまあきら氏がファミコンなどでリリースした

RPGタイトルで、日本で最も有名な昔ばなしである桃太郎をモチーフとした

ゲームである桃太郎伝説のパロディスピンオフ的タイトルとして

発売されたものであったが、いつしかボードゲーム・パーティゲームの定番として

家庭用ハードでの一定の存在感を持っていたIP。特にWii・PS2・Xbox360の頃までは

シリーズが携帯機まで含めた様々なハードで展開されており、まさに定番タイトルの一つとなっていた。

桃太郎伝説シリーズは題材も難しく、今はシリーズは途絶えているがこの桃太郎電鉄は

しばらくは日本のゲーマーにとって非常に知名度の高いタイトルとなっていた。


ところがハドソンがコナミに吸収された後…具体的には2010年以降から

家庭用ハードでの発売がぱったりと途絶える。様々な憶測があり、今でもその時の

全ての真実は明かされてはいないが、さくまあきら氏がコナミの関係者と

何やら揉めたことが本人の口から明かされており、一時はもうCSには桃太郎電鉄を出さないとまで

公言することとなり、一旦はシリーズが完全に途絶える形となった。


それが2016年の暮れにたちあがれ日本の副題を関した、新作桃太郎電鉄が

3DS独占で発売(しかもコナミのIPなのに、パブリッシャーは任天堂であった)という

新作が発売されることがニンテンドーダイレクトで発表され、桃鉄を長く待ちわびたファンを歓喜させた。



6年ぶりの桃鉄新作とあって、大きな話題となり実際に40万本近いセールを上げた。

やはり桃鉄という定番ソフトの需要の強さを改めて感じた1作であったが、それからまた3年新作は出ない状況が続いていた。

しかしスイッチで作られているであろうことは、各種ゲームメディアにて匂わされており

そして最終的に去年9月のダイレクトで、桃鉄の新作がスイッチに発売されることが発表され、やはり大きな話題となった。

それが『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』というわけである。



発売は今年の11月19日。2020年の年末商戦入り口と、いつもの桃鉄の発売時期に合わされてきた。

今までの桃太郎シリーズのキャラデザの土居氏が様々な事情で今回はキャラデザが大きく変わっている。


【賛否両論?】『桃太郎電鉄』の最新作のキービジュアルが公開!キャラクターデザインは竹浪秀行氏。


今までのユーザーにとってはある意味大きな変更となるキャラクターデザインではあったが

桃鉄自体のノリは変わっていないことがPVでも確認されており、反応は割れたものの

桃鉄というゲーム自体の出来に不安を抱いているような人は殆どいなかったようである。

それが証拠に、発売2ヶ月ほど前からアマゾンランキングでは常に上位をキープし

e-shopでも予めDLが常にランキング上位に居るなど、非常に注目度が高かったのは間違いない状況となっていた。

またさくま氏も自身のツイッターで、受注が好調ということを明言していた。


【売れてほしい】さくまあきら氏「桃太郎電鉄』新作の受注が非常にいい、タイアップ状況も凄くて桃鉄に風が吹いてる」


4年ぶりの新作でもあり、さくま氏も体調的にそこまで良いとは言えない状況の中

発売された一新された桃太郎電鉄。個人的にも売れてほしいと思っているタイトルであるが

出足は絶好調ということが明らかになったようだ!


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『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』が出荷50万本を達成したことが明らかに!枡田氏も売上の好調さに言及!

アマゾンランキングやe-shopランキングで常に上位をキープし続け

確実にある程度大きな売上が見込める、今回の桃鉄。

コナミとしては異例の、ゲーム実況完全OKというような販促効果を期待できるような

制限も緩和されており、これから先配信者なども増えそうなことと

何より今年はコロナ禍によって巣ごもり需要が増えることで、さらなる売上が期待できると思われる。

フレンド限定ではあるが、セーブすらも出来るオンライン対戦が出来るようになっており

間違いなく、この冬のパーティゲームとして需要があるゲームである。


実は管理人もFCのスーパー桃鉄特典欲しさに購入を昨日したのだが

この新作桃鉄はすでに50万本出荷を達成したと、ゲーム小売の

店頭ポップにて大々的に喧伝されているのが確認されたとのこと!


出典:https://imgur.com/I81MR1G


やはり予約数やe-shopでのランキングを見て、コナミも強気の出荷をしたということだろう。

出荷したうちどれだけ売れたかは定かではないが、この桃鉄でさくま氏の補佐的な位置に立ち

実質ゲーム開発のナンバー2の地位にあった、クリエイターの桝田省治氏

初日の売上に目玉が飛び出るほどの大きな売上があったということをツイッターにてつぶやいている。



こうなって来ると初週最低30万、場合によっては40万クラスの売上があるかもしれない?

そうなってくると、スイッチの国内和サードのタイトルの売上げランキング的には

かなり上位に食い込むタイトルとなる。来週の週販が楽しみである。

また、今まで桃鉄シリーズは長い歴史がありながらも、国内で最も売れたタイトルは

70万本ほどの売上にとどまっている。これから年末商戦が始まり、桃鉄というタイトルの性質上

これからが本格的に売れる時期に突入するということ、そして最近公開された

恒例のニンテンドースイッチ本体の2020冬のCMバージョンとして、桃太郎電鉄が

大きく取り上げられ、丸々一つのCMが作られている状況となっている。



ゲームでありながら、日本の地理をあそびながら学べる要素もある桃鉄は

コロナ禍で勉強の機会をかなり失ってしまった子どもたちの教育にも良いソフトかも知れない。

また任天堂がこちらも大きな連休のある時ごとに出している無料カタログでも

桃太郎電鉄はマリオパーティと並んでオススメパーティゲームとしてプッシュされている。


「ニンテンドーマガジン 2020 winter」を配布中。デジタル版も公開!


任天堂もスイッチのパーティゲームの一つとしてプッシュしているように見える最新作の桃鉄。

売上も好調なままで維持できれば、もしかしたらシリーズ初の国内ミリオンも見えてくるのかもしれない。

今後の桃鉄の売上をしばらく注目していきたいと思う。


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