任天堂が1986年に、ファミコンディスクシステムのタイトルとして

発売した探索型アクションゲームであるメトロイド

SFの世界観を持ち、任天堂のIP群ではもっともダークな、洋ゲー寄りの世界観を持つタイトル。

主人公のサムス(全身スーツでゲーム中はわからないが女性)を操り、惑星ゼーベスを探索し

様々なアクションをこなしながらアイテムを入手しサムスを強化しながら戦うというアクションゲームで

初期の状態ではサムスが出来ることが少ないが、アイテムを取っていくことによって徐々に行ける範囲が広がり

敵を攻撃する手段も増えていくという手法を取っている。このゲームデザインは後の

アクションゲームにも多大なる影響を与えており、現在でも主に2Dアクションで

様々なところを探索して徐々に行けるところが増えていくゲームを俗に

メトロイドヴァニア(メトロイド+悪魔城ドラキュラの海外名・キャッスルヴァニアを足し合わせた造語)と

呼んだりすることが、ゲーマーの間では一般的になっている。

特にスイッチでは、多くリリースされているインディーの中堅2Dアクションタイトルに

このメトロイドヴァニアの要素を持つタイトルが多く、ホロウナイトやオリと暗闇の森(これは元々箱専用タイトルだった)

など、話題になったようなインディーアクションゲームも、メトロイドヴァニアと呼ばれているものがある。


このように一つのゲームのジャンル的なものとして、名前が使われている

メトロイドであるが、発売はゼルダの伝説と同じ1986年で、何気に今年35周年を迎えるタイトルである。

ゼルダの伝説同様、日本よりも海外でより人気の高いタイトルであるが、ゼルダの伝説と比べると

そのゲームのリリース頻度は高くなく、今まで出てきたシリーズは日本ではそこまで知名度は(任天堂にしては)高くない。

しかし、国内外に熱狂的なファンを多く持つタイトルとしても認知されており

特にスイッチ元年の2017年のE3において、3DアクションFPSであるメトロイドプライムシリーズの

最新作・メトロイドプライム4の開発が発表されたときは、ロゴだけでゲーム画面など

一切公開されなかったにも関わらず、多くの熱狂的ファンが歓喜する様が確認された。


【草不可避】IGNが発表したE3の注目タイトルTOP10の3位に思わず目を疑うw


発表から発売までが短いことが多い任天堂なので、メトロイドプライム4はそれなりに

早めに発売されるかと思いきや、制作しているゲームが一定のクオリティに達していないという

任天堂自身の判断により、開発会社をレトロスタジオに変えて一から作り直すことが宣言された。


【速報】『メトロイドプライム4』クオリティアップのため発売時期が完全未定に!


この作り直しの発表がされて、早2年半近くが経とうとしているが、今の時点では

発売日は疎か、ゲーム画面も全く世に出ていない状況となっている。

昨日のE3でも、今回のメトロイドプライム4については開発している事自体は

改めて言及されたものの、情報は一切なく、まだまだ時間がかかりそうということで

ファンにとってはやきもきする状況は変わらなかったものの、その代わり…というところだろうか。

19年ぶりの2Dメトロイドの新作が今年中に発売されるということが発表されている!


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2Dメトロイド新作『METROID DREAD』が10月8日発売決定!テーマはタイトル通り『恐怖』

前述のようにメトロイドの一作目は、今から35年前の1986年に発売された。

当然その頃にはゲームの制約上、2Dアクションという形になっていたが

後にハードの性能が上がってくるに従って、FPSタイトルとなるプライムシリーズが

ゲームキューブの時代から発売されており、そちらのタイトルの4作目が現在鋭意製作中ということになっている。

3Dアクションのプライムシリーズが出てから、メトロイドはその系統のほうがリリースされてきた。

2Dアクションのメトロイドシリーズは、タイトルとは別に4がナンバリングされていた

GBAで2003年に発売されたメトロイドフュージョンが実質シリーズの最新作になっていた。

その後も2Dメトロイドシリーズは、2004年にGBAでゼロミッション、そして

2017年、メトロイドプライム4と同時に発表される形で、3DSにサムスリターンズが発売されている。

しかし、これらのタイトルは過去作のリメイクであり、厳密に言えばシリーズの続編という形ではなかった。

そこで今回発表された、メトロイドドレッド…ドレッドは恐怖という意味であるが

メイン開発者で一作目から関わっている坂本賀勇氏がシリーズの正統続編…メトロイド5として

15年越しの構想をついに形にしたということで発売が決定したとも語られている。

 任天堂は、10月8日発売予定であるNintendo Switch用2Dアクションゲーム「メトロイド ドレッド」のゲーム詳細を公開した。

 「メトロイド」シリーズの最新作となる本作のテーマは「恐怖」。圧倒的な存在となる調査ロボット「E.M.M.I.」が登場するのが本作の大きな特徴となっており、「E.M.M.I.」には通常攻撃が効かず、接触すると即死してしまうという存在になっている。「E.M.M.I.」は特定のゾーンをうろつき、物音を感知して近づいてくる。また、センサーで見られると捕まえるために高速で追いかけてくるようになる。見知らぬ惑星で、ひとりで行動する「サムス」にとって、“恐怖”そのものを表わす敵となるだろう。

 また、本作でも従来通りの「探索」や「アクション」も強化されており、フリーエイムやメレーカウンターの見直し、基本アクションにスライディングが追加されている。さらに、探索することでパワーアップアビリティを取得でき、サムスのアクションが増えていくことも紹介されている。それらのアクションでサムスの行動範囲が広がり、新たな場所へと進めるようになっていくとのことだ。

今回のこのタイトルが15年越しのタイトルであることは、以下の

坂本氏自らが語る、メトロイドドレッド開発史にて明らかにされている。



15年前から構想自体はあったものの、開発力がそれに追いついていないということで

ずっと温められてきたアイディアが、サムスリターンズを任天堂と共同開発を行った

mercurysteam entertainmentというディベロッパーの

存在が大きく、ついに今回のDreadにてその思いが現実化したという話が語られている。

シリーズ前作からは19年ぶり、そして坂本氏が費やした15年という時間で

ついに生み出されたこのDREAD。名前の通り、多くの恐怖をユーザーにもたらしそうだ。

公開されたゲームプレイ動画を見る限り、凄まじいまでにヌルヌル動いていることも確認できる状況で

これもスイッチの新たな名作の一つとしてカウントされる可能性が高い、意欲的な一作に

仕上がっているのではないかと、今から発売が楽しみというものである。


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