今現在、日本の大手寄りの中堅サードとして

様々なプラットフォームにゲームをリリースしている

パブリッシャーの一つであるマーベラス



現在の主力IPとしては、牧場物語シリーズやFate/EXTELLA。

閃乱カグラシリーズや新作が今後復活することとなる

ルーンファクトリーシリーズなどが今の所主力のIPとなっている。


前述の通り、色々なプラットフォームにタイトルを供給している会社であるが

ここ数年は割とPSのほうをメインに展開していたフシがあり、任天堂据え置きハードの

Wii Uにはソフトを供給していなかった。3DSがメインであったが、やはりPSでの展開に比べると

ややそのソフトリリースは消極的な傾向にあった。


それがスイッチが発売してからというもの、最近のゲームリリースのプラットフォームには

スイッチが必ず入るようになってきており、これから発売されるタイトルでも牧場物語の本家や

前述の久しぶりの新作となるルーンファクトリー5などがスイッチ独占で発売される予定である。


スイッチ以降、任天堂ハードにも力を入れ始めているなと感じる

最近のマーベラスの動向だが、社外取締役に、元任天堂の代表取締役専務だった

人物を抜擢することを決定し、発表を行ったようだ。


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任天堂の縁の下の力持ちだった元代表取締役専務だった波多野信治氏が、マーベラスの社外取締役に!

マーベラスであるが、実はゲーム業界の大物がかつて在籍していたことがある。

日本のマイクロソフトの広告担当であった泉水敬氏(既に退社済み)や

プレイステーションの産みの親であった久夛良木健氏が社外取締役を務めていた。

そして、今回任天堂の縁の下の力持ちとでもいうべき、数々のタイトルや任天堂の戦略に

携わってきた波多野信治氏が6月からマーベラスの

社外取締役を務めることがマーベラスによって決定されたとのこと!

ゲーム開発のマーベラスは、任天堂の元代表取締役専務の波多野信治氏(77)を社外取締役に迎える方針を固めた。6月18日に開催予定の株主総会を経て就任する予定だ。マーベラスはスマートフォン(スマホ)向けなどのオンラインゲーム事業を縮小し、家庭や業務用のゲーム事業を強化する方針を掲げている。家庭用ゲームに長年携わってきた波多野氏の知見を生かしたい考えだ。

波多野氏といえば、SFC後期~Wiiの後期ぐらいまで任天堂の様々な業務を支えた人物。

個人的には、こちらの社長が訊くの内容で語っていたことが印象深い。


任天堂の多くの有力タイトルにも関わっており、Wikiで紹介されているのを全部引用してみる。

ゲームボーイカラー
マリオゴルフGB 99.08.10 プロデューサー
マリオテニスGB 00.11.01 プロデューサー

NINTENDO64
マリオパーティ 98.12.18 プロデューサー
マリオゴルフ64 99.06.11 プロデューサー
マリオパーティ2 99.12.17 プロデューサー
マリオテニス64 00.07.21 プロデューサー
マリオパーティ3 00.12.07 プロデューサー

ゲームボーイアドバンス
くるくるくるりん 01.03.21 制作責任
ナポレオン 01.03.21 プロデューサー
黄金の太陽 開かれし封印 01.08.01 プロデューサー
トマトアドベンチャー 02.01.21 プロデューサー
黄金の太陽 失われし時代 02.06.28 プロデューサー
くるりんパラダイス 02.12.06 プロデューサー
マリオゴルフGBAツアー04.04.22 プロデューサー
マリオパーティ アドバンス 05.01.13 シニアプロデューサー
マリオテニスアドバンス 05.09.13 プロデューサー

ニンテンドーゲームキューブ
マリオパーティ4 02.11.08 プロデューサー
マリオゴルフ ファミリーツアー 03.09.05 プロデューサー
マリオパーティ5 03.11.28 シニアプロデューサー
マリオテニスGC 04.10.28 プロデューサー
マリオパーティ6 04.11.18 シニアプロデューサー
マリオパーティ7 05.11.10 シニアプロデューサー
SDガンダム ガシャポンウォーズ 05.12.01 エグゼクティブプロデューサー

DS
ジャンプスーパースターズ 05.08.08 エグゼクティブプロデューサー
ジャンプアルティメットスターズ 06.11.23 エグゼクティブプロデューサー
マリオパーティDS 07.11.08 シニアプロデューサー
ソーマブリンガー 08.02.28 シニアプロデューサー

Wii
マリオパーティ8 07.07.26 シニアプロデューサー
零 〜月蝕の仮面〜 08.07.31 シニアプロデューサー
ゼノブレイド 10.06.10 シニアプロデューサー
ラストストーリー 11.01.27 シニアプロデューサー
マリオパーティ9 12.04.26 エグゼクティブプロデューサー

錚々たるタイトルがありすぎる…

そして、今は任天堂のセカンドとして、もはや無くてはならない存在となった

モノリスソフトが任天堂の傘下に入ることになった

最終的な決定に至ったのも、この波多野氏が関わっている話になる。

企業の合併や、経営陣の交代などで見られますよね。とても難しい問題だと思います。

そうですね、どちらに偏りすぎてもいけない。でもその選択を迫られた時に、会社設立のきっかけでもあった「オリジナルなものを作り続けたい」という強い思いはあって――ではどうしていけばいいだろう? と考えていたところに相談に乗って頂いたのが、当時の任天堂専務の波多野信治さんでした。波多野さんは「もっともっとインディペンデントな独立心のあるオリジナルの、業界のどこを見渡しても無いゲームをとにかく作っていきなさい」とおっしゃってくださったんです。これがまさにモノリスソフトが目指すところだったんですね。それで任天堂の傘下に入る事にしました。

まさに、任天堂という会社がここまで大きくなるのに確実に貢献している人物の一人といえ

有能な人材が揃っている任天堂の中でも、一際目立つ功績を残している人物となる。

その波多野氏が、マーベラスの社外取締役を務めるということは、今後任天堂との

連携も期待できる可能性が高くなった…と言えるのではないだろうか。

実際、現時点でマーベラスはスイッチにかなりのソフト開発リソースを割いているわけで

さすがにマーベラスが任天堂のセカンド…というのは流石にいいすぎだろうが

それに近いポジションになる可能性も十分にあるのではないだろうか。

今後のマーベラスの経営方針を注目してみていきたいと思う。


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