かなり前に、スクエニが突如として立ち上げた完全子会社である

ゲーム制作スタジオであるLuminous Productions

スクエニから、新スタジオの責任者として、このLuminous Produtionsに

送られた人材が、FF15の最終的なメインディレクターとなった田畑端氏であった。


FF13ヴェルサスから開発が始まり、その後開発がずっとグダグダになっていた状態であった

FF15(最終的に)を野村哲也氏から引き継ぐ形で、ディレクターに就任し

発売後多くの批判は出たものの、なんとか形をつけて発売にこぎつけた。


いつ出るかもわからなかったFF15を最終的に形にし、世に出したこと自体は認められるべきではあるとは思うが

残念ながら、ユーザーの期待を裏切るストーリーのお粗末さやアラが目立つ作り込みは酷評を受けた。

それだけなら、途中から引き継いでなんとか形にして出したことから同情の余地はあったが

かつての開発者やあまつさえユーザーをもFF病として非難するようなコメントを発言したり

理想だけは一人前だが、中身がそれに伴わない大言壮語ぶりを発揮し、田畑D自体にも大きくヘイトが集まる形となってしまった。

この部分は、完全に田畑氏の自業自得な部分とも言える。


Luminous Productionsの総責任者に選ばれたことを、FF15の功績を認められ

子会社の責任者として栄転したのかという見方もあったと思うが、私的には

体の良い左遷ではないのか?といったことを以下の記事で言及した。


【体の良い左遷では…?】スクエニ田畑Dを代表とする、新スタジオ『Luminous Productions』が発足!


田畑氏は、この新たなスタジオでゲーム制作をすることを意気込んでいたようだが…

残念だが、それは叶わぬ願いとなってしまった。


Sponsored Link

2018年度2Q決算にてLuminous Productionによる特損37億円をスクエニが計上。田畑氏は10月31日を持ってスクエニから退職し、FF15のDLCもほとんどが開発中止に!

まず、今回の件の発端であるスクエニが発表した2018年度2Q決算の内訳について報じた記事を引用。

 スクウェア・エニックス・ホールディングスは本日(2018年11月7日),「平成31年3月期 第2四半期連結決算」を発表した。平成31年第2四半期連結累計期間は4月1日から9月30日となる。

 発表によれば,売上高は1122億3400万円で,前年同期比で15%減。営業利益は100億7700万円で,同61%減。そして経常利益は150億1500万円で同43.6%減とのこと。
 合わせて,37億3300万円を特別損失として計上したことが発表されており,これは,子会社であるLuminous Productionsの事業方針の見直しを行い,大規模かつ高品質なゲーム制作に集中するための減損会計などを行った結果とのこと。計上された特別損失は,すでに今回の決算報告に織り込まれている。

さて、このLuminous Productionsの特損については望月記者が以下のようなツイートを行っている。



Luminous Productionsで制作していた幾つかの中小プロジェクトの開発を中止し

これから開発する大型タイトルの開発リソースとして使っていくとのこと。

そして、中小プロジェクトの中止というのは、どうやらFF15のDLCの配信中止といったもののようだ。

 スクウェア・エニックスは,本日配信した「FINAL FANTASY XV」(PC / PlayStation 4 / Xbox One。以下,FFXV)に関する特別番組にて,本作のDLCや制作体制に関する重要な発表を行った。

 重要な発表の一つは,新DLCシリーズとして発表されていた「未来への夜明け」の4DLCのうち,「Episode 外伝 アラネア『終わりの始まり』」「Episode II ルナフレーナ『自由という選択』」「Episode III ノクティス『最後の剣』」の制作が中止となり,「FFXV エピソード アーデン」のみ,2019年3月のリリースを目指して制作を続行するというもの。

 これは“会社”(スクウェア・エニックス)の重要な方針変更に伴うものであり,具体的には,Luminous Productionsの開発するAAA(トリプルエー)タイトルに開発リソースを集中させることに決まった結果であるという。スクウェア・エニックス・ホールディングスの平成31年3月期 第2四半期連結決算でも「Luminous Productionsの事業方針の見直し」というトピックがあったが(関連記事),それに関係するものであると考えてよさそうだ。

FF15のディレクターであった、田畑氏がLuminous Productions…どころかスクエニから

10月31日を持って、離れていたことも同放送内で明らかにされたとのこと。

田畑氏からのメッセージについては以下の記事からすべて見れるようだ。

また、本作のディレクターで「FINAL FANTASY XV UNIVERSE」のプロデューサーでもあった田畑端氏が開発スタジオLUMINOUS PRODUCTIONSおよびスクウェア・エニックスから離脱することが発表されました。同氏は「どうしても実現させたい仕事がある」として、自ら事業を立ち上げて新たな挑戦に向かうと伝えています。




追加DLCのうち3つが開発中止。そのDLCで真のEDを描くつもりだったようだが…。

結局、FF15は最終的に未完成品で終わるという最悪の結末になるということである。

発売から2年。追加のDLCを希望にゲームを売ってこなかったユーザーたちの期待を

踏みにじるかっこうになってしまったのは、批判されてしかるべきであろう。


そして、責任者の田畑氏も退職。逃げたのか、それとも詰め腹切らされての実質上のクビなのかはわからないが

おそらく後者の方であろう。これから独立して新規の事業を立ち上げたいと語っているが

果たして、今まで散々大言壮語してきた田畑氏が、仮に新会社を設立したとしても

人材が集まるかは甚だ疑問である。いずれにせよ、業界の闇を見るかのような一連の騒動に

正直、ゲーム業界は恐ろしい…と改めて感じたのは事実である。やっぱつれぇわ…


にほんブログ村 ゲームブログへ
にほんブログ村