単体の国で見た場合に、全世界で見て北米市場についで

世界2位のCSゲーム市場を持つ国である我らが日本。


北米市場のアタリ社が最初に本格的に手掛けたCSゲームハード事業が

アタリショック(諸説あり)にて一時は壊滅的な市場になり、存続が危ぶまれたものの

1983年に京都のおもちゃ会社である、任天堂がファミリーコンピューター

リリースし(海外ではNES(Nintendo Entertainment System)1985年に任天堂が出した

アクションゲームの金字塔・スーパーマリオブラザーズの全世界での大ヒットを受けて

CSゲームは、一般大衆の娯楽として確固たる地位を築いていくこととなる。


任天堂がずっとハードホルダーでいる間に、日本ではセガやNECなどが

競合ハードを出し、海外ではアタリがいくつかのハードを出したりしていた。

その後もパナソニックやバンダイなどもゲームハード事業に参入しているが脱落し

今のところは任天堂・SIE・マイクロソフトの3社のゲームハードが主要なポジションとなっている。


日本では360を除いて、Xboxの影が薄く、実質任天堂とSIEの2機種が市場のメインとなっているが

PSについては、最新機種の5が品薄も手伝って、かなり空気な状態になっている。

それとは反対に任天堂のスイッチが、売上をガンガン伸ばしており

前世代のPS4からの差は開く一方の状況となっている。


もっともスイッチが躍進する前から、日本市場内においてのPSソフトの売上というのは

常々発表されている本体台数の累計販売台数にそぐわない数字が出ており

今現状、PS4は国内でProも含めて900万台以上売れているはずが、その台数を感じさせない

ソフトの売上数にもなっている。特にここのところの週販ランキングはTOP30の中に

PSソフトは多くても5本程度という状況が常態化しており、ますます日本市場での肩身が

どんどん狭くなっていっていることを感じる状況となっている。


ゲームハードのゲーム好きからの認識は、任天堂が一般向け・子供向け。

そしてPSが大人向け・コアゲーマー向けなど簡易に語られることがあるが

任天堂は全年齢向けのゲームを出しており、その幅広さは老若男女と言っていい

レベルでのゲームが主に発売されている。特に最近はこの傾向が2機種間で顕著で

PSには暗く重い雰囲気のゲームが多いことが、度々指摘されている。

日本のレーティングで最大のZタイトルもPS側に多い状況で

こうなってくると子供はなかなかPS自体に触れる機会が減っていると思われるが

その状況にやはり間違いなくなっていることが、LINEリサーチの結果から明らかになっている。


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今の高校生はPS4よりもWii Uのほうが所有率が高いことが判明!

かつて、任天堂とSCE(当時)が争っていた時、FF7がPSに発売されたことによって

それまで任天堂ハードでゲームをやってきた層が、たった一つのキラーソフトで

PS側に移動するという事象がおこった。管理人もそのうちの一人。

スーファミでやっていたFFがPSに移動したということで、それまで特にPSのゲームを

ガッツリやってきた訳ではなかった管理人も、一気にPSに移動したことを覚えている。

当時はまだPSにもカジュアルなソフトが多く発売されており、今のPSで発売されたならば

出ること自体が驚かれるようなタイトル…ポポロクロイスやどこいつ、森川くん2号など

初代PSの頃は、SCEも積極的に色々なゲームを開発・発売していた。

FF7だけがPSブームを巻き起こしたわけではなく、その他を固める一般的な層に

訴求できるソフトが、多くヒットしたからこそPSの全盛期があった。

しかし、現在のPSはそういった若者や一般層に訴求できるタイトルはほとんど捨てており

現在ファーストで残っているのは、みんゴルとGTシリーズのみぐらいである。

それ以外のIPは捨てて、現在はファーストタイトルすら、海外受けのほうが強いような

洋ゲーが多く発売されており、日本ではますます一般層や子供層が買いにくい市場が出来上がっている。

全年齢層に訴求できる超強力ファーストタイトルを持つ任天堂が、PSでは弱い

これらの層を一気にかっさらっている感があるが、実際今の高校生のゲーム事情を

LINEがリサーチした所、スイッチはおろか、基本的には失敗ハードという認識になっている

Wii UのほうがPS4よりも日本の高校生の所持率が高いことが判明している。

自宅にゲーム機がありますか?という質問に対しては、高校生全体で約8割が自宅にゲーム機があるということがわかりました。また、JKよりもDKの方がゲームを持っている割合が高いことがわかりました。

「あなたの自宅にあるゲーム機は?」と質問したところ、最も多かったのは「ニンテンドー3DSシリーズ」。2011年に発売された携帯型ゲーム機で、「ニンテンドーDSシリーズ」の後継機にあたります。9年前に発売されたゲーム機が、男女ともに約6割と高い保有率となっています。発売当時に購入して今も使っていたり、持ち続けていたりするからかもしれませんね。「ニンテンドー3DSシリーズ」は、今年の9月には本体の生産終了のニュースも流れました。
次に多かったのは「Wii(ウィー)」。「Wii」についてはDKよりもJKの方が、割合が少し多いのが特徴です。以降は、「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」、「ニンテンドーDSシリーズ」と続きます。「Nintendo Switch」は、2017年発売の比較的新しい機種。一時期入手困難な状況が続いたこともあり、2006年発売の「Wii」の方が、すでに持っている人が多いのかもしれません。

上位はJK・DKともに全て任天堂のゲーム機が占めており、6位以降にPlayStation系のゲーム機がランクイン。PlayStationはJKよりもDKに人気が高いようです。特にDKが持っている割合が高かったのは「PlayStation4」と「PlayStation Vita」で、それぞれ2割台持っている人がいました。


出典:LINEリサーチ


というわけで、Wii Uが男子高校生も女子高校生もPS4よりも所持率が上という結果に!

統計データになるが、統計学上問題ないくらいの母数はあるはずなので、全国の高校生で

調査をしたとしても、だいたいこれに近い数字が出るということになる。

男子高校生は僅差ではあるが、やはり女子高校生での任天堂ハードの稼働率が大きい状況になっている。

プレイしているソフト上位15も男子高校生側のウイイレ・モンハンワールドだけが

任天堂ハードで出来ないもので、それ以外は全て任天堂ハードでできるものとなる。

今の高校生が、今度は子供を持つような年になってくると、更に任天堂が増えてPSが減る…

というのが、今の現状のまま推移すれば少し先の未来だが、結果となって現れてくるだろう。

つくづく、PSが取り逃した層は今後のシェア維持のために必要な層であったことがわかる状況で

今後ますますこの手のアンケートは任天堂一強に傾いていくであろうことが容易に予想される。


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