先月の6月19日に、PS4のファーストタイトルとして今年のPS4タイトルでは

FF7Rに次ぐ(日本では)注目を集めて発売されたThe Last of Us Part II



PS3で発売された1作めの、実に7年ぶりの新作・完全続編となるタイトル。

開発はSIEのセカンドとなっている、ノーティードッグが1に引き続き担当となっていた。

前作の世界観・キャラを引き継いだ続編ともあって、GOTYも多く獲得した

1を体験した人からは、非常に高い期待が集まっていたが、制作会社のノーティードッグの

悪評が海外のゲームメディアからかなり漏れ伝わっており、ここで殊更詳しく述べるつもりはないが

開発スタッフもいわゆるブラック会社的な、劣悪な環境に続々と体調を崩したり、別のゲーム会社に転職したりと

SIEのセカンドであるにも関わらず、内情がボロボロであることがゲーム好きの間では広く知られていた。


更にそのノーティードッグの内情では、パワハラなどが常態化していたという話が出ていて

ノーティードッグにかつて勤めていた開発者が、その内情や更にはラスアス2のネタバレを行い

その内容がかなり広範で知れ渡ってしまった。日本でもゲーム系サイトではかなりまとめられていて

あまりにもアレな表現に不安な声が多く聞こえてきていたが、発売された今になっては

ユーザーがリークで感じた不安が次々と現実のものになるという状況になっている。


発売から最初の3日間で全世界で400万本売ったという話だけは聞こえてきたが

日本ではCERO Zのレーティングのせいもあってか、初週こそ約18万本売れたが

2週目は大失速し、約85%程度まで売上がダウン。他のPS4のタイトルに見られるような

超初動型の傾向をラスアス2はいかんなく発揮しており、まさかPS4渾身のファーストタイトルが

PS4タイトルで良くある推移を辿るとは思っても見なかったが、どうやらこの結果

日本だけではなく、ラスアス2が売れると思われていた海外市場でも同じだったようだ…。


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ラスアス2がUK市場で2週目売上が1週目より80%ダウンしていたことが明らかに!他のファーストタイトルの結果と比べても大きな落ち込みであることが報じられる。

日本でのPS4タイトルが超初動型がほとんどというのは、どのメーカーのタイトルも当てはまるもので

任天堂ハードで出されたタイトルが息の長さで初動の2倍・3倍になるような例が多くある中で

(特にフィットボクシングなどは、初動から50倍ほど売れているという凄まじさ)

PS4は初動でほぼ累計の70~80%ほどを売りつくすことがPS3の時代から頻繁に見られ

特にPS4になってからは、その傾向が顕著なものとなっている。

ゲームを安易に安売りしない任天堂ハードの主力ソフトとは違って、ファーストタイトルであっても

発売から半年~1年ぐらいでベスト化廉価版を出したり、フリープレイでばらまくことを

当たり前にやっているので、ユーザーも学習しているのか初動型になる傾向がある。


ラスアス2は正統続編ということで、ある程度その売れ方にはならないか?と漠然と思っていたのだが

日本では、いつものPS4タイトルで良く見られる超初動型の結果に2週目の結果を見る限りはなりそうである。

ラスアス2はいわゆる洋ゲーに分類され、更にCERO Zという年齢制限があるタイトルであることから

日本ではこのような結果が出ただけで、海外では結構売れるかなと思っていたのだが

UK市場に於いても、日本と同じぐらいの売上ダウンが2週目に起こってしまったようだ。

The Last of Us Part II sold around 4 million copies in its first 3 days. With that number, the game became the fastest-selling game for the PS4. Its sales, however, have dropped 80% week-on-week, which is a huge fall. Although sales drops aren’t unusual after the first week, the disparity between The Last of Us Part II and other first-party titles is significant.

The figures are for the United Kingdom, as compiled by GfK. Keep in mind these are based on boxed sales only and not digital sales figures. Although The Last of Us Part II was the #1 game last week, the game’s sales dropped by a huge margin. The game has topped the UK charts for two consecutive weeks for now but is likely to lose its place next week.

As GamesIndustry.biz mentions, although 80% is a huge fall, it’s not unusual for a game that sold so well during its first week.

To compare the figures, Uncharted 4, another Naughty Dog game, saw a 78% drop in sales during its second week. In contrast, Marvel’s Spider-Man boxed sales dropped by 42% in its second week with God of War seeing a 35% fall in sales. Days Gone, on the other hand, saw a 60% drop.

UK…すなわちイギリスは特にPS系が強い印象がある国となっているが

そのイギリスであっても、ラスアス2は初週の売上から2週目の売上が80%ダウンしてしまったとのこと。

備考としては、この数値はあくまでパッケージ版だけの話でDL版は含んでいないとのこと。

記事内では2週目は大きく数字を落とすことは、どのソフトでもあることではあるが

ラスアス2の落ち込みは特に大きいと、他のSIEの主要ファーストタイトルの2週目の結果と比べて書いている。

残念ながら、現在はそのラスアス2の悪評に対して、あろうことかゲームのメイン脚本をつとめた

ノーティードッグの副社長が、ユーザーを挑発するかのような発言をツイッターで行っており

どんどんヘイトを溜めている状況となっている。その一方でラスアス2を称賛する声を集めた

動画をファーストのSIEが作ったりしていて、ラスアス2は完全に迷走を極めている印象がある。



日本語版ということで、海外版もあるのだろうか。いずれにせよ、ここまでゲームの内容が

既にゲーマーの知ることとなり、大多数が好意的な意見を寄せていない時点で、今後

ラスアス2が売上を伸ばしていくのは難しいのではないかと思う。ファースト渾身の一作なので

数字だけは1000万本とか、そんな数字が公表されるかもしれないが、確実にゲーマーからは

あまりにも内容が酷いタイトルとして、今後悪い意味で記憶されていくタイトルになってしまったのではないだろうか。


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