今からちょうど30年前の1990年11月に発売された

任天堂のゲームハードであるスーパーファミコン

ファミコンが発売してから7年が経っていた1990年に、ファミコンの

次世代機として登場したハードであり、ファミコンの勢いをそのまま引き継いだ状態で

日本では1700万台以上最終的に売り上げるという大ヒットハードとなった。

海外では日本と同じでファミコンのNES…すなわちNintendo Entertainment Systemに

SuperをつけたSNESという名称で発売されたハードで、海外でも知名度があるハードとなっている。


今年でちょうど発売から30周年を迎えるハードであるが、ちょうどファミコン世代が

中学生~大学生くらいまでの頃にメインを張っていたハードであり、特に現在

30~40代のゲーマーには思い入れも深い人が多いと思われるハードとなっている。

日本のゲームのある意味全盛期とも言えるハードで、特にスクウェアやエニックスの

RPG系のタイトルが非常に充実していたり、ツクールシリーズやサウンドノベルなどの

新ジャンルも多数生まれたのがこのSFCというハードといえる。


最近ではニンテンドークラシックとしてミニが発売され

大ヒットを飛ばしたスーファミであるが、かなり頑丈な作りで

30年前の商品であるにも関わらず、今でも現役稼働している本体が多い。

管理人も発売から1年後に購入したものを、20年ほど使って無傷だったが

ある日突然壊れてしまったので、某新潟新発田に本社がある

通常商品よりジャンクにお宝がある、あのチェーン店にて(わかりにくい)

黄ばんだ本体を300円で購入したのだが、全く問題なく動いたという経験がある。


そんな任天堂の頑丈ハードの最たる例がスーファミだったりするが

今でも根強いファンが居るというのは前述したとおりである。

今遊んでも十分に楽しめるソフトも多くあるスーファミだが

日本レトロゲーム協会が、条件を満たした100世帯まで要望をした世帯を対象に

このスーファミ本体とソフト2本を送料のみ負担で郵送するという面白い試みを発表している。


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日本レトロゲーム協会が条件を満たした100世帯にスーファミ本体とソフト2本を送付することを発表!配布されるソフトとは?

とはいえ、いくらSFCが現在の30~40代の世代に特別な思い入れを持たれている

ハードとは言え、流石に今30年前のハードを遊ぶとなると様々な意味でハードの限界を見ることにはなる。

しかし、特にSFC後期のほうでは今見ても恐ろしいほどの美麗さを持つようなドットグラフィックが

表現されているゲームもあるし、SFCミニなどが大きな需要を得たことから、存外グラフィックというのは

そこまで求められていないのかな…とも思ったりする次第でもある。


そんな今ではもう四半世紀以上も前のレトロハードであるスーファミが

日本レトロゲーム協会によって、希望する条件を満たした100世帯に

本体と2つのソフトを送付する…という話が話題になっている。


NPO法人の「日本レトロゲーム協会」は4月23日、任天堂のTVゲーム機「スーパーファミコン」を、100世帯に支給すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの子供達が自宅待機している事態になったことを受けて「今の30~40代の人達が夢中になった当時のゲームを楽しんで欲しい」という。

■16歳未満の子どもがいる世帯が対象
公式サイトによると、支給されるのはスーパーファミコン本体と、「スーパードンキーコング」と「ファイナルファンタジー6」のソフト2本。中古品で日焼け、傷などがあるが、動作はチェック済みだという。

対象となるのは16歳未満の子どもがいる世帯。「すでにお持ちの方はご遠慮下さい」と記載されている。送料は着払い。応募方法は以下を記入した上で、「info@jarga.or.jp」にメールで申し込むという。

① 件名に「SFCプレゼント係」

② 郵便番号と発送先住所

③ 氏名

④ 電話番号

応募締め切りは4月26日午後11時59分だ。4月27日より、当選者にメールで当選&発送のお知らせが届くという。

■ネット上の反応は?
SNS上では今回の試みに対して、「今の子供がそんなモノ欲しがるわけ無い」と辛辣な意見もあった一方で、「これで親子の会話が増え、受け取った子供たちがスーファミを通じて繋がりあえたら素晴らしい」「昔を思い出しながら、息子と楽しくおうち時間を過ごしたいです」と歓迎する声が相次いだ。

条件があるものの、着払いの送料を払うとSFCとFF6・スパドンのソフト2本が

日本レトロゲーム協会から送られてくるという試みであるとのこと!

SFCミニが少し前に発売しているので、SFC本体を知っている子供もある程度いそうだが

実際の現物を見ると、また色々とびっくりすることもあるのかもしれない。

ソフト自体は両方とも名作判定されているタイトルなので、チョイスとしては良というところか。

希望する世帯への送付なので、引用記事の最後にある辛辣な意見は的はずれだろう。

SFCの時代ぐらいまでは、メーカーも限られた容量にいかに面白い部分を凝縮するかで

悩んでいた時代であり、実際に今の最先端のゲームより本質的な部分で面白いソフトは十二分に存在する。

この試みを以って、再度任天堂のゲームハードの歴史というのが改めて見直されることもあるのではないだろうか。

流石に申し込む人には居ないと思われるが、テレビとの接続がコンポジットケーブルとなるので

赤・白・黄の端子がちゃんと使用しているテレビについているかは確認いただきたいところでもあるw


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