福岡に拠点を構える、日本の中小サードの一社であるレベルファイブ



かつてはディベロッパーとしてPS2時代から、結構大手の案件を

受注していた会社で、有名所ではローグギャラクシーやDSの

ドラゴンクエスト9を作っている会社である。

ニンテンドーDS時代に、パズルの謎解きミステリーが融合した

レイトン教授で一山あてて、その後主に任天堂の携帯機で

いくつかのヒットタイトルを世に送り出した。


特に3DS時代に発売された妖怪ウォッチ

キャラクターコンテンツとして一時はメガヒットを記録しており

全盛期は、ポケモンに取って代わるかというレベルまでの社会現象を起こすまでに至った。


仕掛け人の日野晃博社長は、元リバーヒルソフトの社員であり、独立してレベルファイブを設立。

独自の嗅覚で、いくつかのヒットタイトルを出したわけだが、そんなヒットタイトルの一つに

トンデモサッカーを題材にしたイナズマイレブンがある。

レベルファイブが得意とするメディアミックス戦略で、ゲームの他アニメや漫画、グッズなどの

コンテンツを精力的に展開し、こちらは主に女性に人気のあるタイトルとなっている。


アニメとゲームの並行的な展開で人気を確立してきたイナズマイレブンであるが

ここのところは、当ブログでも時折触れているようにその状況は微妙である。

2016年に制作が発表され、当初は2018年に発売予定とあったシリーズ作品である

アレスの天秤が、アニメと同時期に本来であれば展開となるはずが

なまじニンテンドースイッチの他、PS4・スマホとマルチの発売にしたせいもあってか

発売が延期に延期を重ね、最終的に今の段階ですらも出ていない。

このブログでも記事にしたように、現在はアレスの天秤というタイトルを諦め

英雄たちのグレートロードという副題のタイトルを制作し

何もかも作り直すということを日野氏が自ら公言していた。


2021年発売を目指して作られていた英雄たちのグレートロード。

流石にもう延期は無い…と思っては居たが、どうやらその見立ては甘かったようだ。


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『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』の発売が2023年に延期へ!

最初の発表から既に5年。海外の大作AAAでもそこまでの時間をかけるのは

殆どないような時間が、イナズマイレブンにおいては経過してしまっているが

2021年に入っても全く音沙汰が無く、管理人も全くその存在を失念していた。

前段で貼ったリンクのうち、作り直しの記事においては書いたのが

なんとちょうど一年前の2020年4月3日となっているが、あれからちょうど一年の今日。

更にひどい延期の記事を書くとは、全く思いもよらなかった。

レベルファイブは、ニンテンドースイッチ/PS4/スマホ向けサッカーゲーム『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』の新映像を公開しました。映像では同社代表取締役社長・日野晃博氏が、開発の進捗状況を伝えています。

本作は超次元サッカーゲーム『イナズマイレブン』シリーズの最新作として、『イナズマイレブン アレスの天秤』のタイトル名で2018年に発売予定だった作品です。しかし、開発の遅れから度重なる延期を経験。2019年9月には開発体制が一新され、現在のタイトル名に変更後、2021年の発売を目指して開発中でした。

本映像では、まず現状の開発遅延をお詫び。そして、ここまで来たらとことんまで完成度の高いものを作り、待ってくれたファンに感謝を返したいとし、2023年の発売を目指して開発進行することを表明しました。


いや、これもう出ないだろ…(呆

2022年ではなく2023年、しかも完成を目指してという表現で

思わず記事を二度見してしまったのは内緒←


2023年となれば、2016年の発表から7年経過ということで小学校卒業までの

期間がかかってしまっているということに…。残念ながら、その頃にはほとんどのユーザーが

興味を失ってしまっているだろうと思われる。しかもあくまで2023年完成を目指して、という表現なので

2023年にすら出来上がらない可能性も…。ここまで来たらイナズマイレブンは諦めて

他のIPに少しでも注力したほうが賢明だと個人的には思うが…日野氏はもはや引くに引けないのだろうか。

結局、今のレベルファイブの迷走を更に感じさせるだけとなった今回の発表。

妖怪ウォッチのほうも芳しくないレベルファイブに、勝算の目はあるのだろうか。


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