海外発のTPS(スプラトゥーンと同じタイプのシューティング)である

HITMANシリーズ



デンマークのコペンハーゲンに会社を構えるIO Interactive社が

制作するステルス性を重視したTPSとなっていて、シリーズとしては

なかなか長く続いているIPで、1作めに当たる『Hitman: Codename 47』は

2000年に発売された作品となっている。


その最新作であるHITMANが、8月10日にPS4、Xboxone、Steamの

3種プラットフォームで発売されるが、その体験版とでも言うべき位置づけの

Hitman-Prologue-が、PS4版だけなぜか有料になる可能性があるのだという。


Sponsored Link

ゲームを買わないと108円が返金されないPS4版。しかもDL版のみ対象。

HITMAN…直訳すれば、殺し屋というこのゲーム。



硝煙と血の臭いが漂ってきそうな、いかにもな海外製シューターということで

日本ではあまりウケが良くないタイプのゲームであろうが、もちろん息の長いシリーズだけはあって

日本でもある程度知名度のあるタイトルとなっている。

8月10日の発売に先駆けて、体験版とでも言うべきプロローグが7月20日に

配信されるとのことだが、Xboxone、Steam版は無料で配信なのに対し

PS4版だけは、108円の課金が発生するというのである。

スクウェア・エニックスは7月13日、8月10日に発売予定の日本語版『HITMAN』の序盤ステージ「HITMAN – Prologue」を、7月20日からPlayStation 4/Xbox One向けに配信すると発表した。価格はXbox One版は無料で、PS4版は108円(税込)となる。

PS4版が有料なのは、本作のCEROレーティングが「Z(18才以上のみ対象)」に指定されており年齢確認が必要なため、クレジットカードでの支払いが求められるからだ。その代わり購入者は、本編のダウンロード版を購入する際に108円分が割り引かれる。

まさかの有料体験版である。製品を購入すれば、108円は返金されるということだが

記事の書き方では、DL版のみ対象で、パケ版は返金されない

ということになるのだろう。子供にさせられないゲームということで、年齢認証のための

クレジットカードの課金が必要というのは、まぁ納得は出来なくはないが

購入されなければ返金されないという仕様は、正直意味がわからない。


XboxoneやSteamで出そうとも、ゲーム内容は同じであろうから

日本の年齢基準審査であるCEROの判断は変わらないと思うのだが…。

Xboxoneが国内では普及していないので、この措置なのだろうか?

どうにもモヤモヤが残る話である。


体験版はあくまで、序盤のゲーム性を試してもらって気に入ってもらえば

買うというシステムなので、最初から体験版でお金を取られるだけの可能性があるというのは

抵抗のあるユーザーも多いのではないだろうか。自分に合う合わないを

感じるための体験版なのに、これでは最初の抵抗のハードルが高い。

たかが108円かもしれないが、案外こういう金額の方が人はシビアになったりするものだ。


この有料体験版は、CEROの基準の話が出ていることから日本版だけなのだろう。

この課金体験版の返金体系を決めたのは、日本のローカライズを担当するスクエニの判断なのだろうか?

それともPS4のソニーの意向も汲まれているのだろうか?

日本では、洋ゲーのシューターはそもそもプレイする人が限られているし

最新作を売りたいと考えているのであれば、これはかなり悪手のように見えるのだが

果たして、どんな思惑があってこの場合によっては有料体験版になるものを配信することにしたのか。

他プラットフォームが無料だけに、ますます理解に苦しむところである。


にほんブログ村 ゲームブログへ
にほんブログ村