現時点で、1999年にACで稼働されたMARK OF THE WOLVES

最新作となっている、SNKを代表する格闘ゲームIPの餓狼伝説シリーズの最新作が制作決定となったとのことです!

1991年にカプコンが、爆発的ヒットを飛ばした2D格闘ゲームである、ストリートファイターIIに

続けとばかりに、SNKが同じ1991年にリリースした格ゲーが餓狼伝説です。


実はカプコンで初代ストリートファイターのディレクターだった西山隆志氏と

デザイナー兼プランナーだった松本裕司氏が主導の立場で参加しているタイトルで

そのルーツはスト2と同じ、カプコンにあるという格闘ゲームシリーズ。

初代の宿命の闘いはゲームバランスであったり、プレイアブルキャラが3人しかいない

必殺技が出しにくいなど、作りの甘さが見られましたが、2以降はカプコンの格ゲーとまでは

いかないまでも、バランスが調整され、カプコンの格ゲーに次ぐ2D格ゲーをリリースする会社として

90年代~00年代初頭のアーケードニ大巨頭の一角を担うという、SNKの黄金期を支えたシリーズです。


カプコンの格ゲーが純粋に格ゲーのシステムを洗練させていったのとは、やや進化の方向が

違っていたのが餓狼伝説シリーズであり、その違いが両社のタイトルの棲み分けが出来ていた理由でもあります。

餓狼伝説シリーズは結局、1・2・SPECIAL・3・REAL BOUT・REAL BOUT SPECIAL・REAL BOUT2・ワイルドアンビション。

そして最後の作品となった餓狼MARK OF THE WOLVESのタイトルがアーケードで稼働しました。

(家庭用のオリジナルを含めると更にシリーズは多い)

最後のMARK OF THE WOLVESは、少し前にカプコンが発売していたスト3のブロッキングに似たシステムである

ジャストガードシステムや、必殺技のモーションを途中でキャンセルし別の技につなぐことが出来る

ブレーキングなどのシステムがあり、かなりの意欲作でしたが、今までのシリーズに関連する

キャラクターは多く登場した者の、テリー・ボガード以外のキャラがすべて刷新されており

かなりの別物のタイトルとなってしまったため、最終的にこのタイトル以降餓狼伝説シリーズは出ておりませんでした。


それ以降、SNKも凋落が始まり、韓国資本になったり、中国資本になったりして

現在はなんとサウジアラビア資本の会社となっております。

それでも、主に中国での人気が高いKOFシリーズを未だに主力展開していることもあって

SNK自体はまだ生き残っている会社となっていますが、ついにその会社が23年ぶりに

かつての看板タイトルであった餓狼伝説シリーズを復活させるということになります。

もともとMARK OF THE WOLVESの続編構想は、昔からあったものの諸々の事情で

実現しなかった新作の制作が23年の時を経て、ついに始動したということになります。

個人的にはスマブラにテリー・ボガードが参戦した影響も少しはあるのかな?とも思ったり。


個人的にもSPECIALを始めとしてめちゃくちゃハマったシリーズなので

この23年ぶりのまさかの新作制作始動には、驚きと喜びを禁じえませんが

昨今の格ゲーの表現方法については、個人的には過去の2D格ゲーメインで

遊んできた人間としては、コレジャナイという感覚も抱いており

自分が好きなSPECIALのようなシステムの餓狼ではないのだろうとも思うと

期待半分・不安半分といったところです。ひとまずは続報を待つとしましょうか。


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