1986年に、堀井雄二氏がウィザードリィなどの海外産RPGを

わかりやすくして、日本で受け入れられるように制作された

RPGであるドラゴンクエストシリーズ


最新作の11はなかなかに評判が高くて、IPの価値はまだ保たれている形で

FFと比べると、まだドラクエは首の皮が一枚繋がっている感があります。

スマホ位置情報アプリのドラゴンクエストウォークもそれなりの反響があるようで

堀井氏が健在であるうちは、まだまだドラクエは現役でいけそうな気配があります。


1986年当時、爆発的なブームを巻き起こしたドラクエシリーズですが

当然といいますか、人気のあるタイトルというのはメディアミックスが行われます。

ドラゴンクエスト アベル伝説や、藤原カムイ氏によるロトの紋章など

ドラクエ関係の漫画やアニメというのが幾つか作られていました。

特にドラクエは当時堀井雄二氏が、ゆう帝と名乗り少年ジャンプにコーナーを設けていただけあって

集英社が主導での宣伝が行われていたものですが、集英社が刊行する人気週刊少年漫画誌である

週刊少年ジャンプにて、1989年から1996年までの7年間の長期に渡って連載された

ドラクエ原作の漫画にダイの大冒険がありました。



監修は堀井雄二氏ですが、原作にテレビ番組の脚本なども務める三条陸氏、作画に稲田浩司氏を起用した本作は

時代的にはドラクエ3発売の一年後という、最もドラクエに脂が乗っていた時代に連載が始まったタイトルで

完全なるオリジナルストーリーながら、ドラクエの世界観がよく表現された漫画で非常に人気が高かった作品です。

この作品で作られたオリジナルの技・魔法がかなり多く、魔法で言えば空を飛ぶことが出来るトベルーラや

重力で相手を押しつぶすベタン、極大消滅呪文となっているメドローアなどがあります。

メドローアは後に本家にも逆移植されたりしている魔法です。

個性的なキャラたちが繰り出す技も斬新で、アバンストラッシュなどはおそらく当時の

子どもたちが、傘などでその技を真似ていたのではないでしょうか。管理人もその1人です←

その他、ブラッディスクライドやドルオーラと言った必殺技、あるいはメラゾーマではなくメラだなどの

今でもネットスラングとして使われるような名言も幾つもある漫画です。


このダイの大冒険、当時TBSにて何曜日かの19時頃にアニメを放映していたのですが

物語が佳境に入る前に、アニメはさっさと打ち切られてしまいました。

豪華声優を使ったアニメで、かなり評判が良かったのにも関わらず局の都合により打ち切られてしまったのです。


アニメのほうは不完全な消化でしたが、原作の方はかなり綺麗に終わっており

今でも最後のボスとの死闘については、語り継がれるほどの熱い少年漫画となっています。

管理人も好きな漫画でしたが、そのダイの大冒険が連載から24年にして

新作アニメとゲームが同時進行で制作されることが、本日ジャンプフェスタで告知されました!


Sponsored Link

伝説の漫画『ダイの大冒険』の新作アニメ&ゲームの制作が同時進行していることがジャンプフェスタで発表!

今のキッズ層が生まれる前の作品で、流石にもう回顧的なタイトルになっている

ドラゴンクエスト ダイの大冒険ですが、当時のジャンプ読者であれば

今でも十分に語られる熱量を持っている漫画です。

特に一般人代表・後に大魔道師となり魔王軍の強者たちすらも畏れさせる

臆病で弱っちいただの人間のポップの活躍と成長は

王道の少年漫画的キャラクターとして、今でもファンが多いキャラとなっております。



先にも書いたとおり、漫画自体は非常に人気がありましたが

この漫画がメディアミックスされたのは、先の中途半端なアニメ版のみ。

いわゆる俺達の闘いはこれからだ!エンドで打ち切られてしまったわけですが

そのリベンジなのか、それともジャンプフォースで最近出番があったからなのか

このダイの大冒険の再アニメ化とゲームが作られていることが

本日開催されていた、ジャンプフェスタの会場で発表があったようです!

 スクウェア・エニックスは本日(2019年12月21日),週刊少年ジャンプに連載されていた漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のゲーム化を発表した。プラットフォームは不明だが,数多くのドラゴンクエストシリーズ作品を担当している市村龍太郎氏がプロデュースするという。

 これは本日幕張メッセで開催されている「ジャンプフェスタ2020」のステージで明らかにされたもので,同時にアニメ化も発表となっている。

 ステージの詳しい模様は追ってお伝えする予定だ。


市村龍太郎氏の名前がありますが、最近ではあまり関わっているタイトルにあまりいいものがない模様…。

最近だとファンからの評判が概ね悪かった、DQVの例の映画にも関わっていたようです。

また、ゲーム化についてはどんなジャンルのゲームか、そしてプラットフォームはどこになるのかなどと言った

欲しい情報がまだ出ていない状況で、しばらくやきもきする日が続きそうです。無双じゃないだろうな…←


一方でアニメ化ですが、過去のアニメ化で主役級のキャラを演じていた方々…

例えばダイの藤田淑子氏だったり、ハドラーの青野武氏、ブラスの田の中勇氏、バランの石塚運昇氏

そして、バーンの内海賢二氏など、鬼籍に入られてしまっている方々も多く

キャストは流石に一新という事態にはなりそうです。ポップの難波圭一氏は続投してほしいですが。


ダイの大冒険のアニメと言えば、オリジナルの曲が劇伴としてアレンジして

使われていたのも印象に残っています。例えば、番組提供時に流れる曲として

2のPW入力画面などの曲である、Love Songをさがしてだったり、時折

3のラーミアに乗っているときの曲である、おおぞらをとぶが使われたり。

極めつけはEDで使われている、2のED曲が原曲である『この道わが旅』のボーカルバージョンでしょうか。



まぁとにかく、個人的にはとても期待したい反面、今のスクエニがその思い出を

壊さないようなものを作れるか…という懐疑的な気持ちもかなりあり

この報が朗報になってくれればなぁ…と今は思うだけにとどまっております。

かつてのファンの熱量も高い漫画だけに、生半可なアニメ化・ゲーム化では批判も免れないでしょう。

果たして、スクエニがダイ大をどのように扱うのか。今後の続報をまずは待ちたいと思います。


にほんブログ村 ゲームブログへ
にほんブログ村