サンソフトは本日(2023年7月13日),アドベンチャーゲーム「クロックタワー」をカプコンと共同で,PC/PS5/Xbox Series X|S/Switch/PS4/Xbox One向けに移植すると発表した。発売は2023年度内を予定。
「クロックタワー」は1995年にヒューマンから発売されたスーパーファミコン向けアドベンチャーゲームだ。舞台はノルウェーの山奥。孤児のジェニファーとその友人たちは,養育先として案内された屋敷で次々と恐ろしい惨劇に見舞われる。プレイヤーはジェニファーを操作し,迫りくる怪物から逃れながら屋敷からの脱出を目指す。
移植版には,新規要素としてアニメオープニング映像,新規テーマ曲,新たなカットシーン,映像ギャラリーなどが追加されているほか,操作性の改善も行われているという。
また,7月14日から7月16日に京都で開催されるインディーゲームイベント「BitSummit Let’s Go!!」のサンソフトブースには,ジェニファーの等身大パネルが登場。パネルと一緒に写真撮影しSNSに投稿すると,記念ステッカーがもらえるとのことなので,会場に足を運ぶ人は注目だ。
1995年に、今は亡きヒューマンから発売された、サバイバルホラーアクションで
シザーマンという謎の存在が、当時のプレイヤーを恐怖のどん底に叩き落した
クロックタワーが令和の現代に復刻とのこと!
本作は当時のヒューマンがシリーズ化していたシネマティックライブシリーズの3作めにして完結作品。
(1作めはセプテントリオン、2作めはザ・ファイヤーメンになっています)
RSIシステム(連打せずにはいられない、という嘘のような本当の公式システム名)を搭載した
サイドビュー型のホラーアクションアドベンチャーで、主人公のジェニファーは
基本的に非力な少女のため、シザーマンに対しての対抗手段は隠れたり、あるいは部屋にあるものを
使って襲われるのを回避するというスタイルですが、どうしようも無くなった時に
RSIシステムのもととなっている、ボタン連打を行うとジェニファーがとんでもない力を発揮することもある(過信は禁物)
シザーマンの執拗な追跡をかわして、洋館の謎に迫っていくという作品です。
シザーマンの動きや、シザーマンが現れたときの独特の効果音。
また、動きがSFCということでやや粗さを残すところが却って恐怖感を増すタイトルとなっております。
このシザーマンのあまりにも無機質で、主人公を的確に狙ってくる動きがかなりの怖さで
しかも突然画面に現れることから、非常に秀逸なホラータイトルとなっており
この作品はシリーズ化され、最終的に4作品、シリーズタイトルが発売されています。
PS2で発売された、クロックタワー3が最後の作品となっていますが、この頃には
ヒューマンがすでに亡くなっており、パブリッシャーはカプコンとなっています。
また、作品をメインで手掛けたのが、あのバトルロワイアルの実写映画の監督で知られる
故・深作欣二となっていて、スタッフはめちゃくちゃ豪華な作品となっていますが
今までのシリーズと比べあまりにもぶっ飛びすぎていて、ホラーと言うよりは
ギャグのように捉えられている作品となっていて、最終作品の評価は
基本的には高くないシリーズタイトルとなっています。
そんなカルト的な人気を得た作品の一作目が、今になって復刻とは胸熱ですね。
公式から出ているのは、アニメ調のOPなどが追加されているようですが
イメージイラスト(この記事のサムネイルに設定しました)はなんかコレジャナイ雰囲気もあります…。
制作はシャンティの開発で知られるWayForward、そして日本にもゲームを販売している
Limited Run Gamesが携わっているとのこと。日本ではサンソフトとカプコンが関わっているということで
複数の会社が携わっている作品となっているようですね。
これから続報がどんどん出てくるかと思いますので、発売を楽しみに待ちたいと思います。
ヒューマンというと、古くはレースやプロレスゲームを手がける職人肌‥‥‥というイメージでしたが、初代本作あたりからグッと華やかな印象になった覚えた記憶があります。
クロックタワーは勿論名作ですし、トワイライトシンドロームはPS1の大量のソフトの中でも当時かなり目立つタイトルでした(ラジオ、映画化などメディア展開も)。
それだけに破綻した時はすごく残念でした‥‥‥ ハドソンと並び、個人的に組織解散の時の印象が強く残っているメーカーです(そういえばどちらも専門学校を経営してたような。 何か共通点があるのでしょうか)。
最初の出世作は、スーパーファイヤープロレスリングでしょうな。
そして今でもカルト的人気があるセプテントリオンであったり、このクロックタワー。
倒産寸前の頃には、デコトラ伝説や猫侍なんていうイロモノをPSに出していましたね。
玄人好みのメーカーと言った感じで、倒産したときは残念に思いましたが、今でもその血脈というか雰囲気は受け継いでいるところがあるのですね。