明日で発売から丸11ヶ月を迎えるニンテンドースイッチ。
このブログでは、繰り返し書いているとおり、発売から11ヶ月が
経過した今でも本体は売れ続けており、任天堂が弱い1~3月という
期間に於いても、国内で毎週4万5千台ほどを平均で売り上げている。
完璧に軌道に乗った形であり、その売れ行きを見た各サード・インディーズも
こぞってニンテンドースイッチ向けにソフトを制作することを続々と発表しており
今までの任天堂ハードでは殆ど無縁だったようなサードや
様々なジャンルのゲームのリリース情報が次々と発表されている。
日本国内の和サードも、最初はニンテンドースイッチの動きに懐疑的であったが
誰もが予想以上の反響を見るに、PS4とのマルチ化を次々と発表している。
このビッグウェイブに乗り遅れまいと、国内和サードのここのところの動きは活発になっている。
様々な新情報が、かなりの頻度で発表されるニンテンドースイッチだが
今度は、今まで殆どPS関連で開発してきたあの会社がニンテンドースイッチに
本格的に参入を決定しているようだ。
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ジョジョASB騒動で悪名高いサイバーコネクトツーがスイッチに参入を決定。
今回、ニンテンドースイッチに新たに参入することを表明したのは
サイバーコネクトツー(以下CC2とする)である。
出典:CC2公式サイト
社長の松山氏が率いる、ゲーム開発・企画を行うディベロッパーである。
設立は1996年で、福岡市に本拠を置く会社であり、今まで主に
PS関連に多くのソフトを開発している実績がある。
しかし、CC2はゲハ的には評判の悪い会社の一つである。
グラフィックはそれなりなのだが、ゲーム自体の作り込みが甘いことが多く
全体的に作品には高い評価を与えられていない。
そして、PS3で2013年に発売したジョジョASB(オールスターバトル)は
発売前に、松山社長がジョジョに対する愛を語ったり、ファミ通で大々的に取り上げられ
クロスレビューでは40点満点を叩き出したものの
いざ発売されてみると、様々な問題点が多くある作り込みが非常に甘いゲームとなってしまい
発売後みるみるうちに値崩れし、ワゴンセールに打ち込まれるという
ジョジョASB事件が発生してしまう。
その詳細は、こちらの記事が詳しい。
CC2はこのジョジョASBの一件以来、その前までも対して評価が高くなかったのに
更に評判を落とすこととなった。今も、CC2に良くない印象を抱いているゲーマーは多い。
そのCC2の代表である松山社長が、今後の10年間を戦うに当たって
様々な構想・戦略を語っている動画が公開されている。
動画は長いので、要約すると…
・開発機関が長くなりがちな現在のゲーム業界に於いて30代でも新人という人材が多いため、人材を育てるために20~30人の小規模で1年~1年半でゲームをリリースしていく体制を取る。
・全ての現行CSハード+Steamのスーパーマルチ戦略(造語?)で展開していく。
・さしあたって100人の開発者を新規に募集する。
・『小規模短期間開発』『短時間クリア』『低価格販売』の3つのキーワードを元に、スーパーマルチで3タイトルを制作予定。
・それぞれゲーム性の違った、復讐三部作という「戦場のフーガ」「刃凶百鬼門」「CECILE」というタイトルをリリース予定。
なお、こちらにネクストラプランをまとめたページもあるので、興味がある方はリンク先でも見ていただきたい。
というわけで、大層な風呂敷だけはまたしても広げていると言った感じだが
元々FF7Rの開発に携わっていたCC2が、FF7Rからは外れる形となって
新たに、自社で色々やろうということになるのだろう。
今までの数々のゲームを見ていると、正直期待できるものではないが
スイッチにも展開する以上、スイッチでもある程度のユーザーを獲得したいと考えているのは間違いないだろう。
それであれば、決して手抜きをせずに、値段に見合った作り込みのタイトルを出してほしいと思うが
CC2なので、過剰な期待はしまい。今後の続報については一応気にはかけたいと思うが
あのCC2がユーザーからの信頼を得られるようなタイトルを作ることが出来るだろうか?