2019年度に入ってそろそろ一ヶ月。
四半期ごとに企業決算を発表している会社は、そろそろ
2018年度の締めくくりとなる4Qの決算を発表している時期。
任天堂も当然ながら、四半期ごとに決算を公表しているが
2018年度最後となる2019年1~3月の4Q決算が本日発表され
全ての数字で、前年同期を上回る、まさに右肩上がりの業績を発表したようである!
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任天堂が2018年度4Q決算を公開。スマブラSPが全世界で1381万本。本体台数は下方修正分未達も、ソフトの売上増で大きく利益を伸ばす。
任天堂の公開した決算資料は、いつものこのページでpdfファイルで見ることができる。
いつもの決算表も当然ながら公開されているが、任天堂がその部分をまとめたところを
ゲームメディアが掲載していたものを、そのまま引用・転載する。
任天堂は、2019年3月期決算を発表しました。
2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)は、売上高1兆2,005億円(前年同期比 13.7%増)、営業利益2,497億円(同期比 40.6%増)、経常利益2,773億円(同期比 39.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,940億円(同期比 39.0%増)と好調に推移しました。
2018年3月期決算も売上高が1兆円を超えるなど増収増益を達成しましたが、当期はいずれも前年を更に上回る結果となっており、同社がこの一年で歩んだ躍進のほどが窺えます。
当期の経営成績については、ニンテンドースイッチがハード・ソフトともに順調だったと言及。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』1,381万本(全世界合計、以下同じく)、『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』1,063万本、『スーパー マリオパーティ』640万本と、当期に発売されたタイトルの多くが大台に達しています。
また、『マリオカート8 デラックス』747万本(当期のみの本数)など、前期以前に発売されたタイトルも更に伸びを見せました。この勢いを受け、当期におけるニンテンドースイッチのハードウェア販売台数は1,695万台(前期比 12.7%増)、ソフトウェア販売本数は1億1,855万本(前期比 86.7%増)と、いずれも力強い業績となりました。
その一方で、ニンテンドー3DSのハードウェア販売台数は255万台(前期比60.2%減)、ソフトウェア販売本数は1,322万本(前期比62.9%減)と、大きな落ち込みを見せています。この他では、「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」ならびに「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が、合計595万台を販売した模様です。
ゲーム専用機のデジタルビジネスでも、ニンテンドースイッチのパッケージ併売ソフトやダウンロード専用ソフトなどが好調な動きを見せ、デジタル売上高が1,188億円(前期比 95.4%増)に。また、モバイル・IP関連収入などの売上高は460億円(前期比 17.0%増)で、こちらも堅調な推移を見せました。
引用元: 任天堂、2019年3月期決算も好調に推移─『スマブラSP』1,381万本などハード・ソフト共に順調、当期のミリオンセラーは16本
言うまでもなく、スイッチ一年目の2017年度はスイッチの絶好調で前年比からすると
凄まじいほどの比率で業績が伸びたのだが、その伸びを2018年度は大きく凌駕した…
つまり、ニンテンドースイッチが2年目で更に勢いを増したということが誰にでもわかる決算内容となっている。
特に純利益1,940億は凄まじいの一言。前年も1,395億の純利益だったが、更に利益が大きく膨らんでいる。
本体台数は下方修正した台数にも若干及ばなかったものの、ソフトの売上が1億を軽く越えて
本体の下方修正分を大きく補填した形である。最終的にスイッチは全世界で3,474万台の
累計販売台数となっている。年末分の落ち込みはあるものの、堅実に本体台数を伸ばしており
今後、さらなるテコ入れによってまだまだスイッチの勢いは続くのは想像に難くない。
デジタル販売数も、前年に比べると更に伸びた状態になっており、スイッチはDLソフトが
大きく売れる市場ということで、その存在感をどんどん増している。
ランキング週販の記事を当ブログでは定期的に書いているが、いよいよデジタル販売も
相当なものとなっている状況で、今後は記事の価値はかなり下がるのかもしれない。
DLソフトで購入がなされると、メーカー側にとっても旨味が大きいので
デジタル販売での数字は今後も伸びていくことを期待したい。
結局の所、蓋を開けてみればスイッチの存在感がどんどん大きくなっている
今回の決算であり、気が早い話だが、来年度の数字がまたも楽しみになったのは言うまでもない。
今年は3年目という、ゲームハードが最も売れる時期に入りつつあるということと
ポケモンの新作やぶつ森の新作など、これから本体も牽引するタイトルが控えているということで
任天堂の躍進はまだまだ続くこととなりそうだ。
営業利益は2,497億円ですか、switchのヒットで後二年はボーナスタイムが続くので次は3,000億乗せたいですね。
ここからだと一番伸びる余地があるのはモバイル・IP関連収入だと思うのですが、ここしばらく400億円近くで横這いになってます。ここは早急に1,000億円超えまで収益力を強化できないと、switch5・6年目の決算が怖いですよ。
山内社長時代は売上高5,000億ぐらいで営業利益が安定して1,000億超えてました。
あの頃は良かった。ゲーム開発が今と比べて遥かに低コストでした。
いや、今のゲームは最高なんですけどね。
3年目スイッチは、既存のソフトの売上とぶつ森・新作ポケモンが投下されるので
またエグい数字が見られることでしょうね。営業利益は確かに3000億狙えるポテンシャルは十分にあると思います。
モバイル関連は、古川社長がぶち上げたのが1000億という利益でしたね。
確かにここは少し足踏みしている感があります。マリオカートのスマホゲーのクローズドβテストが
これからテスター募集されるということで、マリカーで新たな収益の柱が出来るといいですが
ドクターマリオとマリカ以外のアプリも期待したいところですね。
ゲーム開発費の高騰は、現状どこのメーカーも苦労しているものですからね…。
性能至上主義に終止符が打たれることはあるのでしょうか…。
switchの予想販売台数を1,700万台に大きく下げていたにもかかわらず、ぎりぎりそこまで到達しなかったことと今年度の減収見通しはガッカリ決算でした。
ただ材料はあるので今後も乱高下しそうですね。
企業の最終目的は利益が上がればいいので、まぁ下方修正分の目標が未達であっても
そこで損していなければいいとは捉えられます。もっとも、任天堂的には最初に2000万台という
目標をぶち上げていたので、物足りないと思っているのは間違いないとは思っています。
任天堂の株価はもはや投資家のおもちゃにされている株ですからね…。株価は気にしないことにしていますw