東京の街中で、レンタルカートを貸し出し、公道を走れる

サービスを提供している会社、株式会社マリカー


東京の街を走る、マリオのコスプレをしながらカートを乗り回す姿は

さながらリアルマリオカートといった趣があり、外国人観光客などから

興味を持たれており、外国人が多く利用しているサービスである。



任天堂の許可を得て、営業しているのかと思いきや

実は、全くもって無許可だったことが発覚し、遂に任天堂から

訴えられることになってしまった株式会社マリカー。


【ばっかじゃねぇ!?】公道を走るマリオカート、無許可で任天堂に遂に訴えられる!


何ともアホなことをしている会社だと思うが、ずる賢さは天下一品のようだ。

任天堂の法務部は、かなりの下地を固めてから裁判を闘い、かなりの確率で勝訴することで有名で

今回のマリカーの件も、訴える前に何度も警告をしていたと言うから任天堂としては最終手段ということなのだろう。



任天堂が苦労して築いてきたIPに、ただ乗っかるだけの何とも生産性の欠片もない

ゲスの極みと言ったところだが、任天堂に訴えられてしおらしくなるどころか

開き直って、自分のところは関係ないという声明を出しているようである。


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メンテナンスを行っている会社であり、コスプレ衣装を提供しているわけではないと開き直る。

任天堂が株式会社マリカーを訴えたのがニュースになったのが、2月の終わり。

その裁判の第一回の口頭弁論が開かれたが、株式会社マリカーは任天堂と

争う姿勢を見せているようだ。以下、その記事の引用。

<任天堂訴訟>マリカー側が争う姿勢 公道カート貸し出し 毎日新聞 4/18(火) 18:24配信

 ◇東京地裁で第1回口頭弁論

 公道カートの利用客に人気ゲームキャラクター「マリオ」の衣装を貸し出すなどしているのは著作権侵害などに当たるとして、ゲーム会社「任天堂」(京都)が、カートのレンタル会社「マリカー」(東京)と同社の代表取締役を相手に侵害行為の中止と1000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が18日、東京地裁(柴田義明裁判長)であり、マリカー側は争う姿勢を示した。

 この日の弁論で、マリカー側は「利用客にカートや衣装を貸し出しているのは、取引関係にある別の運営会社。我が社はカートの提供や整備を担当しているだけで、訴訟の当事者にはなり得ない」などと主張した。

 訴えによると、マリカーは、任天堂が製造・販売するレースゲーム「マリオカート」の略称を社名に使用。マリオなどの衣装を着た利用客の画像や映像を無許可で自社の宣伝や営業に使っていることも、著作権侵害や不正競争行為に当たるとしている。【近松仁太郎】

いやはや。この態度は恐れ入る。人の褌でビジネスを展開されたら

その被害者はどう思うかということすら、考えられないのだろうね。

まぁ、自分でビジネスを生み出せない輩なのだからお察しというところ。



ただ、恐らくマリカーも確信犯的にやっていることなので

尻尾を掴ませない工作だけは、色々と行っているのだろうと推測する。

普通に考えれば、絶対に負ける事案だからね。



任天堂は娯楽という、不確かなジャンルで地道な努力で

多数の強力IPを作ってきた会社。それを、勝手に自分たちのあずかり知らないところで

キャラクターを使われて、事故を起こされてしまったりすれば、任天堂の知らないところで

イメージが低下してしまうリスクがあるわけだ。そりゃ普通の経営者なら力づくで止めるでしょと。

マリカーなどという名前であれば、何も事情を知らない人は任天堂公式のサービスと

勘違いしてしまう可能性が非常に高いのであるから。

任天堂は守るべき、IPを多数抱えるメーカーであり、その血の滲むような努力に

関わっていない外野が、安易に任天堂を批判してはいけないのである。



というわけで、今回のマリカーについてはしっかりとした法の裁きが

くだされることを期待したい。仮に、この会社が上手く任天堂の訴訟を躱したとしても

任天堂は、警告を行ってもサービスを強行したという悪いイメージが残ることになる。

もし、その結果になった時に、マリカーが任天堂から幾らの賠償請求をされるかは

想像もつかない。おとなしく退いていれば少し高い授業料で済む話なのだが…。

最も、愚かな選択を取ろうとしているようなので、今後のマリカーの動向が個人的に興味がある。

果たして、どんな末路を歩むのだろうか…。


ちなみに、任天堂がUSJと提携して任天堂IPを活かした新たなアトラクションを共同で

運営することが既に決定しているが、その中にマリオカートのアトラクション

設置される可能性が高いことが報じられている。こんな違法的な商売をしている会社を利用しなくても

公式でマリオカートのアトラクションが楽しめる日は、やがてやってくるのだ。その時をファンとしては待つことにしたい。



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