ゲーム業界において、ディズニーとも並ぶほどのキャラクター資産を持つとも
一部では言われているのが任天堂。
マリオ・ピカチュウをはじめ、最近ではその強大なIPの仲間入りを果たした
インクリングや、ゼルダの伝説のリンク、ドンキーコング、カービィ、どうぶつの森の
個性的な動物たちなど、自社の関連タイトルでオールスターゲーム…すなわち
スマブラのようなゲームを作れる会社は、今の所全世界を見渡してもこの任天堂だけであろうと思われる。
任天堂が作ってきたこれらのキャラクターたちは、当然一度生み出して人気が出て
今までその人気が持続してきた…などということは一切なく、関連タイトルを精力的に発売し
時にはマンネリなどと悪態をつかれても、ゲームを精力的にリリースしてきた維持努力があるからである。
任天堂が戦っているのは、消費者の無関心であって、その際に一つのIPで継続的にゲームがでないと
徐々に廃れていくことを、任天堂は痛いほど理解しているのだと思われる。
ゲーマーとすればマンネリと捉えられるかも知れない、頻繁なソフトリリースは
そのような意図があるのは間違いないだろう。忘れられたら終わりなのだから。
逆に現在は、CSハードでの任天堂のライバル会社となっているSIEはどうだろうか?
PS初期~PS2初期ぐらいまでにかけては、当時のSCEはファーストタイトルを精力的に出していた。
今のPS関連のラインナップからは考えられないが、子供向けや一般層に訴求するようなタイトルも
結構な数がファーストから出ていた。そして、爆発的な人気を得たものもあり、その時はPSにも勢いがあった。
しかし、PS2後期以降から、徐々にIPの軽視がはじまり、ことごとくSCEは自社の躍進を支えた
強力なIPをみずから捨て始めてしまい、今現在SIEのファーストタイトルとして
かろうじて現役を維持しているのは、みんゴルとGTシリーズぐらいになってしまった。任天堂とは全く対照的な状況である。
SCEのキャラクターとして、一番知名度を得たのはゴンじろー…ではなく←
ポケットステーション(PS1の簡易携帯ゲームも遊べるメモリーカード)との連動で
生み出された『どこでもいっしょ』のキャラであるトロだろう。
なかなかに愛くるしい表情と仕草が女性層にも人気を得て、一般層にもPSを訴求するためのキャラとなった。
かなり長い間、フジテレビの朝の情報番組である、めざましテレビ内にトロが出演する
コーナーが設けられており、暫くはPSの顔とも言えるマスコットキャラクターであった。
しかし、PS2後期以降、徐々にその露出は減っていき、関連ゲームも出されなくなった。
公式での扱いもだんだん悪くなっていき、時にはホームレスにさせられたりなど(週刊トロ・ステーションの無料会員)
そのまま最終的には、公式での配信も終わってしまった。今はかろうじてキャラ自体の存在が
各種イベントなどで確認は出来るが、もはや終わったコンテンツと言って差し支えはないだろう。
これだけのIPを育てずに捨ててしまった、SCE(SIE)は正直個人的には
アホだとしか思えないが、このトロを使った狂気のフィギュアが発売することが決まってしまったようだ…。
Sponsored Link
SIRENとのコラボ企画で誕生した『シビトロ』のフィギュアが発売決定
先に書いたように、トロは公式での扱いはほとんど終わった状態であり
週刊トロ・ステーションの配信自体は2013年に終了している。
トロステーションが終了時点で、ほぼ死体状態だったこともあってということだったのか
2014年、突如SIEは、PS2で出たホラーゲームであるSIRENのキャラデザインであった
デザイナーとコラボして、以下のようなかつての有力IPのまさに死体蹴りを行ってしまった。
http://hiro155.blog.fc2.com/blog-entry-1241.html#more(閲覧注意)
この屍人を模したシビトロは、当然ながらトロというキャラのデザイン性に全くそぐわないもので
このコラボについては当時のゲハ界隈では、相当に批判の的となった。
トロをリアルゾンビ化させてしまうような暴挙は、ネタとは言えどもトロファンにとってはどう映ったのだろうか。
しかし、このコラボが行われてから4年。さらなる死体蹴りがトロに発動してしまったようだ。
この誰得コラボトロが、フィギュアとして発売されることがワンフェス会場にて発表されたとのこと。
ヴェルテクスは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の2大タイトル『どこでもいっしょ』と『SIREN』のコラボが産んだキャラ“シビトロ”の完成品フィギュア(塗装済)を発売することをワンダーフェスティバル’18夏の同社ブースで発表しました。
価格・発売日は未発表ですが、8月3日の“異界入りの日”に予約を開始。また、8月1日から14日まで東京・中野の「墓場の画廊」で開催される『SIREN展』において、彩色見本の展示と予約販売が行われます。
これは悪い意味でのまさかである。結構アレなイラストなため、参照画像は貼らないが
誰得コラボを今頃復活させるのは、死体蹴り以外の何だというのだろうか。
正直、このフィギュアが売れるとは到底思えないし、この企画にGoサインを出した人も
はっきり言って、絶望的にセンスが無いと個人的には感じる。かつての会社の顔でもあった
キャラが、このような形で掘り起こされることは、正直正視しがたい現状であると言えよう。
ホラゲーにでてきそう
もともとホラーゲーとのコラボですけどね。
でも、ソレに出てきても確かに違和感がないシビトロですね…。グロすぎます。
もうやめたれ。。。
まあ、リアルに言うとソニーキャラって変に凝ってて、真似したくない、されたくないみたいな感じのキャラに仕上がってて、結果かなり微妙に。
故に人気でない、一発屋になる。
可愛いマスコットの書き方なんか中学生でも書けるし、ねこあつめの猫の方が全然可愛いし。
まあ、下手ってことでフィニッシュです。
言われてみればそうかもしれません。お高く止まっているというか
どこか突っ切れていないところがあるのですよね。
で、最終的に出てきたのがゴンじろーですからね。
迷走具合が半端ないです。その辺りは任天堂との大きな差を感じるポイントですね。
墓から掘り起こしたものに、更に死体蹴りとかセンスがやばすぎます…。
最早死体を散々蹴り倒した挙句棺に入れることもせずにそのまま焼却するが如き仕打ち。特にプレイヤーから憎まれてるわけでもない、普通の可愛らしいマスコットキャラクターでありながらここまで酷い仕打ちを受けているキャラなど、トロくらいなものでしょう…
なんでここまで不遇の扱いをされているんでしょうね…。
サービスが継続していたときも、突然ホームレスにされたり
悪い方のネタには事欠かなかったですね。
全盛期はマクドナルドのハッピーセットにも採用されたのに…。
なんだか、昔の姿を知っていると泣けてきますね。
任天堂のIP育成の上手さはセカンドのIPからも分かりますね。
ISのFE、Hal研のカービィ、ゲーフリのポケモン、多分任天堂と関わりなかったらどこかでオワコンになってたんじゃないかと。
モノリスもきっといつか確固たるブランドを手に入れると思います。
課題としてはCSゲームメインで展開されてるから、縁のない人にはとことん縁がないということでしょうか。
その点、アニメがメインのディズニーの方が強い。
任天堂のIPの価値を更に高めるにはCS以外の舞台での成功が不可欠だと思いますね。
任天堂はとにかく、長年ゲームという先が見えない不確定な業界で
ずっと一線を張っている、そのノウハウがありますからね。
モノリスも任天堂に買収されてから、ソフトづくりの考え方について
かなりの衝撃を受けたとも語っていますし、やはり他のメーカーとは
格が違うのでしょうね。本当に凄まじい会社だと思います。
任天堂のゲームだけでのIP展開は確かに弱点でもありますね。
しかし、岩田社長が蒔いた種の芽が多数出始めてますよね。
映画化もあれば、グッズ化、様々な異業種とのコラボなど
任天堂は次の段階に入っているのではないかと思い始めています。
すべてが成功するわけではないでしょうが、任天堂としては
さらなる高みに行くために、ここは正念場でしょうね。頑張って欲しいです。
短気な白塗り坊主親父(ギアーズじゃない方のgow)とかゴミの塊にしか見えないナマハゲロボ(ナック)とか2以降のソニーの自社キャラは酷いのが多いですね(icoなどのマトモなのも一応ありますが)
「不快な芸術もある事を理解してほしい」ってヤツでしょうか
芸術云々を語るのは勝手ですけど、それをユーザーが受け入れるかどうかというと…。
なんというか、大衆向けのキャラを作ろうとして滑っているというところでしょうか。
特にナックなどは、その代表格に思えます。かっこよくも、可愛くもない中途半端な存在。
任天堂とSIEの違いが一番現れる部分ですよね。
批判なんかされたか???
少なくとも、自分が覚えている範囲では好意的な反応は見た記憶が無かったですね。
ただでさえ、当時ほぼ死んでいたトロに対する死体蹴り的な仕打ちと捉えていた人は多かったと思います。
自分はSIRENシリーズが好きなので良いと思いますけどね、シビトロ。
お金出してそのフィギュア買うかと言われたら買いません(笑)
まぁ全員が否定するものも無いでしょうからね。
で、結局買わないんかーい!(ノリツッコミ