(この記事はコメント欄に寄せられた情報を元に作成しています。情報ありがとうございました!)

日本では3月9日に行われたダイレクトで、ダイレクト終了後即配信という

最も注目が集まる方式で、リリースが行われたゴルフストーリー



日本ではフライハイワークスがローカライズを担当し、元々海外販売用に作られていなかったため

移植用のデータが殆どなく、自分たちでプレイしながら翻訳を進めていったという

とんでもない手間がかかってしまったゲームであったことを、フライハイワークスの

黄社長が、フライハイエクスプレスで自身の口から苦労を語っていた。


【まだ時間がかかるかも…】ゴルフストーリーのローカライズが難航している裏話がフライハイエクスプレスで黄社長より明かされる!


本来は、去年の秋に発売予定だったが、延びに延びて、最終的に

ダイレクト終了後即配信になったのは、怪我の功名とでも言えばいいのか。

配信後は、相当な勢いでDLされているようで、少し前にDLランキングが3位になったことを

記事にしたが、現在はなんとドラクエビルダーズすら抜いて2位になっている。


【ダイレクト効果!】ゴルフストーリー、現在のe-shopランキングで3位のバカ売れ状態に!


管理人も配信日に早速購入し楽しんでいるが、実はこのオリジナルを制作した

Sidebar Gamesというディベロッパーは、なんと2人

制作したというから驚きである。今回は、日本のゲームメディアAUTOMATONが

Sidebar Gamesの開発者にコンタクトを取り、ゴルフストーリーの開発秘話を記事にしている。

非常に面白いインタビューであったので、共有したいと思う。


Sponsored Link

AUTOMATONによるミニインタビュー。制作秘話が面白い。

ニンテンドースイッチに出ているインディーズタイトルは、既に他の機種で出ている

最後発マルチだったり、他の機種とのマルチ同時発売というタイトルが多いが

このゴルフストーリーに至っては、現状はスイッチ独占になっている。

そのゴルフストーリーを開発したSidebar Gamesの開発者に

日本のAUTOMATONがミニインタビューを敢行している。

全て引用すると長すぎるので、リンク先でも見ていただきたいが

とりあえず、印象に残った部分を幾つか引用する。

――本日は取材に応じていただき、ありがとうございます。謎の多いSidebar Gamesについて紹介してください。

Sidebar Gamesは、オーストラリアのクイーンランドに住む2名のスタッフで構成されています。小さなスタジオで、『ゴルフストーリー』の開発までにすでに8年活動していました。ちなみに『ゴルフストーリー』の開発期間は1年ほどです。

――『ゴルフストーリー』の開発の経緯について教えてください。

私が、個人的にゴルフが大好きで、そういうゲームを作りたかったんです。最初はすぐに完成する、もっと小さなゲームを作ろうと思っていたんですが、いろんなアイディアが出てきて今の形に近づいていきました。私達はこれまでいくつかRPGを作ってきたので、たくさんRPGに入れられるアイディアが浮かんできたのがよかったです。

――ニンテンドースイッチ独占で作ろうと思った理由はなんですか。開発を始めた段階では、おそらくニンテンドースイッチはここまで成功するとは思わなかったですよね。

実は私達はこのゲームをWii U向けに出そうとしていたんです。そこでニンテンドースイッチが発表されて、Wii Uのものをアップグレードした形ですね。独占ゲームというのはマーケットとしてのリスクは存在しますが、ほかのゲームのようにお金をかけて開発しているわけではないので、私達にとってはそれほどリスクは存在しませんでした。HD化したゲームボーイのビジュアルが、同ハードの携帯モードにピッタリだと思ったので、そのまま突き進みました。

――なるほど。ではなぜそもそもWii U向けに開発されていたのでしょうか。マーケットもそれほど大きくなかったと思うのですが。

私が個人的にWii Uが大好きで、それが一番大きな理由ですね(笑)。(Wii Uの)ゲームパッドを使い、ゴルフの情報とメニューの両方を、ポーズを使用せずに同時に見られるというアイディアがまず気に入りました。ゲームパッド用のインターフェースはニンテンドースイッチに移行する前に作りましたよ。

中略

――ゲーム自体は高く評価されていますが、売り上げの方はどうですか。

とてもいいです。普段ゴルフゲームをプレイしない人に手にとってもらえていると感じますし、その部分にとても驚きました。

――そのような売り上げは予想していましたか。ニンテンドースイッチというハードとの相性もある印象です。

そもそもニンテンドースイッチがここまで売り上げることを予想しませんでした。Wii Uと同じようになるのかも少し思ったりしていたいので、(ハードの)発売初日の雰囲気に驚きましたね。ニンテンドースイッチの売り上げが好調であることを見て、私達もとてもやる気になりました。今ではニンテンドースイッチだけでなく、ニンテンドーeショップも、素晴らしいゲームが新しいお客さんにとてもよく売れる市場になっています。毎日違う新しいお客さんが多く来ます。売り手としては大きなチャンスがある場所だと思いますね。

――最後に日本のユーザーに向けてメッセージをお願いします。

フライハイワークスは、ローカライズに多くの努力を費やし、日本語版をよいものにしようとしてくれました。英語版に匹敵するか、むしろよいぐらいの完成度に仕上がっていると思いますよ。

――ありがとうございました。

元々ゲーム開発経験が8年もあるとはいえ、この膨大なボリュームのゲームが

わずか1年で2人で作られたという事実が衝撃的である。

また、Wii Uのゲームパッドの魅力を感じての当初は制作だったということ。

Wii U自体は販売は振るわなかったが、そのコンセプトはやはりゲーム開発者としても

刺さるものがあったということなのだろう。スイッチはWii Uの発展形とも捉えられる

ハードなので、スイッチに開発を移しても、開発はそこまで難航しなかったのだろう。

また、エンジンはUnityを使っているということも引用外で明らかになっている。


現時点では、他プラットフォームのリリースは全く検討に入っていないとのこと。

また、フライハイワークスのローカライズについても、大変高い評価をしており

フライハイワークスの有能さも図らずとも証明される形にもなっている。

開発者としても、スイッチは魅力ある市場と映っているようで、今後も

Sidebar Gamesはスイッチに向けたゲームをリリースする可能性は高そうだ。


それにしても、このSidebar Gamesの開発者も任天堂のハードにある程度

思い入れがあるのは容易に想像が出来る。あくまで娯楽という位置づけで

全世界の全ての人々に向けてゲームを作っている任天堂は、今後もこのような

ファンをまた若い世代に増やしていくことだろう。つくづく恐ろしい会社である。


にほんブログ村 ゲームブログへ
にほんブログ村