海外では、既に多数のタイトルが発売されることが決定しているニンテンドースイッチ。
国内では、海外に比べると、かなりスローペースではあるものの、徐々に対応する
ソフトの配信・発表が増えてきている。
爆発的普及の兆しを見せていながらも、ソフトが少ない立ち上げ時期の今こそが
ソフトリリース時期としては、絶好となるが、なかなか大手は小回りが利かないのかもしれない。
大手がまだまだソフトリリースできていない今がチャンスであるが、その隙間を埋めるように
インディーズや、小・中規模のソフトが多く発表されているのは興味深い。
まだ弱い国内スイッチ市場に、また一つ新規タイトルが発表された。
レイニーフロッグがDLソフトとして発売するピクセルラインDXである。
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レイニーフロッグが今夏、DLソフトとして発売することを決定した「ピクセルラインDX」
元々は、スマホアプリで、東京にありながらスタッフは在日外国人がほとんどというScore Studios。
公式ページと、紹介動画が公開されているので動画を貼る。
ルールとしては、割とシンプルで、スマホ向けであったことはうなずける。
ただ、評価数を見る限りでは、日本ではそこまで知られているゲームではないようだ。
スマホアプリは、一部のタイトルが突出して目立つ傾向にあるが、それ以外のアプリは
十把一絡げにされてしまうぐらいに、知名度が低いものが多い。有名かそうでないかの幅が極端なのである。
現在、プレイストアのDL数を確認してみると500程度ということで、寂しい数字になっている。
iPhoneでも配信があるので、全世界では1万程度はDLされているとは思われるが…。やはり、認知度は低いと思われる。
基本無料のソフトとなっており、アプリ内課金で追加ステージが遊べるようだが
無料の時点でも、結構な数が遊べるようなので、課金をして追加ステージを購入するユーザーは
ごく一部に限られるだろう。儲けは正直少ないものであると予想できる。
しかし、ニンテンドースイッチで販売する場合は基本的には、価格を設定しての買い切りとなる。
今ではDLCで、どんどんコンテンツを追加していくパターンも多いが、この作品は公式サイトに
無料アップデートで追加が購入後もあると書いている。500~800円程度の販売価格で
その後、継続して暫く追加ステージを配信するというモデルになると思われる。
ゲーム機の場合は、スマホと違ってゲームを専用にするために買っているものなので
購入することの抵抗が、課金アプリなどに比べて低いとも言われている。
わかりやすい例が、3DSのDLソフトとしてスマホから移植され40万DL以上された
とびだす!にゃんこ大戦争がある。
このアプリは、スマホでも2700万DL以上されている人気アプリだが、基本無料のアプリ内課金方式をとっている。
とびだす!にゃんこ大戦争は、買い切りで777円で販売されているが、40万DLを超えているということだ。
売上は3億ほどになるわけなので、かなりの売れ行きであることがわかる。
スマホアプリと並行してニンテンドースイッチで買い切り型にして出すことによって
知名度のアップも図れるし、手頃な値段であれば、ついつい購入するという人も一定数出て来るだろう。
ニンテンドーe-Shopに並べば、スマホのアプリのように飽和していないので、簡単に見つけられるし
スイッチのホーム画面では、ゲームニュースなる最新情報を簡易に紹介しているページもあるので
スマホアプリよりも、露出が大きなことになる。上手くやれば、お金を出してくれる
スイッチユーザーへの販売で、大きく売上を伸ばすことが出来るかもしれない。
スマホアプリの移植例は、既にロンチで音ゲーのVOEZに前例があるが
ニンテンドースイッチの携帯・TVモードでは、タッチパネルも搭載しているので
スマホアプリをまるごと移植しても、全く違和感が無いものになっている。
開発がし易いことも手伝って、スマホアプリの隠れた名作が、今後ニンテンドースイッチに
続々移植される可能性も高いと見る。ゲーム開発者にとっても魅力があるし
多種多様なゲームをプレイできるという、ユーザーにとってもメリットの有る
WIN-WINな関係が、ニンテンドースイッチでは出来上がるかもしれない。