ファミ通の週販公表で、既に国内で30万本以上は売れていることが
確定し、完全版としてはとんでもないヒットとなっている
ニンテンドースイッチのマリオカート8DX。
海外でも人気で、またもニンテンドースイッチを牽引する
キラータイトルとして、完全に成功を収めている。
まだまだ売上を伸ばしていくのは間違いない。
様々なデータから、マリオカート8DXの好調さを推し量ることが出来るが
小売にとっても、これは嬉しい話であることは間違いない。
FF15ショックを受けた小売にとっては、救いの女神的な存在かもしれない。
そしてまた一つ、マリオカート8DXの好調さを示すような声が
小売業から届いている。デジタル・書籍・ゲーム関連の販売では全国トップクラスの
小売であるTSUTAYAのゲーム担当者が、マリオカート8DXの好調さに触れている。
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TSUTAYA・MD(マーチャンダイザー)の松尾氏による声明
マリオカート8DXの現場の売れ行きを語るのは、TSUTAYAのMD(マーチャンダイザー)である
松尾武人氏である。TSUTAYA加盟店にゲームソフトの賞品提案をしている一線級の現場で働く人である。
松尾氏によれば、8の完全版にも関わらず、驚きのヒットを飛ばしているようである。
MD松尾のヒット解析:スイッチ版「マリオカート」驚きのヒット ゲーマーに受ける
TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。
ニンテンドースイッチ(NS)ユーザー待望の「マリオカート8 デラックス」(任天堂)がついに発売。手応えも、ものすごくいいですね。オリジナルのWiiU版の本数には及ばないものの、本体発売から1年半経過して発売されたWiiU版と違って、今回のNS版は本体発売からわずか2カ月での発売。その時点での本体の普及台数で比べると、市場規模は3分の1程度にもかかわらず、ものすごい数が売れています。
ファミリー、キッズ層が多い任天堂タイトルにもかかわらず、20歳代のゲームユーザーが多いのも今回の特徴。WiiUは買わず、しばらくゲームを遊んでいなかったが、今回のNSは買って「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」で久々にゲームを遊んだユーザーの2本目というケースも多いようです。今後はファミリー層が続いてくるので、ロングセラーとしても期待できそう。2位以下には「ドラゴンボールヒーローズ アルティメットミッションX」(3DS、バンダイナムコエンターテインメント)、「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」(3DS、任天堂)が続きました。
日本での初秋販売数は、Wii Uには及ばなかったのだが、記事にも触れられている通り
Wii U発売後1年半で出たマリオカート8と、2ヶ月しか経って居ないスイッチ版8DXは
そもそも、同じ土俵に立たせるべきものではない。本体の普及台数も全然違う。
その点を踏まえれば、スイッチのマリオカート8DXのユーザーへの訴求力はとてつもないことがわかる。
スイッチにまだ、ソフトが少ないということを勘案しても、やはりこの熱は本物であることは間違いない。
元々、TSUTAYAは任天堂系よりプレイステーション系が強い傾向にある。
しかし、先週のランキングは上位殆どが任天堂系(スイッチ・3DS)である。
3DSは発売から、既に6年が経過したが、まだまだ今後有力タイトルが出る予定がある。
Wii Uは失敗であったが、その失敗を糧にスイッチを出してきた任天堂。
あまりにも、したたかな会社であることを改めて思い知らされた次第である。