2002年に海外で発売されたゲームキューブ版『Animal Crossing』(『どうぶつの森+』の海外版)で、約25年間“幻”だったファミコン家具が、ついに入手できるようになりました。
改造なしの実機で、コントローラーの操作だけで「任意コード実行」ができる新しいバグが見つかったそうです。AUTOMATONの記事を読んで、思わず「そんなことある!?」と声が出てしまいました。
Sponsored Link
“禁断の4つ”と呼ばれたファミコン家具
GC版どうぶつの森といえば、家具として置いたファミコンで本物のファミコンソフトが遊べるのが大きな魅力でした。懐かしい…。
ただ海外版の『Animal Crossing』には、通常のプレイでは手に入らない特殊なファミコン家具が4種類入っていて、一部のプレイヤーの間では「Forbidden Four(禁断の4つ)」と呼ばれていたそうです。
- 『マリオブラザーズ』
- 『アイスクライマー』
- 『スーパーマリオブラザーズ』
- 『ゼルダの伝説』
このうちマリオブラザーズとアイスクライマーは、入手用の「カードe」が発売されたので手に入れることができました。ところが、スーパーマリオブラザーズとゼルダの伝説に対応するカードeは結局発売されず、通常は入手不可能なままだったんです。
データとしてはゲームの中に入っているのに、正規の方法では誰も手に入れられない。まさに“幻”ですね。
手紙と「あいことば」で任意コード実行
今回のバグは、約1か月前にpowmia99氏というプレイヤーが発見し、Cuyler氏やHunter R.氏らと検証を重ねてきたもの。BrianMp16氏が解説動画を公開しています。
手順をざっくり書くと、
- プレイヤー1のデータで、指定の文字列を入れた手紙を用意して、指定の欄に置く
- ゲーム内の日付を、任意の年・月の8日にする
- たぬきちの「あいことば」に、別の指定の文字列を入力
- 画面が一瞬緑色に光れば成功
- 3Pの差込口に挿したコントローラーでデバッグ画面を呼び出し、アイテム生成などが可能に
という流れだそうです。手紙とあいことばという、どうぶつの森らしい要素で任意コード実行まで行ってしまうのが、なんともシュールで面白い…。
2018年にも任意コード実行の手法は見つかっていたものの、そちらは外部ツールでメモリーカードのデータを加工する必要がありました。今回は改造なしの実機、コントローラー操作だけで再現できるという点が大きいわけです。
BrianMp16氏は動画の概要欄で、25年近く探し求めてきた夢がついに叶ったと喜びを綴っているそうです。25年ですよ…。その熱量には頭が下がります。
RTAへの影響は?
Hunter R.氏は、この発見を「本作だけでなく、ゲームキューブの技術コミュニティ全体にとって大きな発見」と評価しています。
一方で、こういうバグはRTA(リアルタイムアタック)の環境を大きく変えることがあります。昨年は『ゼルダの伝説 風のタクト』でも同じような任意コード実行のバグが見つかって、RTA界隈が騒然としていました。どうぶつの森のRTAがどう変わるのか、ちょっと気になるところです。
個人的な考察
当ブログでも先日、『マインクラフト』で2013年から報告されていた“水際ジャンプ”のバグが13年越しに修正された、という話題を取り上げました。今回はその逆で、25年越しに新しいバグが見つかるというパターン。
ゲームって、発売から何十年たっても、まだ誰も知らない何かが眠っているんですよね。こういうニュースを見ると、レトロゲームの奥深さをあらためて感じます。
ちなみに日本版の『どうぶつの森+』や、後に出た『どうぶつの森e+』で同じことができるのかどうかは、今回の記事からは分かりませんでした。日本版でも何か見つかったら、それはそれで盛り上がりそうですね。
まとめ
GC版『Animal Crossing』(海外版どうぶつの森+)で、改造なしの実機・コントローラー操作だけで任意コード実行ができるバグが見つかりました。これにより、これまで入手不可能だった『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』のファミコン家具も手に入るようになっています。




