──今回の『シレン6』の発売からここまでの過程といいますが、道のりをどう思っていますか?

櫻井 開発としてはまさしく大成功ですね。いきなりお金の話にはなってしまいますが、開発には約3年かかっているのですが、そのぶんの開発費をペイできるくらいの売上は達成して、予算的にもリクープできました。

篠崎 『シレン』シリーズはこれまで初動型のゲームではなかったので、制作当時は息長く“定番のゲーム”として売れてくれればいいなと思っていたのですが、予約を含め初動が予想を遥かに超えてよかったので、そのおかげで有料DLCを作ることもできました。もともとDLCを作るつもりはなかったのですが、「ユーザーがこれだけ遊んでくれているのだから、我々も何かお返ししなければいけない」となりまして。

中略

──販売本数について最初に発表されたタイミングでは、“シリーズ最速20万本”とありましたが、現在はどれくらいの売り上げなのでしょうか?

篠崎 現在は30万本を超えています。パッケージ版とDL版がだいたい半々くらいですね。従来のファンはパッケージ版を購入いただいた方が多く、新規の方はDL版が多いのかなという感触です。

というわけで、昨年家庭用でスイッチで独占発売だった、本当に久しぶりのナンバリング最新作で

昔からの生粋のシレンジャーにも、非常に評判の高い名作となった風来のシレン6が

パッケージ版・DL版合わせて30万本以上の販売達成していることが開発者より明らかにされています!

また、その比率はちょうど半々程度で、バランスよく売れているという印象ですね。


5が発売され、その後バージョンアップ版がでていたものの、純粋なナンバリングについては

実に14年ぶりの完全新作ということで、昔からのファンにとっては

期待半分・不安半分といった前評判でありましたが、蓋を開けてみれば、歴代シリーズの中でも

完成度が高いタイトルとして、非常に好評を得たタイトルでした。

そういったタイトルが純粋に評価されて、売れているのは当然喜ばしいことですし

やはり、スイッチというプラットフォームはゲームを買う、様々な嗜好のユーザーが

たくさんいるということを改めて思い知る最上の結果と言えるのではないでしょうか。

好調で予定になかった有料DLCが追加されたり、Steam版も発売が決定したり

このスタッフの口ぶりですと、間違いなく7についても動き始めているとも思われます。


ちなみに、風来のシレンは結構売れているイメージがあるゲームですが

そのゲーム性から、人を選ぶコアゲーともいえ、この30万本という数字は歴代シリーズ最大の売り上げのようです。

任天堂のソフトの歴代シリーズが、スイッチで最高売り上げを更新というのが結構ありますが

風来のシレンもそういったソフトの仲間入りとなりましたね。

本当に、歴代最強ハードと言って間違いないのが今のスイッチですね。


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