日本ではニンテンドースイッチのロンチタイトル、海外では5月に完全版として

PS4からの移植が行われた、日本一ソフトウェアの主力IPシリーズの最新作である

魔界戦記ディスガイア5



今まで、PSに主にシリーズを展開してきたIPであり

5は、PS4で既に2015年3月に発売されていたタイトルである。

丸々二年後の、ニンテンドースイッチのロンチにDLCのすべてを

予め収録した完全版とはいえ、展開としてはあまりにも今更すぎるタイトルであったが

スイッチの携帯できる手軽さとあいまって、意外にも評判は悪くはないソフトである。


このスイッチ版のディスガイア5。日本では、そこまで振るわなかったが

海外では、予約だけでPS4版の総出荷数に近い数字を叩き出し

ニンテンドースイッチでの発売に意味があったという状況になっていた。


【ソフトが売れるスイッチ】ディスガイア5の欧米での予約数が11万を超えていたことが判明!


DLCは予め収録されているとは言え、2年前に発売したタイトルの移植版とも言える本作は

おそらく、開発のし易いスイッチということも相まって、相当に開発費が安く済んだと思われる。

国内外で、販売が好調に推移し、なんと日本一ソフトウェアの1Qの黒字化に貢献したことが明らかになっている。


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前年同期比28%増の好調な収益。前年と比べると大幅な黒字化へ!

8月10日に、日本一ソフトウェアより発表された同社の

2017年度第一四半期(1Q)の発表をまとめた記事は以下引用となる。

日本一ソフトウェア<3851>は、本日(8月10日)、第1四半期(4~6月)の連結決算を発表し、売上高13億3400万円(前年同期比16.1%増)、営業利益2億0400万円(同28.7%増)、経常利益2億2900万円(同68.0%増)、最終利益1億5900万円(前年同期800万円の赤字)だった。

同社では、3月に国内版、5月に海外版を発売した『魔界戦記ディスガイア5』(Nintendo Switch専用ゲームソフト)が国内、海外合わせて販売本数10万本を突破するなど、好調に推移しているという。

好材料として、強調してディスガイア5の好調な売れ行きに言及が行われている。

国内外10万本というのは、大したことがない数字に見えるが、先にも書いたとおり

PS4で発売したものの移植にしか過ぎないので、開発費は相当安く上がっているはずで

この売れ行きで、収益に貢献しているということは余程利益になる割合が大きいということになる。

日本一ソフトウェアとしても、この売り上げはもしかしたら予想外だったのかもしれない。


PS4版も大して本数が売れているとは言えず、今まで主にPSに注力してきた

日本一ソフトウェアが、一本スイッチに出しただけで、このような目に見える結果を得るに至ったことになる。

この結果は、日本一ソフトウェアは当然だが、他のサードパーティにしても

ある意味大きな意味を持つものになるかもしれない。ニンテンドースイッチの市場は

ちゃんとしたソフトを作れば、ゲームをちゃんと買ってくれるユーザーが揃った

良質な市場が出来つつあると言え、少なくとも国内のCSゲーム業界では

今後、多数のメーカーやインディーズがこぞってスイッチにソフトを出すのではないだろうか?

逆に、そうしないメーカーは完全に需要を読み違えているユーザーとも言えるので

今後ますますジリ貧になってくるだけではなかろうか。今のスイッチにはそう感じさせるほどの勢いがある。


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