そこで、『FF16』の購買層やその内容への評価、不満点などの意見を集めるアンケートを実施し、購入者の実態へと迫ってみました。

総計631人もの回答者から寄せられた、『FF16』に向けた率直な意見とその傾向を、こちらでご確認ください。

中略

◆シリーズファンからの厚い支持! 新規開拓はやや及ばずか
年齢層や購入理由に「シリーズ経験者」の影響を覗かせましたが、シリーズのファンと一口に言っても関わりの深さは人それぞれ。そこで、プレイした作品数の傾向も合わせて訊ねてみました。

シリーズ経験に関する回答で最も多かったのは、「シリーズは半分以上プレイしている」と回答した方々。半数に近い45.8%が、多くの過去作を体験し、その上で『FF16』にもプレイ意欲を示しました。

次いで多かったのは「何作か遊んだことがある」と答えた声で、割合は31.2%。全般でこそありませんが、シリーズ作を遊んだ体験が最新作への興味も促したのでしょう。

「初代から『FF15』まで一通り」と答えた筋金入りのシリーズファンも、全体の2割を超える20.3%を占め、存在感を露わにしました。『FF』ナンバリング作の中にはオンラインゲームも含まれていますが、その全てを網羅したという熱烈なファンが、今も『FF』人気を支えています。

そして最も少なかったのは、「『FF16』が初めての『FF』」というシリーズ初心者。割合は2.6%に留まっています。新規ユーザーの取り込みという点で見ると、やや厳しい数字かもしれません。

一ヶ月ほど前の記事ですが、今更ながらに取り上げてみます。

故・岩田聡氏がゲーム人口の先細りを危惧し、ライト層や女性子供層にも受け入れられるような

WiiやDSを開発し、結果、今の任天堂の地位があるのとは正反対…すなわち岩田社長が危惧していた通りの

歩みを進めているのが、このFFシリーズ…というのは間違いないようです。

631人のアンケート結果においては、いささか全体の購入者に対する回答者数は少ないということを差し引いても

恐らく、新規層は5%にでも届けば良い方ではないかと思われます。

また、引用してはいませんが、年代層も一番多かったのが30~40代の7割越えだったのに対して10代が全体の2.5%

どんどんプレイヤー層の年齢が上がっているのが今のFF…というのが改めて分かる結果と言えるのではないでしょうか。


もっとも、CERO Dレーティング(17歳以上)なので、10代はそれでやらなかったのではという

意見もありますでしょうが、CEROについてはあくまで国内で流通させる際のレーティングシステムなので

若干購入にハードルがあるCERO Z以外は、特に年齢においての購入ハードルになるのは殆どないのかなと。

記事内に若干言及はありますが、PS5自体の所有年齢層も関係はしていると思いますが

そうなると、やはり今の日本のゲーム市場に於いてスイッチに出ないのは致命的…ということもわかるかと思います。


大人向け・ダークファンタジー的なやり方を否定はしませんが、その道はかつて言われたような

ドラクエとFFの2大巨頭というような、国産RPGの地位を捨てることにもなるのは

間違いないだろうというのが、今回のFF16の売上の結果にて明らかかと思います。

未だ作品の概要などが全く聴こえてこないDQ12もダークファンタジー路線で行くことが

堀井雄二氏により明言されていますが、そちらの結果もかなり酷いものになりそうな予感が今からします。

今の路線を続けるのならば、これからFFはますます日本国内での地位を下げていくのは間違いないのでしょうね。


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