毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
昨日の速報では、マルチ含めTOP10のうち、9作品が新作となったランキング。
IP的に力のある関連タイトルが多く発売されたため、何もない週のスイッチの安定タイトルになっているものは
TOP10圏外に押し出され、久々に華やかなランキングにはなっていたが
問題は消化率と、それがどこまで維持されるかというところでも有るのは間違いない。
有力タイトルの中で、マルチがTOP10圏内に入らなかったタイトル(イース9のPS4版など)も
複数あるので、TOP30圏内のどこに食い込んだか。また消化率はどうなのかと言ったところを見ていきたい。
344週目の気になるランキングは見出しの後で!
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【ファミ通】2023年9月25日~2023年10月1日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2023年9月25日~2023年10月1日
まずは恒例の消化率から。3機種マルチ全てがTOP10入を果たした
Fate/Samurai Remnanであるが、スイッチ版は出荷についてはほぼ捌けた状態。
PS4+PS5の数字を足したものより若干数字が大きかったのでこれは順当か。
一方のPS版2機種はダダ余りではないが、スイッチ版に比べると若干余っているだろうという状況。
2機種合わせての消化率なので、スイッチ版よりPS4+PS5版の出荷が若干多いであろうことが
窺える結果となっているが、結局スイッチ版の方がソフトの供給量としては安定していたということ。
PSのほうがかつては売れていたタイトルであろうから、メーカー・小売側ともに
スイッチ単独より若干出荷を多くしたのだろうと考えられるが、結果はご覧のとおりとなった。
PS5版が一番売れたイースXは12位にPS4版がランクイン。
それぞれの消化率は、スイッチ版が少しあまり気味ということで
こちらは、Fateとは逆の結果になっている。
ファルコム系はまだPSのほうが強いというのは続きそうではある。
EA SPORTSについても同様。PSが強いタイトルはまだ若干ではあるが残ってはいる状況のようだ。
ダイの大冒険は、スイッチ版にPSマルチ合算でも及ばない状況となっているが
消化率がいずれも厳しく、また内容についても非常に評判が悪いため、
こちらは小売が血を吐かなければならない状況になるのはほぼ確定だろう。
アニメがやっている時期に発売できれば、もう少し騙し売りもできたかもしれないが・・・
正直、ドラクエブランドを大きく下げる結果になってしまったのは否めない。
11位以下の新作タイトルを見ると、まずFREDERICAが11位にランクイン。
定価が若干抑えられているが、マーベラスの新規タイトルということでこの結果は上々だろう。
ニンテンドーダイレクトで取り上げられたことが、この結果につながってもいるのだろう。
スイッチ独占タイトルということで、こちらも消化率から見るにメーカーの思惑通りの結果なのではないだろうか。
17位には怒首領蜂大復活がランクインしており、これは近年の2DSTGタイトルでは
トップクラスの売上ではないかと思われる。やはり、ケイブシューティングは
根強いファンがいるというのが明らかになった結果ではないだろうか。
ただ消化率的には少し厳し目なので、初回で売りきれなかった分は値下げをしないと値引きしなければならないかもしれない。
29位に入ったレムナントIIもしかり。こちらはPSでこの初動だと確実に値引きコースだろう。
先週は新作が多く、かなり目まぐるしいランキングとなったが
その中でも安定した売り上げを残し続ける任天堂タイトルはさすがの一言。
今月も多数のゲームが発売予定なので、ランキングが盛り上がることを期待したい。