毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
2月最後の週は、Wiiのタイトルのリマスターとはいえ、やはり安定の
売上を記録できる、IPの最新作・星のカービィWiiデラックスが18.9万本を売上げトップとなった。
今日で、スイッチは発売してからちょうど丸6年ということで、任天堂のハードとしては
ファミコン→スーパーファミコンのサイクルに次ぐ、息の長いハードとなっている。
ソフトは定番が常に売れ続けるのと同時に、話題の新作も安定した売上を記録しており
スイッチ一強は、7年目に入ってもしばらくは揺るがないのは確定といったところ。
昨日のトップ10には、新作が多くランクインし、本体が売れているPS5のソフトも
注目タイトルはランクインしてくるのが当たり前になりつつある。
ただ、任天堂の一軍タイトルには遠く及ばない状況で、7年目で普通であれば
勢いが落ちているはずのハードに全く歯が立たないのは、国内の市場が一強になってしまったのを強く感じさせる。
TOP30では、昨日のTOP10に入らなかった注目タイトルの位置であったり
また新作が発売されたことで、先々週ミリオンに到達したカービィのディスカバリーが
売上が多少伸びているのか。そして、恒例の消化率といったところに注目していく。
TOP30の結果は見出しの後で確認していく。
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【ファミ通】2023年2月20日~2023年2月26日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2023年2月20日~2023年2月26日
まずは恒例の消化率。カービィについては若干余りがある感じではあるが
任天堂のソフトであるため、小売が血を吐くことは無いはず。
ディスカバリーと併せて売れていくのではないだろうか。
オクトパストラベラーIIは、PS4版が11位にランクイン。
PS4版の売上は7.2千本で、PS5版とPS4版を併せてもスイッチ版の売上に
3万本以上及ばないということで、もはやダブルスコアとかそんなレベルではなくなっている。
消化率は、やはりスイッチ版が圧倒的な出荷数になっているのは間違いなく
スイッチ版は5.3万本売れていても、まだ緑の消化率となっている。
一方、PS5版は1.4万本であるが、消化率としては60~80%と高くなっている。
ここまで露骨に出荷の差があると、もはや笑うしかないがSIEのセカンド的な
立ち位置にもあるようなスクエニのソフトですら、この差があるということが
現在の国内市場のシェアについて推し量れるというものだろう。
龍が如くについては、両機種ともに60~80%ということで、売れてはいるが
手抜きリマスターとされるこのタイトルが、これだけ出荷されているということにも驚く。
小売側としても、安定した売上を見込めるということなのかもしれないが
既にだいぶ前の、更にかつてリマスターされたタイトルがこの売上なのはどうなのかとも思う。
新作の他のランクインは13位にデジモンワールド-next 0rder-INTERNATIONAL。
16位には先週発売となった、PSVR2対応のタイトルHorizon Call of the Mountainがランクイン。
デジモンの方は60~80%。ホライゾンは80~100%。
ホライゾンは6000本ほどだが、そもそもPSVR2を購入している人が少ないのだろうなとも思う。
まぁ、日本でのVRはまだまだ元年は来ていないので、これは致し方ない。
他には先週新作だったシアトリズムは、あっという間に28位まで後退。
来週にはもうランク圏外だろう。消化率だけが良いのが救いだろうが
PS4版はおそらくワゴン行きであろう。完全にやらかしたタイトルといえる。