毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
今年も残り一ヶ月ということで、これから年末商戦は任天堂無双ターンとなる。
毎年恒例だが、今年3年目を迎えてこれから脂が乗るはずのPS5(箱はやはり日本ではまだ影が薄い)が
ゲームハードの末期のような売上を記録し続け、一向に浮上する気配が無いことから
既に6回目の年末商戦を迎えたスイッチが、今年も相変わらずの強さを見せる事態となっている。
昨日の速報でも、スイッチは本体台数を15.2万台を売り上げており
いよいよ本格的な年末商戦だなぁといったところ。
これから年が明けるまでにどこまで売上を伸ばせるか、今から期待したい。
昨日のTOP10では、10位が4400本程度と、まだ下位の売上の底上げには至っていないが
新作含め、11位以下のランキングがどうなっているか、早速みていくとしよう。
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【ファミ通】2022年11月28日~2022年12月4日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2022年11月28日~2022年12月4日
まずは恒例のTOP10新作消化率。マリラビについては市場ではかなり余っている模様。
昨日の記事で触れたが、前作は初週6.6万本だったが、今作は1.7万本ということで
既に5年近く前とはいえ、1作めと同様な感覚で仕入れてこれだけ余っている…という可能性はありそうだ。
前作より売上が下がっているのは、5年近く前の本体普及台数から考えると
大爆死とも煽られそうだが、5年近く前にはなかったカタログチケットがあること。
また、前作はまだスイッチ発売から1年も経っておらずソフトがまだまだ少なく
任天堂が比較的弱くなる、1月に日本では発売されたことを考えると
ちょうどソフトがまだまだ出ていない当時として選択肢が少なかったというような要因の可能性がある。
日本でもまだパッケージはジワ売れできる下地はあるはずで、この消化率が
この年末商戦でどこまで捌けていくかが注目ポイントであろう。
遊戯王は、やはり数字的に少ないかなと思っていたが、消化率はこちらも厳し目。
ただ昨日の記事で触れたように、遊戯王のこの手のゲームはゲームよりは
特典のカード目当てで買われることが多いので、これも今後の消化率をみていく形になりそうだ。
11位以下の新作だが、サムライメイデンはスイッチ版が11位。そしてPS4版が20位に入っている。
PS5版はランク圏外なのだが、ツイッターでPS5版に本体フリーズバグが多く報告されている。
逆を言えば、売上が少ないのにそれだけツイートされるということは、不具合率が高いということでもある。
ただでさえ、ソニー独自規制でお色気表現が少なくなっていてゲームも本体フリーズバグがあるとなれば
PS5版はなんのために存在するのかというようなレベルのゲームにまでなってしまっている。
エクスペリエンスのホラーアドベンチャーゲームである
死噛 ~シビトマギレ~は、やはりスイッチ版が一番上で17位。その次がPS4版の25位となっている。
このタイトルは2019年頃に初報が出て、クラウドファンディングにて開発費を募ったゲームだが
自腹で開発費を出していたら、まず赤字だったであろう売れ行きでは有る。
くにおくんシリーズのスピンオフで、タイトル2作目となる
熱血硬派くにおくん外伝 リバーシティガールズ1・2はスイッチ版のみランクイン。
PS4・PS5版はランク圏外ということで、これも開発費が回収できているのか大いに気になるところである。
消化率はそこそこだが、投げ売りしないと小売は捌くことが難しいかもしれない。
エレクトロニックアーツのNeed for Speed Unboundは家庭用はPS5独占。
無謀…とでも言うべき結果は、ランクインはしたものの消化率を見る限りでは爆死である。
定番タイトルのひとつなのだが、それでもコレだけしか売れない今のPS5に限界をひしひしと感じる。
年末商戦でも相変わらず、PSタイトルの本数は少ない。この時期に売らないでいつ売るの?という
状況なのであるが、これがもはや常態化しているというところに絶望感をPS陣営は感じていることだろう。