Xboxのフィルスペンサー氏はWSJ Tech Live 2022のインタビューの中で買収後のCall of Dutyシリーズの取り扱いについて再び触れています。それによれば、マイクロソフト傘下になった後のCall of Dutyはマインクラフトと同じように扱うつもりであると説明しました。

Nintendo SwitchでCoDが見たい
マイクロソフトのフィルスペンサー氏は、Nintendo SwitchでCall of Dutyを見てみたいと述べ、またプレイステーションでも引き続き利用できるようになる見込みであることを語りました。

「Call of DutyはPlayStationでも発売される予定です。Nintendo Switchでも見たいし、いろいろな画面でプレイできるところを見たい。我々の意図は、CoDをMinecraftのように扱うことです」

CoDという年間トップ売上を当たり前のように取れる生命線を奪われると、非常に困難な立場に立たされるPSが

MSのAB(アクティビジョン・ブリザード)の買収に、ゲーム業界で唯一と言っても間違いない

反対の立場を示していることに対して、色々とMSのカウンターが炸裂している今日この頃ですが

Xbox事業のTOPにして、稀代のゲーム好きでもあるフィル・スペンサー氏がこんな話をしていたことが確認されています。


任天堂にとってはCoDは、サードタイトルの一つのタイトルにしか過ぎないレベルでの

タイトルであり、今まで任天堂ハードで発売されていたのはWiiやDS、そして

Wii Uの頃にまで遡り、スイッチにおいては一作も現時点では作品は出ていません。

Wii Uで最後に発売されたのが、2013年に発売されたゴーストとなります。



コレ以降、実に9年任天堂ハードにはCoDシリーズが出ていないわけですが

今回のフィルの発言にて、AB買収がつつがなく完了した場合に、かなりの確率で

ニンテンドースイッチにもCoDがリリースされるという可能性が高まったと言えるでしょう。

今年の2月時点では、同じMSのBrad Smith氏も同じ旨の発言を行っており

MSのCoD独占に強い抵抗を示しているPSに対するあてつけかのような

スイッチでも展開する発言においては、実際に実現することがあれば

その売上が、スイッチにもいくらか流れる(とはいっても、少なくとも海外でスイッチ>PSの売上になることはないでしょうが)

のは、間違いない状況にもなるので、ユーザーがどこまで任天堂ハードでやるか未知数な部分はあるものの

PS側ではそれだけユーザーが減少するというのは避けられない状況になります。

マイクラと同じような展開であれば、PSでも展開されるということにもなりえますので

PSにとっては最悪の事態は避けられる可能性はありますが、それでも売上が減るのは痛手でしょう。

また、MSに独占は卑怯と言っている手前、スイッチに展開することを大っぴらに批判することは

自家撞着を起こすことになりますから、MSとしては上手い一手を打ったなという個人的な印象です。

特に横槍が入らなければ、MSのAB買収はもはや既定路線でしょうから、その後が大事ということにもなるかと。

やはり、ソニーのジムと比べれば、上手なフィル・スペンサー。敵に回してはいけない人物ですねw


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