毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
スプラトゥーン3が圧倒的な売上を見せた289週目は、他のソフトの売上すらも
スプラトゥーン3が吸収したようなイメージがあり、スイッチ本体の売上が18.2万台となっていたが
スプラトゥーン3以外のソフトは、大体いつもと同じ売上本数が出ていたので
新規で購入した人は、大体スプラを買ったという認識で間違いないだろうと思う。
当然ながら気になるのが、初週193.4万本という売上での消化率。
これで赤以外の消化率であれば、どれだけ出荷したのかという話になるが
果たして消化率は80~100%になっていたのだろうか。
他の新作ソフトもランクインがあると思われるので、それと併せてのTOP30の結果を見ていきたいと思う。
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【ファミ通】2022年9月5日~2022年9月11日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2022年9月5日~2022年9月11日
というわけで、まずは恒例のTOP10からの消化率。
スプラトゥーン3は流石に、80~100%の消化率となり、市場に出した分のほとんどは
余ることもなく、売れたというレベルの消化率となっている。
この感じだと、出荷数はだいたい200万本程度ではないかと予想する。
もちろん正確な数が出されることは無いが、それにしてもこれだけの出荷を行っても
ほとんどが不良在庫化することもなく捌けるというのは、当然ながら
小売にとってもありがたい商品であることは間違いない。
プロコンなどのプレイを快適にするための周辺機器もほとんどが売れていたというから
今回のスプラトゥーン3旋風で、小売としてはかなり潤ったのではないかと思う。
9位に入っていたアリス・ギア・アイギス CS ~コンチェルト オブ シミュラトリックス~の
スイッチ版の消化率は、こちらはまずまずといったところ。
メーカー・小売の思惑通りの売れ方といったところではないだろうか。
元々の出荷数が少ないので、投げ売りされることも殆ど無いだろう。
11位以下を確認していく。まずアリス・ギア・アイギス CS ~コンチェルト オブ シミュラトリックス~の
PS4版が12位にランクインし、4000本程度売っている。消化率はまずまず。
NBA 2K23もランクイン。昨日触れたように、やはりPS版のほうが売れている。
スイッチ版もランキングには載っていて、その差は1200本程度。
しかし、この差はこのゲームにおいてはおそらく逆転することはないのではないかと予想している。
消化率はいずれも厳しい。この手のゲームはバージョンが上る前にDL版が
セールされるのが常になっているので、このゲームを買うようなユーザーは
最新データよりも、公式で行われるセールのほうを待っている可能性もある。
あとは26位にスチールライジング。27位に剣と魔法と学園クエスト。がランクインしている。
剣と魔法と学園クエスト。はやはり、スイッチ版がかろうじてのランクインといったところ。
消化率はいずれのタイトルも厳しく、小売は痛みを覚悟しなければ行けないレベルの売れ行きである。
直近発売ソフトの2週目・3週目というところでは、ラスアス1がなんとか
緑の消化率を抜けてはいるが、やはりフルリメイクでこの売上は寂しいと言わざるをえない結果になりつつある。
ソウルハッカーズ2も来週にはランク圏外になるだろうが、消化率がかなりまずいことになっている。
PS4版はまだしも、PS5版もおそらく小売の頭を悩ませるソフトとなっていることだろう。
地球防衛軍6だけが孤軍奮闘しているが、元々シンプル1500のタイトルだったこのシリーズが
今のPSの主力となっているということが感慨深い。
スプラトゥーン3が発売されたことによって、発売からずっとTOP30圏外に
落ちたことが無かったスプラトゥーン2がついに、TOP30圏外となった。
まぁ当たり前の話ではあるのだが、それにしても発売から4年1ヶ月半ほど
ずっとトップ30に居座ったスプラトゥーン2の実績を見れば
この3の爆発的売上は、予想は越えたとしてもポテンシャル的には納得できるというのが凄まじいなと思う。