出典:https://www.sie.com/jp/corporate/data.html


2013年に発売され、現在は次世代機にあたるPS5にユーザーの移行を

SIEは進めるということで、1モデル以外は全て生産終了をさせているPS4

本来であれば、PS5がPS4互換を持つため、PS4は早々と生産を終了させて

PS5の普及を最初から加速させる狙いがあったとは思われるPS5販売戦略だが

現時点では、日本ではまだまだ手に入らない状況が続いており、人気だからではなく

おそらくは半導体が必要十分に確保できず、日本ではなくアメリカなどの海外市場を

優先して出荷しているために、数が純粋に確保出来ていないと考えられる状況である。

また、転売にも目をつけられて東アジア圏の他の国に流されているなどと言った話もあるが

いずれにせよ、日本では今月の10日で発売から1周年となるにも関わらず

その普及ペースはPS4よりほんの少しだけ早いというレベルに留まっている。

PS4が当初スリムモデルやProなどが発売されていなかったことを考えると

ディスクレスで廉価なDE版が発売日当初からあるPS5では、そのことを勘案すると

国内では今までの歴代PSハードの中で最低の初動となっているとみなしていい状況になっている。


ソフトもPS5専用ソフトがほとんどなく、ファーストタイトルですら縦マルチで発売されている状況で

無理にPS5が要らない状況となっているので、まだまだPS4の需要もあると考えられる状況で

先日の四半期決算において、SIEが出してきた2021年度第2四半期のPS4の販売台数は

全世界でわずか20万台に留まっているという数字が出ている。

またこれは実際に新品で販売した台数だけではなく、ソニーの決算発表にはよくある

返品、新装整備品を含むという数字になっていて

これだと下手をすると第2四半期は全世界で5桁の売り上げになっている可能性すらもある状況となっている。


PS5がガンガン普及して、ソフトが売れていれば良いのだが

現実は正反対の状況となっており、PS5の普及は進まず、またソフトも売れない。

ソフトについては、国内ではPS4の縦マルチのほうが売れることがほぼ確定状況になっていて

PS5が手に入らない、PS4は生産がほぼ終わっていて出荷が殆どないという状況は

まさしく八方塞がりという状況に、今のPSは陥っている状況となっている。

国内でのハード・ソフトの売れ方を見る限り、PS5がPS4の代わりになれるのは

まだどんなに早くても一年以上かかると見受けられるし、下手をするともっと時間が

かかる可能性すらあるという状況でもある。その間にスイッチとXboxが着実に

ユーザー数を伸ばしていく状況になっている状況で、今回のこの数字が意味することは

PS5の一人負けという状況が色濃くなってきているということ。

PS5が売れていれば、SIEファーストゲームを縦マルチにしたり、あまつさえ

PCとのマルチにする必要もないわけで、現在のSIEのソフト戦略などの

動きを見る限り、事業として成り立たせていこうと考えているかも怪しいような動きになっている。

Vitaのときのように、肝心のファーストが一番やる気が無いように見えるPS5。

あと10日もすれば、発売から2年目となるわけだが、今後はどうなるだろうか。


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