毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
昨日のTOP10では、実に5年ぶりのマザーシップタイトルとなった
テイルズオブアライズがPS4・PS5マルチ合算で20万本という
PSのゲームとしては久々の朗報といった結果が出ていた。
全世界での出荷も100万本を越えたということで、見た目的には
なかなかの結果にも見えるが、実はマザーシップタイトルの前作となる
ベルセリアのPS3・PS4版を加えた合算の数字よりも売上は低く
また、マルチで前世代のPS・Xbox、そしてSteam同発マルチでの
発売でもあるので、100万本というのは正直評価が難しい内容ともなっている。
今回のアライズ以前は、ほぼ1年に1本のペースで出ていたテイルズのマザーシップタイトルと考えると
やはり、売上はそれなりのものを求められていたとも思うので、この結果がバンナム的には
どうだったのか?というのが、やはり気になるところではある。
ファミ通のTOP30での消化率が一つの指標になるであろうが、どんな結果となっただろうか?
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【ファミ通】2021年9月6日~2021年9月12日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2021年9月6日~2021年9月12日
まずは新作テイルズオブアライズの消化率であるが
個人的には意外であったが、PS4・PS5版ともに消化率は高くなっている。
この消化率なら、投げ売りはしなくても良いレベルの消化率である。
もっと潤沢に出荷を行っていると思っていたのだが…逆を言えば
今のPS4・PS5市場ではこれぐらいの売上というのをある程度見越していたということになる。
いくらマルチで発売とはいえ、正直メイン市場と思われるPSでもこれしか出荷していないという
状況であるということで、数値的にこれでいいのか…?とも思ってしまうような数字となっている。
少なくとも、1年に1本ペースで出していた時の売上を参照に出荷するのであれば、間違いなく
控えめな数字なのだが、バンナム側も今のPS市場では売上が見込めないと判断したと考えるのが妥当なのだろう。
今後シリーズを続けていくのは間違いないだろうが、次回作はいつ頃発売で
どれだけの売上を予測して作るのかが見ものではある。5年の間ではちょうどスイッチが
まだ世に出始めた頃ということになるが、今のスイッチの国内市場での隆盛をみて
次回作はどんなプラットフォームを選択するのかが、今の時点でも気になったりする。
おすそわけるメイドインワリオは、案の定というかいつもの任天堂的な出荷状況。
この初回出荷分を徐々に売っていくのが、もはや任天堂の常套手段となっている。
年末商戦で確実に数字が出るタイトルだと思われるので、今の時点で焦って
投げ売りするようなタイトルではないことは間違いない。
イースIXは案外出荷していないのか、消化率は緑バーになっていない状況となっている。
流石に、過去シリーズを出さず8と9を出すこと自体が、そこまで注目を浴びないことを
今までの軌跡シリーズなどの売上から学習しているのかもしれない。
いずれにせよ、中途半端だなぁと言うのが個人的な印象となっている。
TOP11以降は、幾つかの新作もランクインしている。
まずはNBA 2K22であるが、PS版もスイッチ版もランクインだが
予想通り、PS版のほうが売れているという結果が出ている。
FIFAなどのゲームはPSが強いことが既に経験則でわかっているので
不思議の無い結果になるが、最終的にはどれくらい売り上げるのか。
消化率はやはりスイッチ版が厳しくなっているのと、後で確実に大幅な値下げが
行われることも確定しているようなタイトルなので、スイッチ版は投げ売りが行われるかもしれない。
F1も入っているが、こちらは消化率が厳しいので、投げ売りが行われそう。
あとはマルチで発売された、ソニックカラーズアルティメットもスイッチ版だけが入っているが…
消化率を見る限りだと、大爆死と言って間違いない。ランクインしていないPS版などは
もはや目も当てられない状況になっているのではないだろうか…。
他のいつものソフトは大体顔ぶれが一緒だが、フィットボクシング2の
最近の安定感が半端ないなと思ったり。アニメ化もするのでまだまだ売上を伸ばすのは確定で
20万本ほど国内のパッケージだけで安定して売れるのではないかと予測している。
今年の年末商戦にはアタッチメントを追加した、新パッケージも出るわけで
リングフィットとともに、定番のフィットネスタイトルの地位を確実に築いたと言える。
いつの間にか、アソビ大全・マリオ3Dがじわじわとミリオン接近、スーパーマリパ・ブレワイは200万間近、リングフィットは300万、スプラ2は400万圏内、そしてあつ森はもうすぐ怒涛の700万‥‥‥と、相変わらず景気のいいスイッチ市場だなあと思います。
テイルズはゲームの出来は結構良いと聞く一方(5年ぶりの据え置き新作ですから、ここでポカをやったらシリーズが危ないので当然ですが)、前世代機版が新世代機の3倍売れる市場というのは、やっぱりいびつというか閉塞感を感じずにはいられません。
個人的にはスカイウォードソードが(リメイクとしては立派な数字とはいえ)もっと売れてもいいのに、と思ったりします。 オリジナルはいろいろ不幸な巡りあわせで36万に留まっていたので、DL込みで上回るのは確実でしょうけど‥‥‥
本来ミリオン狙えるポテンシャルが充分あるのになあ、とちょっと惜しい気分です。
任天堂ソフトの定番群はもはや盤石の安定感がありますよねぇ。
さらには主力ではない、中堅ソフトがまた安定した売上を出せるので
やはり任天堂は最強のソフトメーカーでもあるんだろうなと思う次第です。
あつ森なんかも700万が現時点で見えているのですさまじい強さだなと思います。
テイルズは確かに近年のソフトではそれなりの結果ですが、テイルズシリーズ全体でみると
やはり売り上げは落ちていて、今回のソフトの後にまた間が空けば
正直これぐらい売れたところで、雀の涙というところではないかなと思いますね。
同発マルチで、PS5版のほうが安定して売れるようになるのはどれくらい先になるのでしょうね。
スカイウォードソードは日本での売り上げは、大きくはなっていませんが
世界規模ではすでにあのWii版の売上を越える記録を出しているので心配はなさそうですね。
日本ではブレワイがいまだに頑張っているのと、続編がスカウォ的なものをにおわせているので再度売り上げが伸びることを期待したいですね。