毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
昨日の結果で、発売から222週、5月いっぱいで国内の累計販売台数が
2000万台という大台に乗ったニンテンドースイッチ。
任天堂の据置ハードでは、歴代最高の売上を更新しており、国内での
据置ハードの最高記録は、あとはひとつ上にPS2があるだけの状態となっている。
そのPS2もおよそ2200万台ほどの数値となっていて、今のスイッチの売上状況からすれば
この数字は年内に更新するのがほぼほぼ確実といったところまで来ている。
本体が売れることによって、当然ながらソフトも販売が好調となっている。
週販で追えるのはパッケージのみの記録だが、DL販売も好調なようで
スイッチ市場は、まさにメーカーにとっては魅力的な市場になっているのは間違いない。
昨日の速報でもトップが発売2週目のミートピアだったということもあり
やはり任天堂ソフトの盤石さが、際立っているのは間違いないだろう。
他のサードのソフトも有力タイトルや、ロングセラーなタイトルが増えてきており
スイッチ市場の盛り上がりはまだまだ続くことだろう。
昨日のTOP10では、新作はPS4で発売されたバイオミュータントのみであったが
他の新作タイトルなどはどうなっていただろうか。TOP30の結果を見ていきたいと思う。
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【ファミ通】2021年5月24日～2021年5月30日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典：ゲーム販売本数ランキング 集計期間：2021年5月24日～2021年5月30日
まずは恒例の新作消化率。2位に入ったバイオミュータントは
出荷分は大体売り切った感じで、この消化率であれば投げ売りされることはないかなと思われる。
他の新作ソフトでは、まずワールズエンドクラブが19位にランクインしているが
消化率がかなりまずいことになっている。ニンテンドーダイレクトでの紹介があったので
強気の出荷を行ったのではないかと推察されるが、予想以上に売れなかったといったところだろう。
評価は既に固まっているようであるし、やはり元々の制作者がそこまで一般的に
人気のあったタイトルではない、どちらかというとコア向けなタイトルを多く手掛けている
人選ということも合って、スイッチの客層に無理やり合わせて逆に失敗してしまった
パターンのような気がする。これは小売側としても投げ売りするような消化率である。
ユーザーが多いスイッチ市場とは言え、ゲームに対する目はかなりシビアでもあるため
粗が見えるようなゲームだと、このような結果も当たり前のように出てしまうのが
そこまで甘くないといったところでもある。やはり、ちゃんと市場の需要があるタイトルを見極め
それにあったゲームを出して初めて成功もついてくるということだろう。
一方で特にニンテンドーダイレクトで紹介されたわけでもない
日本一の探偵撲滅が、ワールズエンドクラブとそこまで大差ない数字売れている。
このタイトルはPS4とマルチだったので、PS4版はさっぱり売れなかったということだろうか。
消化率もワールズエンドクラブよりはよく、まぁいつもの日本一といったところだが
日本一は日本一で、ある程度その立ち位置をスイッチでも確立しつつあるということなのかもしれない。
値段設定をもう少しゆるくすれば、もうちょっと売上も上がるような気はするのだが…。
あとは乙女ゲーのParadigm Paradoxもさりげなく26位にランクイン。
初週のみなのはいつもどおりだろうが消化率を見る限りでは、メーカーの狙い通りといったところか。
2週目のアンジェリークもかろうじてTOP30圏内に踏みとどまって、消化率も
ほぼ出荷分はさばいた形となっているようだ。少なくともメーカーが想定した
数は売れたということで、今後ネオロマンスもまだまだ展開されていくのではないだろうか。
それ以外のランキングはいつもどおりといったところだが、Fit Boxing 2が
かなり安定しているなという最近の印象がある。リングフィットが売れている限りは
こちらのタイトルも暫くは安定した売上を残しそうだ。
こういうロングスパンのタイトルがスイッチには時々出てくるのがまた面白いところである。
