管理人が当ブログを更新する際に、バックグラウンドで流している
ゲーム音楽を紹介するだけのコンテンツの第68弾。
無事チャンネル登録が1000人を越えたので、今はリクエストなんかも受け付けながら
今日もゲーム音楽の布教に精を出す管理人。普通のゲームの話題に比べて
やはりゲーム音楽はニッチで、このブログでもなかなかアクセス数が集まらないのだが
好きなものは好きなんだからしょうがない!という、どこかのアレなタイトルっぽい
開き直りをかましたところで、今日の一曲の紹介に移りたいと思う←
そろそろ導入部のネタもなくなってきたなぁと思いつつ、今日も一曲ゲームミュージック!
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No.67 NES SILVER SURFER Level Theme 1
68曲目に突入したこの企画。相変わらずネタ的に結構マイナーなところを拾ってきてみた。
今回は日本未発売、アメコミキャラを主人公にしたSTGであるNESタイトル
シルバーサーファーより、Level Theme 1を紹介する!
のっけから凄まじい厚みのある音で始まるこの曲を作曲したのは、ゲーム音楽好きには
非常に有名なフォリン兄弟の弟であるティム・フォリン氏が作曲している。
この楽曲のすごいところは、拡張音源は使っておらず(海外仕様のNESがそもそも拡張音源を使えない)
一般的なファミコンの限界である3音+ノイズで曲が作られているということ!
いったいぜんたいどうすれば、こんな重厚な音を奏でる最高同時発音数3音+ノイズの
曲が作れるのかという、割と本気で首を傾げてしまう一曲となっているw
日本未発売であることと、非常に高難易度のクソゲー判定がされているタイトルのため
かなりマイナーな部類に入るゲームなのだが、この楽曲があまりに凄すぎて
一部で有名になっているタイトルだったりする。ティム・フォリン氏は日本で発売している
ゲームにはあまり楽曲がないのだが、日本では1990年に発売したソルスティスが
ティム・フォリン氏が音楽を制作したタイトルとして知られている。
ソルスティスのOP曲は、マジでファミコン音楽界のオーパーツと言ってもいいぐらいの
凄まじい完成度を誇るので、興味があればぜひそちらも聴いてみていただきたい。
前々回のタートルズの記事でも思いましたが、本当にFCのスペックでなぜこんなに分厚い立体的なサウンドを鳴らせるのか‥‥‥ただただ不思議です。
音を激しく揺らして疑似残響感?を出してるのがとてもインパクトがあります。 ソルスティスの方も、また違った味わいがあるなあと感じました。
以前レトロゲーム雑誌でV-Rally3というゲームについて、GBアドバンスなのに32ビット機並みのポリゴンレースを実現しているのを「狂気の沙汰」と評した記事がありました。
欧米のゲームって、時々こういう化け物じみたものが出現しますね‥‥‥(日本だと片寄らず全教科で水準点を取るのが推奨されがちなのに対し、あちらはスペシャリストになることが評価される教育のせいでしょうか)
ティム・フォリン氏の音楽はFC音楽界のオーパーツなどとゲーム音楽好きからは言われますねw
ファミコンが3音+ノイズの最大でも4音同時しか出せないことを考えると驚異的な表現力ですよね。しかも、NESは拡張音源が使えないので間違いなくその制約で作っていると…そりゃオーパーツ扱いされますわw
昔のゲームはプログラマーが入れられるところが限られていたので、知恵の出し合い的なところがあったみたいですね。
容量ギチギチに入れてて、音楽の1小節分だけ容量を確保したいとか、色々と涙ぐましい努力があったようです。
しかし、その制約が却って色々な技術を生んだのだと思いますね。岩田社長の逸話とかもすごいのがたくさんありますし。