かつては、ゲームハードホルダーとして任天堂やNECと家庭用ゲームハードでの
競争を行った会社であり、現在はサードパーティとして各ハードに
ゲームを供給する立場のメーカーとなっているセガ。
会社としては娯楽産業としてはかなり老舗な部類に入る、日本娯楽物産が前身となっており
1960年代中頃から業務用の娯楽機械のリリースなどを行っており、1983年、任天堂がファミコンを
発売した年と同年同日(1983年7月15日)にSG-1000を発売し
以降、任天堂とともに日本の家庭用ゲーム業界の礎を作っていく会社となる。
その後、任天堂に対抗する形で幾つかのハードを発売し、最終的に1998年に発売された
ドリームキャストを最後に、ゲームハードホルダーからは撤退し、その後はセガバンダイなどの
合併話が持ち上がり、大きな話題にもなったが、結局の所サミーに吸収される形で決着。
今現在は株式会社セガとして、国内大手のサードパーティとしてゲームリリースを行っている。
かつてはゲームハードホルダーで、海外でも場所によっては任天堂以上に支持されていた
メーカーでもあったが、サードパーティになってからはどうにもパッとしない状況が続き
特にこの3~4年の間は、特に印象が薄く、発売するゲームもそこまで話題にもならないことが多い。
一部話題になったゲームがあっても、だいたい悪い方向での話題になっており、かつて
メガドライブ時代の輝いていた頃のセガを知る古参のゲーマーからは、今のセガの体たらくを嘆く声も多い。
長年ゲーム業界にて一線級であったため、知名度のあるキャラも幾つか持っており
特に一時は海外では、あのマリオすらも超えるのでは?という人気を博した
音速のハリネズミこと、ソニック・ザ・ヘッジホッグのようなIPも持っているが
現在のセガにとっては、言葉悪く言えば、宝の持ち腐れ状態にもなっている。
セガのIPの活かし方は、社員にすら下手と言われるほどであるが、そのセガがかつて発売し
一時はブームを巻き起こしたタイトルの製作者だった人物がこの度セガを退社したということを報告している。
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『電脳戦機バーチャロン』を制作した亙重郎氏がセガを退職したことが明らかに!
先に貼ったリンクは、電ファミニコゲーマーにて漫画家の田中圭一氏が
不定期連載をしている若ゲのいたりへのリンクであるが
リンクを貼った先の紹介タイトルである、セガの電脳戦機バーチャロン…今回は
このタイトルを制作したメイン開発者の一人であった亙重郎氏(わたりじゅうろう)が
セガを退社したことを自身のツイッターで報告し、国内のゲームメディアもその退社を取り上げている。
ご報告です。
亙は2末をもって株式会社セガを退職いたしました。
在職時は多くの方々にお世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!— 亙 重郎 (@WATRIX_2021) February 28, 2021
2021年3月1日,ゲームプロデューサーの亙 重郎氏が,2021年の2月末をもってセガを退職したことを報告している。
亙氏は,1995年12月にアーケードゲームとして登場した「電脳戦機バーチャロン」の生みの親で,その後も同シリーズのプロデューサーを担当。2018年には,小説「とある魔術の禁書目録」とコラボした「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」(PS4 / PS Vita)の開発も手掛けている。
後半の引用記事にもある通り、1995年にアーケードで専用筐体とツインスティックを使ったその独特な操作感で
アーケードゲーマーに好評を博した、電脳戦機バーチャロンの生みの親の一人である
亙氏がセガを退社ということになった。バーチャロンシリーズは一作目がアーケードゲーマーの間で
大きな話題となり、セガサターンに家庭用移植が行われ、その後続編としてオラトリオ・タングラム、フォース。
そしてマーズと言ったタイトルが発売された。シリーズとしては2003年のマーズ以降
長い休眠期に入るが、家庭用に何度かこれらのタイトルがオンライン対戦対応版として
移植が行われており、その際にチャロナー(バーチャロンをプレイするファン)から歓喜の声が上がっていた。
それからまたしばらく音沙汰が無くなり、その間も熱心なチャロナーに復活を待望されていた。
2018年にそのバーチャロンの完全新作が発売されたが、まさかの人気ライトノベルの
とあるシリーズとのコラボとなる、とある魔術の電脳戦機が
PS VitaとPS4のマルチで発売されたが話題にはそれなりになったものの、売上としては芳しくない結果が残ってしまった。
このコラボ自体に嫌悪感を催すチャロナーもおり、久々の完全新作でありながら、ユーザーからも
コレジャナイという形で見放されてしまったタイトルとなってしまった。
そのとある魔術の電脳戦機にも関わっていた亙氏であったが、バーチャロンとしては
それを最後に、今回のセガ退社になったということになる。
2003年に発売されたマーズから、15年の時を経て発売したバーチャロンが不評で
それ以降はセガのタイトルで亙氏の名前を聞くことは無くなっていた。
とある魔術の電脳戦機が不評だったからというわけではないだろうが、今回の亙氏の退社については
今後のバーチャロンシリーズの展開は絶望的なものとなる話ではないかと思う。
残念ながら、昨今のセガの惨状を見るに、今後もセガの迷走は続くのではないか…
そんな風にもユーザーに思わせる、今回の亙氏の退社ではないだろうか。
本文中のリンク先の田中圭一先生による再現マンガは興味深かったです(こういうイノベーションを上司が妨害する例って多いですね‥‥‥ 初代ロックマンも、当時流行りの版権物でないことで社内でボロクソに言われまくったとか。 任天堂関連ではほとんど聞きませんが)。
それにしても、セガの現状はかなり心配です。 かつてサターンの立ち上げ時は自社タイトル中心で一時トップハードを狙う勢いがあったり(スクウェアのPS移籍発表までは)、ドリキャス時代も全ジャンルをほぼカバーするなど、あの時代はソフトメーカーとして飛び抜けた総合力がありました(一方の任天堂は、個々のソフトの重量感は半端なかったですけど)。
ソニックの中裕司氏も随分前に離脱していますし、あの頃のセガとはかなり体制が変わっってしまったのでしょうか(リストラ用の追い出し部屋が設けられ、組合の抗議のビラが食堂に張られている‥‥‥なんて噂話をネットで読んだことも)。 大事な資産であるサクラ大戦は新サクラ・サクラ革命と続けてしくじってしまった印象です‥‥‥
遊楽舎さんの動画によれば、〇ナミとは比較にならない懇切丁寧なゲーセン対応ということで、まだかつての長所が全て失われたわけではないと思います。 このまま「倒れたまま」なのは凄く勿体ないというのが正直な気持ちです。
若ゲのいたり、最近更新が無くて寂しいんですよね…。
田中氏もかつては業界人だったそうで、読み物として興味深いのですが。
何事も新しいことをやるときは、会社である以上反対する人も出てくるのは当然でしょうね。
特にゲームは保守的になりやすいのが、各メーカーのゲームを見ているとよくわかりますが、その中で任天堂はやはり異質とも言えるやり方を貫いていますね。
セガについては、恐らくメガドライブ辺りのディープなセガファンからすれば、今の現状は本当に歯がゆく寂しいものであるのは間違いないでしょうね。
良い意味でバカなことをやるセガはもういないのだなと思いますと、セガサターン好きだった管理人も寂しくはあります。
セガについては全盛期の社内の某ルームだったり、結構黒い噂がありましたよね。
火のないところになんとやらといいますし、ある程度は事実だったのでしょうね。
そんな社内の雰囲気があれだけの尖ったゲームを生み出していたのかもしれません。
とにかく、ここ最近のセガは本当にやること為すこと駄目と言った印象が強くアーケードの撤退なども相当大きな話で、なんというか今のセガは死に体だと思っています。
アトラスのほうもゲームのセンス自体は相変わらず尖ったものがありますが、いかんせんゲームの開発が致命的におそすぎると言った体質は変わっておらず、このまま行くとジリ貧だろうなと思います。起死回生はありうるのでしょうか。
「競合ブランドが真似できないものがある。それは組織だ。組織のメンバーや文化、伝統的活動、資産、能力などは唯一無二であるがゆえに真似できない」デービッド・アーカー
組織としてのセガはもう昔とは別ものになってしまったから、残念ながら復活は難しいでしょう。
重い言葉です。任天堂は古川社長のインタビューなどから、いい意味で変わっていないと思いますが
セガは某龍の責任者の人とかが降格されたりして、どうにも内部は更にズタボロではないかという印象を受けます。
確かに余程の変化が起こらなければ復活は難しいと思うのは同感です。
かつて、ハードメーカーとして辛酸をなめた時期のセガを忘れていなければ・・・という思いでしかない人もいらっしゃるかもしれないですね。IPの活かし方が下手というのは、今も昔もあまり変わってないようにも思えます。ある意味、奥成洋輔氏の担当プロジェクトが最後の砦のような気がします。
歴史にIFがないのを承知でいいますけど、セガ・サターンの時代にも、しロンチタイトルに(2D、3D問わず)ソニックシリーズがあったら、もし(オンラインではない)ファンタシースターのシリーズが続いていたとしたら・・・また違ったことになってた可能性もあったのではないかと思います。
以前から業界再編の話をしてますけど・・・
IPのジャンル被りは幾つかありますけど、セガサミーグループとバンダイナムコグループが手を組むべきではないかな?とは思います。
この辺りは思うところはありますけど、これ以上はツッコミされない限りは止めておきます(苦笑)