毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日の更新となっている。
昨日更新した速報では、1位と2位が先々週と同じ順位となり
桃鉄とゼルダ無双の好調が維持されているのが明らかとなった。
また他の定番スイッチソフトも売れ続けており、いつもの年末商戦になってきたなぁというところ。
その一方で次世代機を発売したPS5とXbox Seriesはというと
前者が慢性的な品不足、そして後者はoneの時の失敗を挽回出来ていない…と言った状況である。
やはり今世代も日本ではPSのほうがXboxより売れそうな形になっているが
今のPS5は前世代のPS4と比べると、明らかに勢いが無いのも事実で
日本市場では、これからよほどのことがない限りは、スイッチ一強市場が
これからまだまだ続くであろうことが予想される内容となっている。
PS5はDEも含めて4万台以上を売っているが、一体どこにそれだけ売っていたのかというレベルの
何やら怪しげな数値でもあり、それを裏付けるかのようにPS5のソフトは
TOP10に一本も入っていない状況となっている。
次世代機が発売されることによって、もう少し市場に彩りが出てくるかと思ってはいたが
少なくとも現時点では肩透かしと言ったような静かなロンチとなっている。
TOP10はPS5が出る前と出た後でも変わらず、相変わらず任天堂無双状態で
PSのソフトはCoDの1作に留まっていた。本日更新されたTOP30では果たして
PS5のソフトのランクインがどれだけあるか。そしてどれだけ売れているか?
そんなところも気になる196週目の結果は見出しのあとで。
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【ファミ通】2020年11月23日~2020年11月29日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2020年11月23日~2020年11月29日
まずは恒例の新作消化率から。太鼓の達人のRPGは初回出荷分がまだまだ
在庫有りと言ったところだが、これもジワ売れで伸ばすタイトルなので
まぁ最終的には初回出荷分は売れるのではと予想している。
また昨日の記事で取り上げたゾイドワイルド インフィニティブラストは17位にランクイン。
消化率的には結構厳しい感じがある。年末商戦でどれだけ売上を伸ばせるかが鍵だろう。
PS4とVitaで発売したガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団が
15位にランクインして、消化率もそこそこの結果が出ている。
流石にVita版がランクインしてくることはなかった。もうVitaは忘れられたハードとなりつつある。
他のタイトルの動向を見ると、まずマリメ2がいよいよミリオン秒読みという段階にきている。
間違いなく、今年中にミリオンタイトルになることが確定の数字となっている。
またサクナヒメがPS4版・スイッチ版とほぼ同数の売上になっているが
これは予定された分がほぼ両機種とも完売したと考えるのが妥当なところだろうか。
スイッチ版は先週TOP30にも入っていなかったので、追出荷が早めに行われたのかもしれない。
(12月が次回入荷予定となるという話もどこかで見た気がするが、予定を早めたのかも?)
いずれにせよ、サクナヒメのポテンシャルはまだまだあると考えられるので
年末商戦に向けて出荷ができれば、もっと数字が伸ばせるのは確定だと思う。
ブレスオブザワイルドが先週に引き続き、ジワジワと売上の本数を伸ばしている。
やはり厄災の黙示録効果が大きいというところだろう。続編が出てまた売上が上がるという
好循環を繰り返すはずなので、まだまだブレスオブザワイルドが30位圏外になることはなさそうだ。
また、久々にパワプロがTOP30圏内に返り咲き。気づけば25万本近く売り上げており
絶好調の桃鉄と合わせて、コナミからは景気の良い話が次の決算で聞こえてくるかもしれない。
そして絶望的なのがPS5のソフトのランキングが、予想通りスパイダーマンしかないということ。
しかもかなりギリギリの圏内維持で、来週には存在が忘れ去られてしまう可能性もありそうだ。
DEバージョンがDLのみなので、実質ディスクを入れてプレイするPS5通常本体購入者が
ソフトを買うわけであるが、2.8万台売れているのにランキングに入っているのが
スパイダーマンの2.9千本だけとは…PS5になっても、PSには良くある本体台数>ソフト総売上という
謎の売り上げ傾向が、ロンチからいきなり起こっているのはもはや不審感しか覚えないが…。
いずれにせよ、今年いっぱいの予定表を見る限りは、PSはあとはサイパン2077ぐらいしか
注目ソフトが無いので、今年の年末商戦は恐ろしいぐらいにスイッチ無双になる可能性がありそうだ。
タイレシオ
Switch ソフト393653÷ハード145178=2.72
PS5 ソフト2972÷ハード40459=0.07
山内社長はPS2の時代にハードがソフトより売れるいびつさを指摘してたが、極限までいった感がある。
デジタルエディションを除いたPS5通常版の売上が28202台ですが
それで計算したとしてもタイレシオは0.1をわずかに上回るだけなので本当にひどい有様です。
どちらかの数字がおかしいと考えるべきなのかもしれません。
そうなるとまず本体販売台数がおかしいということになるでしょうね。
パワプロが龍が如く7よりも売れてる…
やはり一般層に強いタイトルが売れるということですな。
それにしても龍も落ちぶれたものです。