1989年にGBで、当時のスクウェアがゲームボーイ初の

RPGタイトルとして発売したタイトルである魔界塔士Sa・Ga


ファイナルファンタジーで徐々に知名度を上げていたスクウェアが

GBで出したこのタイトルは、当時のRPGではほぼ常識状態であった

レベルを取っ払い、選べる3つの種族(人間・エスパー・モンスター)で

成長のしかたがそれぞれ違うという、今見ても意欲的な作品となっていた。

当時の既存のRPGにとらわれない自由奔放な作品となっていて

ゲームとしてはかなり尖っているタイトルでもあった。


魔界塔士Sa・GaはGB初のRPGであったことと、その独特な世界観が支持され

売上は国内で110万本のミリオンタイトルとなっている。

その人気を受けて、シリーズ化される運びとなり、同じGBで計3作が発売。

その後、SFCにロマンシングサガシリーズとしてこちらも3作が発売。

PSにプラットフォームを移してサガフロンティアシリーズ、PS2に移って

アンリミテッドサガ、初代ロマサガのリメイクであるミンストレルソング、そして

Vitaで発売され後にスイッチなどに移植されたサガスカーレットグレイスが発売されている。

その他、スマホで展開されているタイトルがあるがここでは省略する。


スクエニの看板RPGタイトルであるFFと比べると、その出来はかなり尖ったものとなっており

通常のプレイ方法では、最後の最後で詰んでしまうことも平気であり得るタイトルとなっていて

正直、万人受けするタイトルではないと言えるシリーズであろう。

しかし、その尖ったゲーム性故に熱烈な固定ファンがついているタイトルにもなっていて

新作の情報が出ると一定の話題になるタイトルともなっている。

最近の家庭用での一番新しい動きは、9機種マルチという展開をされた

SFCで発売されたロマンシングサガ3のリマスター発売である。


【朗報】『ロマンシングサガ3HDリマスター』が追加要素ありで11月11日に発売決定!


ロマサガのリマスターはそれ以前に2のリマスターが発売されていて

こちらもスイッチに後発で発売されていたりするが、ロマサガ3のリマスターも

それと同じ流れで発売され、それなりの売れ行きを見せている。

SFCのロマサガは特に日本では、当時のスクウェアRPGの代表作として

触れた人も多かったと思われるため、納得のHDリマスターとなっていたが

ここに来て、先にも触れたPSのサガシリーズであるサガフロンティアも

この度リマスター化され、来年夏に発売されることが決定となった。


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『サガフロンティア』HDリマスターが2021年夏に発売決定!ヒューズ編の追加も確定!

PSで1997年に発売され、新たなサガシリーズとして展開されたサガフロンティア

初代ロマンシングサガと同じように、フリーシナリオを採用しており、7人の主人公から

一人の主人公を選び、他の主人公やサブキャラクターたちを仲間にしながら

それぞれのシナリオの目的を果たすタイトルとなっている。

仲間も最大15人まで連れていくことが出来、連携システムなどの面白い試みが幾つかなされていたが

それと同時に、ゲームで様々な事情でお蔵入りになっている部分があり、案はあったものの

最終的に実装されなかったものが幾つかあった。この採用されなかったものについては

当時発売されたサガフロンティアの攻略本である、裏解体新書(通常の解体新書では掲載しきれなかった裏情報などがある)にて

存在が公にされており、ファンにとっては幻のシナリオとなっているものであったが

その没になった案を追加したサガフロンティアのリマスターが来年の夏に発売されることが決定とのこと!

 本日2020年11月28日(土)に配信された『ロマンシング サガ リ・ユニバース』のWeb番組“2周年祭 公式生放送”にて、『サガ フロンティア』が2021年夏にHDリマスター化されることがサプライズ発表された。

 『サガ フロンティア』は、1997年にプレイステーション用ソフトとして発売された『サガ』シリーズの1つ。7人の主人公にそれぞれ別のシナリオが用意されており、多彩な仲間キャラクターと種族ごとに異なる成長方法、フリーシナリオシステムなどによって自分だけの物語を楽しめた。

 シリーズおなじみの“閃き”に加えて、新たに仲間と技や術を連続して繰り出す“連携”が実装。バトルがさらにドラマティックに進化している点も魅力の1つだ。

『サガ フロンティア』HDリマスター版発売決定! ヒューズが8人目の主人公として追加

 HDリマスター版では、8人目の主人公シナリオとなるヒューズ編が追加要素として用意されているという。ヒューズは、1997年のオリジナル版発売当時に8人目の主人公として企画されていたが、諸事情によりシナリオがカットされてしまったキャラクター。“8人目の主人公になりそこねた男”として、書籍『サガ フロンティア 裏解体新書』内で彼がメインの小説“クレイジー捜査日誌”(ベニー松山氏執筆)が掲載されたこともある。

 そんな彼のルートが、24年の時を経てついに本編に実装。ヒューズ編のシナリオは『サガ』シリーズ総合ディレクターの河津秋敏氏と、ゲームライター・小説家のベニー松山氏が手掛け、作曲家の伊藤賢治氏による新曲も収録される。対応機種は、プレイステーション4、Nintendo Switch、PC(Steam)、iOS、Android。なお、PS5の後方互換機能により、PS5上でPS4版を楽しむこともできる。

『サガ フロンティア』HDリマスター版発売決定! ヒューズが8人目の主人公として追加
 その他の新規要素として、倍速機能などが追加され、より快適に遊べるようになった。さらに、当時は未実装となったアセルス編の幻のイベントも実装される。

 また、当時のイメージはそのままにグラフィックのクオリティをアップ。キャラクターはもちろん、背景やモンスターは高解像度に描かれ、メニュー画面は、より見やすく快適にデザインがリニューアルされている。

 公開された映像では諏訪部順一さんがヒューズに声をあてていたが、ゲーム内にはボイスは実装されないようだ。なお新主人公のヒューズは、7人のうちの誰かをクリアーすれば選べるようになるとのこと。


元々はあった案をそのままゲームに落とし込むだけなので、リマスターとは名付けてあるものの

やはり幻になってしまったヒューズ編や、追加シナリオが出来るのはある意味リメイクと言っても良いのかもしれない。

今回もスマホやPCがマルチプラットフォームのリリース先に入っているので、出来については

やや問題が出てくる可能性はありそうだが、下手なリメイクではないのは今のスクエニでは朗報と言って良いのかもしれない。

ヒューズ編の追加やアセルスのイベント実装は当時の資料が残っているということなのだろう。

あと個人的にはイトケンによる新曲も追加されているとのことで、そちらも興味があったりする。

なにせサガフロンティアは、バトル曲のイトケンと言われているイトケンの関わったタイトル群の中でも

群を抜いて戦闘曲が多いタイトル(通常戦闘・イベント戦闘複数の他、各シナリオのラスボス曲まで全て専用曲)なので

こちらに追加される新曲…ヒューズ編のラスボスの新曲などもあると思われるのでこちらも楽しみである。

発売は来年夏とまだまだ先であるが、それなりのリマスターにはなると思われるので続報を楽しみにしたいと思う。


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