1986年、スーパーマリオブームで人気絶頂のファミコンで
エニックスから発売されたタイトルであるドラゴンクエスト。
チュンソフトの中村光一氏と、アーマープロジェクトの堀井雄二氏がメインで
制作した和製RPGタイトル。もともとは海外産のRPGであったウィザードリィに衝撃を受けた堀井氏が
日本にもRPGを広めるべく、様々な要素をできるだけわかりやすく一般にも受け入れられやすい
形でRPGを編集して制作されたタイトルで、その堀井雄二氏の狙いは見事に成功する。
ドラゴンクエストは、後にJRPGというジャンルを代表する1作となり、今もシリーズが
オールドゲーマーのみならず、新規ユーザーもまだまだ獲得しているタイトルとなっている。
ドラクエで堀井雄二はいかに“編集”したか?――初代ドラクエの「1泊2日観光ツアー」革命【ゲーム語りの基礎教養:第二回】
ドラゴンクエストの大ヒットから、日本では雨後の筍のように剣と魔法のファンタジーRPGが
様々なメーカーから多数発売され、その系譜から外れたひねくれたタイトルも幾つか出た。
しかしやはり日本でのJRPGの土台は、ほぼ全てこのドラクエで確立されたものを
踏襲している状況となっており、まさに日本でのRPGの原点的タイトルであることは誰も疑うことはないだろう。
そのドラゴンクエストは、来年で発売35周年を迎える。
制作メインのスタッフは、今もなお健在で今後まだまだシリーズが
作られていくのは間違いなく、今の時点でも制作が判明している
新作が複数あるが、来年の35周年に於いて、様々な情報が発表される…
そんなことが堀井雄二氏自身によって言及されている。
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堀井雄二氏『来年はドラクエ35周年ですので色々発表出来ると思う』
今年はスーパーマリオが35周年。そして来年はゼルダも35周年だったりするが
同じく日本では存在が大きいドラクエシリーズも来年で35周年を迎えることになる。
今年のスーパーマリオが35周年の節目で様々なゲームを展開したが
ドラクエほどのIPとなれば、日本では様々な情報が展開されるのは必然であろう。
それを予告するように、堀井雄二氏が10月30日に配信された
ドラゴンクエストX秋祭り2020のフィナーレで来年のシリーズ35周年に言及し
様々な情報が発表できると思うということを自身の口から語っていることが確認されている。
堀井氏にとっても感慨深いであろう35周年。
前回の30周年の時は、30周年内での11の発売というのが目標になっていたが
最終的に11が発売されたのは、2017年であった。
そんなこともあって、12の発表やら発売やらは35周年のうちにどちらかしたいのではないかと予想したりしている。
まぁスクエニお得意の発表する日の発表…みたいなこともありそうだが…
それでも、現時点でモンスターズの新作だったりダイ大のゲームだったりも動いているわけで
来年形になるゲームも幾つかあるのではないかと思う。
スクエニなので、相変わらず期待値は低いが、一つぐらいはサプライズがあるのではないか…
少しばかりの期待はするとしよう。